モンゴルだるま@ウランバートルです。
明日から2週間連続のお仕事に備えて、英気を養い中です。

寒い、寒いと言っていたら、今日はなんと半袖Tシャツが心地よいお天気ですよ。

気温21度とかになってて、なんだかぽかぽかで、お散歩日和です。

近くの学校の校庭では、青少年サッカー大会が開かれています。
こんな風に屋外でワイワイと元気よく走り回れるのも、あとわずかだもんね。
(といっても、子供はマイナス20℃になっても、雪上サッカーに興じるんだからすごい)

明日からいらっしゃるお客様に
「むっちゃ寒いですよ。ダウンジャケットと股引あったほうがいいっすよ」
みたいな脅しをかけてしまったのに、どうしよう・・・

ま、寒くて凍えて風邪ひくよりはいっか・・・

モンゴルでは、
「洒落者が死ぬのは春と秋」って言葉があります。

伊達薄着で風邪ひくと大変だよーっていう教訓です。

これからしばらく体温調節に気を使う日々が続きます。
9月15日からウランバートル市内は集中暖房がオープンすることになっています。

厳寒地では、暖房って死活問題。
夏の間、ずーっと各地域もちまわりで点検・修理のため2週間ー1ヶ月もお湯を断水させてました。
ちゃんと機能してくださいよー。

集中暖房配管というのがウランバートル市内に張り巡らされておりまして、
火力発電所でボイラー冷却用の水が約98度くらいまで熱されたものが(昔は高圧かけた蒸気の状態で送り出されていたけど、ここ10数年はお湯なんだって)、断熱材を巻かれたパイプの間をぐるぐる通って、各ビルディングに届きます。

場所によっては、いくつかの棟の中心に、「再加熱ボイラー」ってのがあって、あっためなおしています。
または熱交換器という設備の間をお湯がグルグル通ることで、適温になって、各棟内の各部屋にある「パール」っていう暖房器具の中を循環し、その後、「生活用のお湯」として蛇口から出たりします。
生活用水にならなかったお湯は再び、ぐるぐると暖房配管を通って、元の場所に戻り、また冷却用水として使われ・・・というなかなかグッジョブなシステムです。

日本は温暖湿潤気候といわれているわりに、冬の独り暮らしには、むっちゃ寒い家屋が多いです。
それはひとつには安い家賃の賃貸住宅は日当たりが悪く、隙間風という換気抜群な環境であるからです。
そして、自分でストーブなりエアコン暖房なりをつけない間は、冷え冷えとしているから。

津波とか地震とか火災とか大洪水とかで、日本の多くの家屋・住宅街が壊滅状態になってしまいましたが、いっそのこと、国や地方行政が音頭とりをして、一から街づくりする際、このパール(集中暖房)システムを導入してあげればいいのに、と思うのです。

この様子だと別に9月15日から必ずしも暖房なんか入らなくてもいいかもしれない。
というのは、うちは旧社会主義時代に作られた最後のアパートで、パールの温度調節などができないからです。
さらに、私、いない間に、パールの「空気抜き」(使用してない間にたまった汚れ水や空気を抜く)作業の人が来ちゃうと、困るから。
うち、最上階にあるので、我が家で空気抜きをしないと、階下の物件にもお湯がうまく循環しないのです。一応、また居候さんがいることになりそうだけれども・・・どうなるのかな?

まぁ、今年は渡り鳥(アネハヅル・アカツクシガモ)が早くに渡りのための大集結を開始したので、早く寒くなるんだろうな、と思ったのですが、意外としぶとく秋が長引くのかも。

ちょっと家畜小屋とか冬の準備が遅れている(諸々都会での現金収入となるお仕事が立て込んでて、なかなか草原に戻れないでいるので)ので、秋が長引くのは大歓迎です。

在モンゴルの皆さんは、冬支度、順調ですか?

冬はあっという間に始まっちゃいますよ!


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