モンゴルだるま@モンゴルです。
モンゴル国内で地方の人たちと協力して自然環境と伝統文化の保全・継承に取り組むエコツーリズムに携わってます。
エコツアーに特化した旅行会社をモンゴル国内で起業して10年目。
2009年の秋から、自分で家畜を飼って兼業遊牧民を目指しています。
さて、今回は、モンゴル国で開催される国際観光業フェア(International Tourism Fair)のご案内です。
ここ数年は毎年12月上旬と3月下旬に行われていたのですが、今年から一本化されたようです。
今週末12月2日(金)-3日(土)の2日間、ミシェールエキスポ(Misheel Expo)という展示博覧会場で行われます。
入場はたしか有料ですが、そんなに高くはなかったはず。
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一応、二日間10時から18時までの予定です。
金曜日2日の12時から開会式、の予定。
3日土曜日は16時半から閉会式、の予定。
予定、予定と3連発になっているのは、時間通りにコトが順調に運ばない、というのが毎年のことだからです。
初日は、各ブースの飾りつけとかが完成してない、とかブローシャーとか来た人に配るための配布物がまだ会場に届いていない、とかごたつきます。
2日目(最終日)は、初日にブローシャーを配りすぎて、「弾切れ」状態になってるブースも数多く見られたりします。
平日に初日を設定しているのには、多分、観光業関係を学んでいる学生達にブローシャーをとられて、肝心の契約相手に配る資料がなくなっちゃった、ということがないようにするためだと思われます。
私達、業者は一応、お客様を送客する側なので、そんなに準備するってことはないんだけれど。
地方にあるツーリストキャンプや保養所、ガイド学校、みやげ物屋やレストラン、カフェ、旅行グッズやアウトドアスポーツグッズの販売やレンタル業者、地方の観光案内所や地元主導型(持続可能型)ツーリズムに携わる地方団体などが参加します。
他に、カシミア製品や皮革製品・フェルト製品の展示販売や、ファッションショー、民族音楽のコンサートなども催される2日間連続でいっても飽きないイベントです。
最近は内モンゴル自治区やバイカル湖周辺のブリヤート共和国のツアーオペレーターや観光業協会、セレブ&プチセレブモンゴル人に人気の済州島、海南島、タイやハワイ、日本の大相撲観戦ツアーなどのランドオペレーターや代理店もブースを構えております。
モンゴル観光業もインバウンド(外国人ツーリストの受け入れ)だけでなく、アウトバウンド(モンゴル人の国外旅行の手配)も力を入れるようになってきています。
まだまだ日本人の感覚からすると、「そのツアー内容で、この料金?」って割高感がありますが、円高な昨今、日本からの海外旅行って安い!
冬のモンゴルはまだちょっぴり「Welcome-」っていえるほどに観光商品が発達していないし、なんといっても、日本人にとっては尋常じゃない寒さ、ウランバートル中心でアクティビティを考えたときは、凍結路面やスモッグ、日が短く、日没後の治安が悪いなどネガティブ要素満載なので、自分がアテンドできないときに、「冬のモンゴルもいいですよ」なんて無責任には奨励できないのが正直なところ。
住めば都、で冬のモンゴルもそれなりに見所もあるし、なんといっても、-20℃以下の寒さを体感するっていうのは、日本ではマグロ用冷凍倉庫か北海道の流氷館ぐらいなもんですからね。
未体験ゾーンに突入ってのだけでもいい思い出にできる、とは思う。
まぁ、なんだかんだいいながら、モンゴル国内の観光業者の人たちともコミュニケーションをはかりながら、エコツーリズムの普及につとめている私としては、毎回、普段はあえない地方の人たちとじっくり会えるよいイベントです。
今回の主催者は、モンゴル国の自然環境観光省と国立観光センター。
以前は、12月が省と観光センターが主催し、3月にモンゴル観光業協会が主催っていう2本立てで、12月の分は地方の観光関係者のエキジビションやセミナー、3月は国内外のツアーオペレーターとの契約の場、となっていました。
でも、日本やヨーロッパなどは、観光商品のマーケティングがとても早く、夏シーズンの営業は1月くらいからスタートしてしまうので、料金交渉や契約などを早めにしたい、という要望が多いようです。
インフレ率が実質年間40%近く、為替変動も先行きが読みづらいモンゴル国で、半年以上前に料金を設定する、というのは、モンゴル国内の業者にとってはかなりリスクが高く、難しいことだとは思いますが、年々、ツーリストも増えてきている、ということで、業界の体制自体も世界市場のニーズにあわせた形で変えていこう、ということなんだと思います。
アクセスは、市内中心からだと、バヤンゴルホテル前の停留所から、空港行き、ヤールマグ行き、ミシェールエキスポ行きに乗れば、停留所からは徒歩3分くらいです。行きは、通りを渡らなければいけないので、車に注意してくださいね。
バスに乗り込む前に「ミシェールエキスポ?」って小首をかしげながらきいてみて、うなずいたら乗り込む、というのが確実でしょう。(この小首をかしげながら聴く、というのがポイント。ミシェールエキスポ付近になったら、車掌さんか周りのお客さんが、教えてくれると思います。ニコチャンマークのオレンジ色の建物です。)
間違えると、ザイサン行きや「ウイルドベル(工場街)行き」で、目的地にたどり着けませんのでご注意ください。
タクシーの運転手さんなら、間違えることはないでしょうが、町外れで帰りに人が拾える確率が少ないため、ちょっと料金高め設定(900tg/km)くらいで請求されると思っていたほうがお互い、明朗会計でいけるでしょう。

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モンゴル国内で地方の人たちと協力して自然環境と伝統文化の保全・継承に取り組むエコツーリズムに携わってます。
エコツアーに特化した旅行会社をモンゴル国内で起業して10年目。
2009年の秋から、自分で家畜を飼って兼業遊牧民を目指しています。
さて、今回は、モンゴル国で開催される国際観光業フェア(International Tourism Fair)のご案内です。
ここ数年は毎年12月上旬と3月下旬に行われていたのですが、今年から一本化されたようです。
今週末12月2日(金)-3日(土)の2日間、ミシェールエキスポ(Misheel Expo)という展示博覧会場で行われます。
入場はたしか有料ですが、そんなに高くはなかったはず。
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一応、二日間10時から18時までの予定です。
金曜日2日の12時から開会式、の予定。
3日土曜日は16時半から閉会式、の予定。
予定、予定と3連発になっているのは、時間通りにコトが順調に運ばない、というのが毎年のことだからです。
初日は、各ブースの飾りつけとかが完成してない、とかブローシャーとか来た人に配るための配布物がまだ会場に届いていない、とかごたつきます。
2日目(最終日)は、初日にブローシャーを配りすぎて、「弾切れ」状態になってるブースも数多く見られたりします。
平日に初日を設定しているのには、多分、観光業関係を学んでいる学生達にブローシャーをとられて、肝心の契約相手に配る資料がなくなっちゃった、ということがないようにするためだと思われます。
私達、業者は一応、お客様を送客する側なので、そんなに準備するってことはないんだけれど。
地方にあるツーリストキャンプや保養所、ガイド学校、みやげ物屋やレストラン、カフェ、旅行グッズやアウトドアスポーツグッズの販売やレンタル業者、地方の観光案内所や地元主導型(持続可能型)ツーリズムに携わる地方団体などが参加します。
他に、カシミア製品や皮革製品・フェルト製品の展示販売や、ファッションショー、民族音楽のコンサートなども催される2日間連続でいっても飽きないイベントです。
最近は内モンゴル自治区やバイカル湖周辺のブリヤート共和国のツアーオペレーターや観光業協会、セレブ&プチセレブモンゴル人に人気の済州島、海南島、タイやハワイ、日本の大相撲観戦ツアーなどのランドオペレーターや代理店もブースを構えております。
モンゴル観光業もインバウンド(外国人ツーリストの受け入れ)だけでなく、アウトバウンド(モンゴル人の国外旅行の手配)も力を入れるようになってきています。
まだまだ日本人の感覚からすると、「そのツアー内容で、この料金?」って割高感がありますが、円高な昨今、日本からの海外旅行って安い!
冬のモンゴルはまだちょっぴり「Welcome-」っていえるほどに観光商品が発達していないし、なんといっても、日本人にとっては尋常じゃない寒さ、ウランバートル中心でアクティビティを考えたときは、凍結路面やスモッグ、日が短く、日没後の治安が悪いなどネガティブ要素満載なので、自分がアテンドできないときに、「冬のモンゴルもいいですよ」なんて無責任には奨励できないのが正直なところ。
住めば都、で冬のモンゴルもそれなりに見所もあるし、なんといっても、-20℃以下の寒さを体感するっていうのは、日本ではマグロ用冷凍倉庫か北海道の流氷館ぐらいなもんですからね。
未体験ゾーンに突入ってのだけでもいい思い出にできる、とは思う。
まぁ、なんだかんだいいながら、モンゴル国内の観光業者の人たちともコミュニケーションをはかりながら、エコツーリズムの普及につとめている私としては、毎回、普段はあえない地方の人たちとじっくり会えるよいイベントです。
今回の主催者は、モンゴル国の自然環境観光省と国立観光センター。
以前は、12月が省と観光センターが主催し、3月にモンゴル観光業協会が主催っていう2本立てで、12月の分は地方の観光関係者のエキジビションやセミナー、3月は国内外のツアーオペレーターとの契約の場、となっていました。
でも、日本やヨーロッパなどは、観光商品のマーケティングがとても早く、夏シーズンの営業は1月くらいからスタートしてしまうので、料金交渉や契約などを早めにしたい、という要望が多いようです。
インフレ率が実質年間40%近く、為替変動も先行きが読みづらいモンゴル国で、半年以上前に料金を設定する、というのは、モンゴル国内の業者にとってはかなりリスクが高く、難しいことだとは思いますが、年々、ツーリストも増えてきている、ということで、業界の体制自体も世界市場のニーズにあわせた形で変えていこう、ということなんだと思います。
アクセスは、市内中心からだと、バヤンゴルホテル前の停留所から、空港行き、ヤールマグ行き、ミシェールエキスポ行きに乗れば、停留所からは徒歩3分くらいです。行きは、通りを渡らなければいけないので、車に注意してくださいね。
バスに乗り込む前に「ミシェールエキスポ?」って小首をかしげながらきいてみて、うなずいたら乗り込む、というのが確実でしょう。(この小首をかしげながら聴く、というのがポイント。ミシェールエキスポ付近になったら、車掌さんか周りのお客さんが、教えてくれると思います。ニコチャンマークのオレンジ色の建物です。)
間違えると、ザイサン行きや「ウイルドベル(工場街)行き」で、目的地にたどり着けませんのでご注意ください。
タクシーの運転手さんなら、間違えることはないでしょうが、町外れで帰りに人が拾える確率が少ないため、ちょっと料金高め設定(900tg/km)くらいで請求されると思っていたほうがお互い、明朗会計でいけるでしょう。

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