モンゴルだるま@モンゴルです。

10月最後の週末です。

さて、10月半ばからずーっとうちのオフィスの冷凍庫を陣取っている方がおります。

いいかげん、目覚めていただきたいのですが・・・


新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-冷凍オオカミ


うちの冬営地の周辺、なんと20頭以上のオオカミの群が生息していることが判明。

ドライバーのガナー君+委託遊牧民で乗馬ガイドをやってくれてるオラーナ+地元の陸軍将校さんと都会っ子のお友達というメンツで先日、オオカミ狩りをやりました。

なんか、あまりの多さに茫然で、

「別のところ、引っ越そうよ」と言いたいところですが、
家畜小屋も作っちゃったし、今更引っ越すのも大変すぎる。

家畜の寝床となるボーツ(乾いたヤギやヒツジの糞。あったかいんだー)もこれから敷き詰めるっていうのも大変すぎる。

というわけで、なんだか隔週でオオカミ退治に出動している最初の獲物が上のおかた。

山犬っつーか、でかいよ!
家庭用冷蔵庫の冷凍室におさまりきるわけもなく、
またベランダで保管するにもあまり冷え切っておらず、
そんなわけで、カフェをやっていたときに使ってたオフィスの冷凍庫が
2年ぶりに目覚めたってわけです。

オオカミって独特の獣臭があります。

肉は肺病の薬になる、とか
舌はなんちゃらにきく、とか
胃袋がいいんだ、
とか、まぁ、体の部位すべてが「ありがたーいお薬」と
モンゴルの民間療法では信じられております。

ミンチにして炒めものに使ったり、
ホーショールにしたりして食べるんだけど・・・

10月いっぱい、なんだかんだで忙しく、
解体する余裕がないまま
オオカミさんは、完全にかっちんこっちん。

しかも結構、重い(ジャーマンシェパードよりでかいから40㎏近くはありそう)ので、
もはやどうやって取り出せばいいのか・・・

一発でしとめているので、毛皮もうまくはげば
いい部屋のインテリアになるらしいんだけど。

うちにやってきたときは、こんな感じでした。

$新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-屋根の上のオオカミ


モンゴル人にとって、オオカミはいわば、トーテムです。
モンゴル国土の全国どこにでも生息しているわりに、
なかなか姿を見ることができない神聖にして邪悪な動物。

オオカミハンターは地元の人たちから一目おかれる名士です。

また、オオカミの姿を見ただけでも男の人の運気が上がる、といわれています。

今年、最初のハンティングで、こんなおっきなオオカミの親分をしとめたのだから、
うちのガナー君にもなんかいいことありそうです。ペタしてねペタしてねにほんブログ村 海外生活ブログ モンゴル情報へ
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