
モンゴルだるま@ウランバートルです。
急に寒くなってきました。
今日なんか、朝がやたらと寒かったため、カシミアのマントコート、出しちゃいましたよ。
日本はまだまだ暑いみたいですね。
うらやます・・・(お互いさまかぁ)
さて、ブログネタ、「大人になっても苦手なことは?」に参加です。
ずばり、苦手なのは、「整理整頓」であります。
中小企業メーカーさん向けの経営コンサルティングのお仕事なんかで
「5S」とか「カイゼン」の導入なんてご提案したりしたところで、
自分自身は全然、5Sにおける「習慣」づけが全然できなーい。
5Sって
整理(せいり)
整頓(せいとん)
清掃(せいそう)
清潔(せいけつ)
習慣(しゅうかん)・しつけ
の頭文字をとっての5Sです。
最初に、家や工場・オフィスなどにあるもの全部をひっぱり出してきて、
☆hいるもの
☆いらないもの
☆保留
に区分けするのが、整理。
道具や材料を使ったあとで、あるべきところに戻しておく
のが整頓。
清掃はいわずとしれた、お掃除。
清潔は、工場だけでなく、まぁ、衛生管理ですね。
そして、それらを習慣づけるわけです。
整頓するための工夫としては、
同じ形のファイルや箱などで並べて、
斜めにしるしをつける
(人間の視覚からすると、斜めになってないと気持ち悪いから、自然と並べられる)
番号をつける
色別にする。
棚やキャビネットに何があるべきかを
ラベルを貼っておく。
幼稚園や小学校低学年の教室でよくやってることの延長なわけですね。
我が家でも
「家庭内5S」と称してやってみたこともありました。
大掃除・整理をがーっとするのはそれはそれで気持ちよい。
スッキリします。
やるぞー!って気合も入ります。
ただ、自宅に仕事を持ち込むともう「終わり」
特に翻訳作業とか、事業計画を立てるとか、法律関係の調べモノをする、とか
いろんな文献資料をひっぱりだす必要があるお仕事は、完全に家の秩序が崩壊します。
オマケに、家から出なくなって、犬の散歩をかろうじてするくらい。
皮下脂肪や内臓脂肪・セルライトなどいらない栄養分を
ラクダの如く溜め込んでいるので、食事すらしなくても良い身体な私が、
仕事に集中し始めると、家族とか犬とかいろんな周囲が大迷惑をこうむります。
JICAの廃棄物処理プロジェクトの一環で、分別ゴミ捨てのモデル地域になっちゃったため
生ゴミが捨てられないとか、ペットボトルや瓶類などの日などなど、
ゴミを捨てられる時間が限定されちゃったのは、私にとってはちょっとした迷惑。
ゴミ捨て時間以外に捨てられないので、
作業に夢中になって捨てそこなうと、いつまでたっても生ゴミが捨てられない。
草原にいるときは、生ゴミの処理なんて困ったこと、ありませんでした。
てか、冬の間は、わざわざ野菜クズ系の生ゴミをレストランからもらってたこともある。
あ、別に冬に仕事がなくてホームレスになったわけじゃないよ。
ウランバートルから60-90kmほど離れたところで
飼っている羊や山羊、お馬さんたちのためです。
この生ゴミ収集の習慣は兼業遊牧民になってからのこと。
でも夏や秋は、草原のおいしい草があるから、
犬どころか羊も山羊も生ゴミなんか食べてくれません。
結果的に、ベランダにおいといたりして、蝿がたかりだしたり、
家の中がちょっと嫌な臭いになったりする。
さらに、家族というか友達というか、
まぁ、いろんな人間関係がごちゃごちゃとスムーズじゃないと、
家の中も荒れ果ててくるのです。
細かい塵芥や犬の抜け毛、ゴミ箱にシュートしそこなった紙くず・・・
いろんなものが床を埋め尽くしていても、
気持ちが荒んでいると気にならない。
てか、掃除するのも億劫なくらいになってしまいます。
私はモンゴル国で旅と取材・調査のコーディネート会社を起業して10年目の経営者。
経営者といっても、いまでは1人で細々系なので、仕事といっても自分の手に抱えられる分だけしかやってません。
とはいえ、今年の夏は、ずーーーーーーーーーーーーーーっと仕事続き。
こんなことは滅多にありえないのですが、
まぁ、今年の夏は、ほんと、お仕事に恵まれました。
でもお仕事に恵まれると、家にいる時間も短くなる。
そして、疲れ果てている。
掃除や整理整頓どこじゃない。
家で作業する。
仕事が忙しくてプライベートの家事まで手が回らない。
掃除や整理整頓どこじゃない。
どっちにしても仕事してるときの自分は、
プライベートがとてもおろそかになります。
食事すらしたくなくなる。
まぁ、そんな荒んだ生活もかなりピークに達していました。
このままじゃ、保健所の摘発うけて、アパート追い出されるんじゃないか?
そんな懸念すら頭や心の片隅をよぎるようになってきました。
でも、荒みに荒みきった2LDKのアパート。
どっから手をつけていいのやら・・・。
家族といってももともと固定的・安定的な絆があるわけでもない浮遊性のある人たちで、居候なわけですから、この修羅場に耐えかねて、どっかにいっちゃった・・・
残ったのは犬だけ。
うぅ、これはかなり寂しい展開。
でも、仕事があったら、仕事優先。
家がどうなっても、もういいよ。独り暮らしだから、と開き直る始末。
そんなこんなで、荒んだ巣窟と化した自宅で暮らすこと3ヶ月ほど・・・
女として終わってるってより、
人間、やめますか?
もう文明人の暮らしじゃないぜ!ってなってた。
自分が座ってる周りだけ、掃除機かけたりしてみたけれど。
ちゃんと5s実施のための時間をとらない限りは、解決つかんわい!
となってたのです。
ところが・・・
今日、家に帰ってみたら、驚いた。
家、間違えたのか?と思っちゃった。
床が白く輝いている。
なんかやたらとスッキリした玄関。
なんと・・・
みるに見かねたモンゴル人が
勝手に合鍵つかって(会社関係だったり、留守がちなので、ときどき居候しているから)入ってきて、掃除してくれちゃってたのです。
まぁ、びっくり。
ちょうど先日、知り合いのモンゴル在住日本人から、一時帰国中に誰かが自宅に不法侵入。
勝手にいろんな飲み食いをし、寝床を使って寝た形跡もあり、さらに大事なビデオとか携帯電話(新品・SIMカードなし)が盗まれていた!ショックーってな感じのニュースあり。
警察に通報し、鑑識さんが指紋採取などをしたり、近所の目撃者証言などを集めた結果、容疑者浮上。
なんと知り合いの人だったらしい。
まぁ、親しいお友達なら、日本にいつからいつまで行ってるか、なんてわかってるものね。
こういうのって、ショックだろうね。
不法侵入しちゃった人も、足跡とか残ってたり、寝床は寝た形跡ありあり(ってどんな?)で冷蔵庫のもの飲み食いしてったり、8月のままだったカレンダーをご丁寧に9月にかえてたりしたらしい。
完全に暮らしてるやんけ!?
そこまで、堂々とするくらいなら、彼女の出発前に一言言ってけばいいのにね。
てか、確信犯?まさか警察に通報なんかせんやろ、って思っておったんかね?
それにしても、容疑者があがった、というのは驚いた。警察、やるじゃん!
私はてっきり、外国人の被害者ってのは、死なない限り犯人なんて捕まらんのかと思ってました。
てか、容疑者が特定されただけで、まだ逮捕されてるわけじゃないそうです。
ってことは、住所不定か?
うっわー・・・アル意味それも気の毒だったりするの?
被害にあわれた日本人の方にも「お気の毒」とか「さぞ、びっくり仰天であったことであろう」とそのストレスとかショックが心配だったりしますが、、、モンゴル人の「犯人」にどんな事情があったのか、警察に捕まえられて、もし会って話せるのだったら、聞いてみて、和解できたらいいのになぁ、と思ったりもしちゃうのです。知人友人を警察に突き出すのって、(犯人だとは思わず、犯行現場をみつけて警察通報しちゃったのでちょっと事情は違うけど)一般市民にとっては、めったにないストレスだと思うから、ほんとにそういう意味で同情してしまいます。お気の毒です。早く元気になってほしい。
なんて、考えが迷走してしまったのは、私のところの居候って、モノを持っていく代わりに、私の探しモノにも結構付き合ってくれてたなぁ、なんて10年間が走馬灯のようにめぐってしまったから。
我が家はいろんなモンゴル人が入れ替わり、立ち代り居候してきた歴史がある。
まぁ、そのたんびに、いろんなものがなくなっていました。
私にとって便利で必要なものは、他人にとっても同様。
日本人同士なら、必要なときだけ「ちょっと貸してね」と借りていくのでしょうが、モンゴル人の場合、人によっては、「欲しいものはもっていく」(無断で)ことに躊躇がない。
私がどんだけ大切な思い出と共に持っているものだって容赦しません。
でも、「あれ、持ってるんだったら、返して。私にも必要だから」って言えば、あっさり返却してくれることが多い。
返ってこないものもあるけどさ。
ちょっとずつ、ちょっとずつって、必要なものを勝手に使っているうちに、所有者が使う分がなくなっちゃった、ってなこともしばしば。
悪気はないんだろうけれどねー。自制心とか道徳心とか倫理観も欠如しちゃってるのよねー。
私、ごちゃごちゃに散らかし放題ではあるものの、それなりにどこになにがあるのか、って覚えてたりする。でも、忘れることもある。
なので、結構、勝手に整理整頓されちゃうと、とても困るのです。
「あれがない、これがない」と人生の多分30%くらいの時間を探し物に費やしているんじゃないか、ってくらい、私はしょっちゅう、探しモノをしている。
で、ぎゃーぎゃー騒ぐのがウザイってモンゴル人に逆ギレされることもあるのですが、ここ3年間、つまりは今の「アリエッティ」たちと暮らすようになってからは、大きな「なくなりもの」はありません。
永久貸与的に使ってるうちに「これはオレのものだ」と勘違いな主張をされて面食らったりすることはありますが、まぁ、私も使える分には、問題ないとしておく。
モンゴル人の場合「欲しいモノは持っていく」というのはひとつの哲学だったりする。
だから、絶交してでも「これは便利!」って品物をブンドルっていう人もいる。
でも、私はブンドラれることは哀しいし、納得できないし、生活や仕事に支障をきたすから困る。
なので、逆ギレされないように、適当なところで、寛容になることを心がけています。
その結果・・・
なんか、掃除してくれてましたよ、居候たちが。
ごちゃごちゃなところはごちゃごちゃなままにちゃーんと戻しておいてくれました。
床が埃っぽくないだけで、なんか
「ちゃんと暮らそう」って気持ちになるのが不思議ですが、
人間、ちゃんとしたものをみると、ちゃんとしたくなるのですね。
そんなわけで、居候がいるのはうざったいし、
ちょっぴり居心地が悪く、自分のペースで暮らせないなぁ、
って不満もあるけれど、
自分がめんどくさがって手をつけられなくなってた
掃除をしてくれる、ていう特典だけで、あと1年ぐらいはいてもらってもいいかな、と思いました。
かり暮らしのアリエッティ的モンゴル人は、気難しくて、ずーっと一緒にいられるとは到底思えませんが、たまになら、いいのかな、と思います。
ムカつくこともたくさんあるのですが、どっかで許してあげてれば、それなりによい緊張感を保ちながら、友好関係が続けられるのです。
本音は、もしかして、他人に盗られちゃうものって、自分には必要ないものなのかもしれん。
それが盗まれたからといって、自分が致命傷を負ってるわけではないって場合は、そのままアゲチャエって思ってしまうことがある。
それって、「レ・ミゼラブル」の神父様の心境かなぁ?
どうしても、ダメ!っていう執着があるものでも、引き剥がされちゃってみると、意外と、自分はそれがなくても生きてけちゃってる。
ここまで悟れるんだったら、「大人になれ」ってことなのでしょうね。
大人になっても、整理整頓、掃除を「定期的にしよう」と心がけるのが苦手なので、結婚もできません。
結婚婚しなければ、整理整頓ができないぐらいで目くじら立てる人もいないから。
あーあ。おわってんなあ・・・
と、とりあえず、明日(もう今日だ)は1日、自分時間の予定なので、せっかく掃除してくれたから、残りの整理整頓に取り掛かろうかな、と思っています。
苦手なものを克服するのは、大変ですが、
誰かが手伝ってくれれば、なんとか向き合って対策とろう、ぐらいの気持ちにはなれそうです。

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All About 「育児の基礎知識」 苦手な野菜を好きになる方法急に寒くなってきました。
今日なんか、朝がやたらと寒かったため、カシミアのマントコート、出しちゃいましたよ。
日本はまだまだ暑いみたいですね。
うらやます・・・(お互いさまかぁ)
さて、ブログネタ、「大人になっても苦手なことは?」に参加です。
ずばり、苦手なのは、「整理整頓」であります。
中小企業メーカーさん向けの経営コンサルティングのお仕事なんかで
「5S」とか「カイゼン」の導入なんてご提案したりしたところで、
自分自身は全然、5Sにおける「習慣」づけが全然できなーい。
5Sって
整理(せいり)
整頓(せいとん)
清掃(せいそう)
清潔(せいけつ)
習慣(しゅうかん)・しつけ
の頭文字をとっての5Sです。
最初に、家や工場・オフィスなどにあるもの全部をひっぱり出してきて、
☆hいるもの
☆いらないもの
☆保留
に区分けするのが、整理。
道具や材料を使ったあとで、あるべきところに戻しておく
のが整頓。
清掃はいわずとしれた、お掃除。
清潔は、工場だけでなく、まぁ、衛生管理ですね。
そして、それらを習慣づけるわけです。
整頓するための工夫としては、
同じ形のファイルや箱などで並べて、
斜めにしるしをつける
(人間の視覚からすると、斜めになってないと気持ち悪いから、自然と並べられる)
番号をつける
色別にする。
棚やキャビネットに何があるべきかを
ラベルを貼っておく。
幼稚園や小学校低学年の教室でよくやってることの延長なわけですね。
我が家でも
「家庭内5S」と称してやってみたこともありました。
大掃除・整理をがーっとするのはそれはそれで気持ちよい。
スッキリします。
やるぞー!って気合も入ります。
ただ、自宅に仕事を持ち込むともう「終わり」
特に翻訳作業とか、事業計画を立てるとか、法律関係の調べモノをする、とか
いろんな文献資料をひっぱりだす必要があるお仕事は、完全に家の秩序が崩壊します。
オマケに、家から出なくなって、犬の散歩をかろうじてするくらい。
皮下脂肪や内臓脂肪・セルライトなどいらない栄養分を
ラクダの如く溜め込んでいるので、食事すらしなくても良い身体な私が、
仕事に集中し始めると、家族とか犬とかいろんな周囲が大迷惑をこうむります。
JICAの廃棄物処理プロジェクトの一環で、分別ゴミ捨てのモデル地域になっちゃったため
生ゴミが捨てられないとか、ペットボトルや瓶類などの日などなど、
ゴミを捨てられる時間が限定されちゃったのは、私にとってはちょっとした迷惑。
ゴミ捨て時間以外に捨てられないので、
作業に夢中になって捨てそこなうと、いつまでたっても生ゴミが捨てられない。
草原にいるときは、生ゴミの処理なんて困ったこと、ありませんでした。
てか、冬の間は、わざわざ野菜クズ系の生ゴミをレストランからもらってたこともある。
あ、別に冬に仕事がなくてホームレスになったわけじゃないよ。
ウランバートルから60-90kmほど離れたところで
飼っている羊や山羊、お馬さんたちのためです。
この生ゴミ収集の習慣は兼業遊牧民になってからのこと。
でも夏や秋は、草原のおいしい草があるから、
犬どころか羊も山羊も生ゴミなんか食べてくれません。
結果的に、ベランダにおいといたりして、蝿がたかりだしたり、
家の中がちょっと嫌な臭いになったりする。
さらに、家族というか友達というか、
まぁ、いろんな人間関係がごちゃごちゃとスムーズじゃないと、
家の中も荒れ果ててくるのです。
細かい塵芥や犬の抜け毛、ゴミ箱にシュートしそこなった紙くず・・・
いろんなものが床を埋め尽くしていても、
気持ちが荒んでいると気にならない。
てか、掃除するのも億劫なくらいになってしまいます。
私はモンゴル国で旅と取材・調査のコーディネート会社を起業して10年目の経営者。
経営者といっても、いまでは1人で細々系なので、仕事といっても自分の手に抱えられる分だけしかやってません。
とはいえ、今年の夏は、ずーーーーーーーーーーーーーーっと仕事続き。
こんなことは滅多にありえないのですが、
まぁ、今年の夏は、ほんと、お仕事に恵まれました。
でもお仕事に恵まれると、家にいる時間も短くなる。
そして、疲れ果てている。
掃除や整理整頓どこじゃない。
家で作業する。
仕事が忙しくてプライベートの家事まで手が回らない。
掃除や整理整頓どこじゃない。
どっちにしても仕事してるときの自分は、
プライベートがとてもおろそかになります。
食事すらしたくなくなる。
まぁ、そんな荒んだ生活もかなりピークに達していました。
このままじゃ、保健所の摘発うけて、アパート追い出されるんじゃないか?
そんな懸念すら頭や心の片隅をよぎるようになってきました。
でも、荒みに荒みきった2LDKのアパート。
どっから手をつけていいのやら・・・。
家族といってももともと固定的・安定的な絆があるわけでもない浮遊性のある人たちで、居候なわけですから、この修羅場に耐えかねて、どっかにいっちゃった・・・
残ったのは犬だけ。
うぅ、これはかなり寂しい展開。
でも、仕事があったら、仕事優先。
家がどうなっても、もういいよ。独り暮らしだから、と開き直る始末。
そんなこんなで、荒んだ巣窟と化した自宅で暮らすこと3ヶ月ほど・・・
女として終わってるってより、
人間、やめますか?
もう文明人の暮らしじゃないぜ!ってなってた。
自分が座ってる周りだけ、掃除機かけたりしてみたけれど。
ちゃんと5s実施のための時間をとらない限りは、解決つかんわい!
となってたのです。
ところが・・・
今日、家に帰ってみたら、驚いた。
家、間違えたのか?と思っちゃった。
床が白く輝いている。
なんかやたらとスッキリした玄関。
なんと・・・
みるに見かねたモンゴル人が
勝手に合鍵つかって(会社関係だったり、留守がちなので、ときどき居候しているから)入ってきて、掃除してくれちゃってたのです。
まぁ、びっくり。
ちょうど先日、知り合いのモンゴル在住日本人から、一時帰国中に誰かが自宅に不法侵入。
勝手にいろんな飲み食いをし、寝床を使って寝た形跡もあり、さらに大事なビデオとか携帯電話(新品・SIMカードなし)が盗まれていた!ショックーってな感じのニュースあり。
警察に通報し、鑑識さんが指紋採取などをしたり、近所の目撃者証言などを集めた結果、容疑者浮上。
なんと知り合いの人だったらしい。
まぁ、親しいお友達なら、日本にいつからいつまで行ってるか、なんてわかってるものね。
こういうのって、ショックだろうね。
不法侵入しちゃった人も、足跡とか残ってたり、寝床は寝た形跡ありあり(ってどんな?)で冷蔵庫のもの飲み食いしてったり、8月のままだったカレンダーをご丁寧に9月にかえてたりしたらしい。
完全に暮らしてるやんけ!?
そこまで、堂々とするくらいなら、彼女の出発前に一言言ってけばいいのにね。
てか、確信犯?まさか警察に通報なんかせんやろ、って思っておったんかね?
それにしても、容疑者があがった、というのは驚いた。警察、やるじゃん!
私はてっきり、外国人の被害者ってのは、死なない限り犯人なんて捕まらんのかと思ってました。
てか、容疑者が特定されただけで、まだ逮捕されてるわけじゃないそうです。
ってことは、住所不定か?
うっわー・・・アル意味それも気の毒だったりするの?
被害にあわれた日本人の方にも「お気の毒」とか「さぞ、びっくり仰天であったことであろう」とそのストレスとかショックが心配だったりしますが、、、モンゴル人の「犯人」にどんな事情があったのか、警察に捕まえられて、もし会って話せるのだったら、聞いてみて、和解できたらいいのになぁ、と思ったりもしちゃうのです。知人友人を警察に突き出すのって、(犯人だとは思わず、犯行現場をみつけて警察通報しちゃったのでちょっと事情は違うけど)一般市民にとっては、めったにないストレスだと思うから、ほんとにそういう意味で同情してしまいます。お気の毒です。早く元気になってほしい。
なんて、考えが迷走してしまったのは、私のところの居候って、モノを持っていく代わりに、私の探しモノにも結構付き合ってくれてたなぁ、なんて10年間が走馬灯のようにめぐってしまったから。
我が家はいろんなモンゴル人が入れ替わり、立ち代り居候してきた歴史がある。
まぁ、そのたんびに、いろんなものがなくなっていました。
私にとって便利で必要なものは、他人にとっても同様。
日本人同士なら、必要なときだけ「ちょっと貸してね」と借りていくのでしょうが、モンゴル人の場合、人によっては、「欲しいものはもっていく」(無断で)ことに躊躇がない。
私がどんだけ大切な思い出と共に持っているものだって容赦しません。
でも、「あれ、持ってるんだったら、返して。私にも必要だから」って言えば、あっさり返却してくれることが多い。
返ってこないものもあるけどさ。
ちょっとずつ、ちょっとずつって、必要なものを勝手に使っているうちに、所有者が使う分がなくなっちゃった、ってなこともしばしば。
悪気はないんだろうけれどねー。自制心とか道徳心とか倫理観も欠如しちゃってるのよねー。
私、ごちゃごちゃに散らかし放題ではあるものの、それなりにどこになにがあるのか、って覚えてたりする。でも、忘れることもある。
なので、結構、勝手に整理整頓されちゃうと、とても困るのです。
「あれがない、これがない」と人生の多分30%くらいの時間を探し物に費やしているんじゃないか、ってくらい、私はしょっちゅう、探しモノをしている。
で、ぎゃーぎゃー騒ぐのがウザイってモンゴル人に逆ギレされることもあるのですが、ここ3年間、つまりは今の「アリエッティ」たちと暮らすようになってからは、大きな「なくなりもの」はありません。
永久貸与的に使ってるうちに「これはオレのものだ」と勘違いな主張をされて面食らったりすることはありますが、まぁ、私も使える分には、問題ないとしておく。
モンゴル人の場合「欲しいモノは持っていく」というのはひとつの哲学だったりする。
だから、絶交してでも「これは便利!」って品物をブンドルっていう人もいる。
でも、私はブンドラれることは哀しいし、納得できないし、生活や仕事に支障をきたすから困る。
なので、逆ギレされないように、適当なところで、寛容になることを心がけています。
その結果・・・
なんか、掃除してくれてましたよ、居候たちが。
ごちゃごちゃなところはごちゃごちゃなままにちゃーんと戻しておいてくれました。
床が埃っぽくないだけで、なんか
「ちゃんと暮らそう」って気持ちになるのが不思議ですが、
人間、ちゃんとしたものをみると、ちゃんとしたくなるのですね。
そんなわけで、居候がいるのはうざったいし、
ちょっぴり居心地が悪く、自分のペースで暮らせないなぁ、
って不満もあるけれど、
自分がめんどくさがって手をつけられなくなってた
掃除をしてくれる、ていう特典だけで、あと1年ぐらいはいてもらってもいいかな、と思いました。
かり暮らしのアリエッティ的モンゴル人は、気難しくて、ずーっと一緒にいられるとは到底思えませんが、たまになら、いいのかな、と思います。
ムカつくこともたくさんあるのですが、どっかで許してあげてれば、それなりによい緊張感を保ちながら、友好関係が続けられるのです。
本音は、もしかして、他人に盗られちゃうものって、自分には必要ないものなのかもしれん。
それが盗まれたからといって、自分が致命傷を負ってるわけではないって場合は、そのままアゲチャエって思ってしまうことがある。
それって、「レ・ミゼラブル」の神父様の心境かなぁ?
どうしても、ダメ!っていう執着があるものでも、引き剥がされちゃってみると、意外と、自分はそれがなくても生きてけちゃってる。
ここまで悟れるんだったら、「大人になれ」ってことなのでしょうね。
大人になっても、整理整頓、掃除を「定期的にしよう」と心がけるのが苦手なので、結婚もできません。
結婚婚しなければ、整理整頓ができないぐらいで目くじら立てる人もいないから。
あーあ。おわってんなあ・・・
と、とりあえず、明日(もう今日だ)は1日、自分時間の予定なので、せっかく掃除してくれたから、残りの整理整頓に取り掛かろうかな、と思っています。
苦手なものを克服するのは、大変ですが、
誰かが手伝ってくれれば、なんとか向き合って対策とろう、ぐらいの気持ちにはなれそうです。

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