モンゴルだるま@モンゴルです。
エコツーリズム一筋で旅行会社を起業して10年。
モンゴルNo.1の観光資源は原生自然と遊牧民のリアルライフだぜ!
エコツアーモデルになる遊牧ライフを目指して2年前から兼業遊牧民になりました。
もうすぐ3回目の越冬に挑みます。

さて、9月下旬に国立競技場で行われていた農牧業フェア。
念願の種オス山羊をゲットしました。

モンゴルは寒冷・高原地帯ゆえ、細くて毛足の長い上質なカシミアが取れる山羊がいっぱいです。
この農牧業フェアでは、特に改良品種とか優良品種と地元の農牧業組合とか獣医さんに太鼓判を押された自慢の家畜が出品されていました。

当然、値段も地方の地元で買うより高め。
でも、交通費や宿泊費、お世話になるお宅や購入元の遊牧民さんなどへのお土産代などを考えたら、まぁ、リーズナブル。

というわけで、カシミアの量も多く、さらに繊維が細くてかつ色も白に近い生成りというカシミアならではの自然な風合いが美しい「スフバートルの赤ヤギ」と呼ばれる若い(まだチェリーボーイ!今年が初めての種付け!)男の子です。

じゃじゃーん!
モートン、という名前になりました。
(ちなみに愛犬の名前はソートン。種オス羊の名前はシロクロまたはツートンといいます)

$新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-ドヤ顔のモートン


こういうのをドヤ顔っつーんですかね?

移動中は、足を縛って、元「あいのり」のラブワゴンの後ろに転がっていたのですが、とってもおとなしくしてました。いいこー!

購入当時の9月下旬は、まだ山羊の種付けシーズンではないので、避妊具を装着されちゃいました。

$新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-避妊用エプロンをつけられちゃった


$新モンゴルまるかじり☆旅と暮らしの生情報☆-避妊スカートアップ

この避妊スカートっつーか避妊エプロンをつけられちゃうと、せっかく女子がその気になって、モートンもやる気満々になってのしかかっても・・・エプロンが邪魔でマグナム挿入ができないって寸法です。

ヤギの種付けシーズンは11月半ばぐらい。
その前に、羊の種付けを済ましちゃいます。

ヤギと羊の妊娠期間は大体6か月。
越冬して、ツァガーンサルが終わり、春が近づき、、、
寒さがやや緩んだ頃に出産シーズンを調整することで、
生まれたばかりの子家畜が凍えないようにするのです。

さらに、うち、今年はメス羊の数が約50頭。
メス山羊も40頭です。

この女子たちが運よく、みんな妊娠しちゃったら、
それこそ、腹違いの兄弟姉妹が一斉に生まれちゃうのです。

今回は、委託遊牧民が若い夫婦だけで、
しかもうちのゲルに住み込んじゃっているため、
私は、自分のゲルとはいえ、あんまり居座るわけにもいかないのです。

(人間もきっと人里離れたところでLoveな絆を深めあい、Loveな営みで子づくりに励むであろうから)

羊のほうが山羊よりは寒さに強い、ってこともあるので、
子羊の出産シーズンを先にし、
一段落したところで、山羊の出産シーズンを迎えるという作戦。

逆に種付けのシーズンをうんとはやく、ナーダム後から8月半ばくらいにしちゃって、
妊婦羊たちの体力が落ちないうちに出産させちゃう、という作戦もあります。
この場合、同じ、ラムちゃんな子羊でも、通常の春出産の子に比べると個体の生体体重が倍くらい違っちゃいます。

まぁ、9月下旬に婿入りしたモートンですが、
もう既に群にすっかりとけこんでいるご様子。

スカートがあるものの、お姉さま山羊たちに
果敢にのしかかっているようです。

がんばって、元気な赤毛のカシミア山羊を増やせるよう、
子作りに奮闘してほしいです。

そんなわけで、明日は、馬用の燕麦や羊・山羊・牛用のふすまなどの飼料以外に、野菜くずをいっぱい持って行って、モートン&ツートンに精力をつけてもらいます。


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