モンゴルだるま@モンゴル語通訳・エコツアー仕掛け人兼業遊牧民です。

今日はブログもフェイスブックもテレビもネットニュースも、3.11の震災から1年ということに話題が集中していますね。

被災地の人々にとっては、全然、「復興」が進んでいるようには思えないといった声がたくさんあります。
できることから少しずつ、と何とか再建させようと奮闘している人もいれば、「せっかく立て直しでも、また津波や地震に襲われたらどうしよう」と将来への不安で踏み切れない人もいらっしゃいます。


海外在住で、大した被災地貢献もできない私が書くのは無責任なようで心苦しいのですが、私は日本人の底力を、根拠はないんだけど、ずっと信じているんですね。

3.11以降の日本人の奮闘ぶりや、海外からの支援などの様子を見聞きしていると益々、日本ほど、こうした災害から立ち直れる国民はいないだろうと、自信を持っているのです。

フェイスブックで私が大好きな「笑ったらシェア!」というフェイスブックページがあります。
それはいっつも、何かしら「クスッ」とか「ブハッ」とかいう感じの笑いをもたらしてくれるトピックなんだけど、今日は、何かしんみりと、だけど、希望が持てるトピックが多いです。

その中で、被災地・福島県南相馬市の少女合唱団「MJCアンサンブル」の「Pray]っていう歌があります。
ホームページは
コチラ「MJC -Emsemble Web Site」


「あきらめることをあきらめた」



透明すぎるくらい透明で凛とした歌声は、ほんとにたおやか。
歌も笑顔も忘れてしまうくらい、悲しくて、つらくて、痛くて、張り裂けそうな絶望が次から次へと押し寄せる被災地の日々。
生き残った人たちも散り散りになってしまった。

住むところすら奪われ、明日の自分たちの暮らしもどうなるかわからない。
そんな日常を一体、日本人の誰が想像していたでしょう。
2011年3月11日の午前中まで誰一人、今の日本を想像していた人はいなかったはず。

たった1年しかたっていない。
なんにも復興なんて進んでいない。

でも、私はこうやって歌うことで立ち上がった女の子たちがいるってことで、日本人は絶対大丈夫って誇りと自信を持っていいと思っています。

歌でおなかがいっぱいになるわけじゃない。
歌で仕事が生まれたり、お金があふれてくるわけじゃない。
でも、この歌声、この歌詞は、それ以上にすごい「生きる糧」をもらたしてくれる。

そんな気持ちになりました。

にほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
にほんブログ村