わが社のナンバー2はタイ人(男性)。
彼の席は私の隣。一応、間にパーティションが置かれているのだが、椅子に座った時の目の高さあたりがガラスで出来ており、パーティションとしての本来の目的をほぼ成さない極めてタイらしい代物。
つまり、椅子を少し後ろに倒すと、彼が何をやっているか見えるのである。
この事実。もう1年以上前から私は知っているのだが、
この人、かなりの頻度でポルノサイトを閲覧している。
言うまでもなく就業時間内。 しかも、日常的に、且つ、目の前の一般タイ人従業員は必死に働いているにも関わらず、だ。
しかもぶっちゃけると、この人の給料。15万バーツ以上ある。
(もちろん、仕事もやっているのだが)仕事中に、ポルノサイトを閲覧して15万バーツ以上ゲットしているとは、タイ広しと言えども、かなりの勝ち組の部類に入るのではないだろうか。
彼と私の席は壁を背にしているため、一般スタッフからは我々のPCの画面は見えない。 まあ、そのお陰で、私も時間が有る時はこうやってブログをアップしていたり、ニュースを見たりはするのだが、流石の私もポルノサイトをオフィスで見るほどの落伍者ではない。
彼はもう50歳手前、既婚者で子供もいるオッサンなのだが、全く、人間の欲望とはエンドレスなものである。
まあ、一応ナンバー2であるし、私と業務で絡む事もさほどなく、人柄は良いオッサンなので、好きにしてもらっていたのだが、先日IT部の若手マネージャーから秘密裏に相談を受けた。
内容としては、先日社内ネットワークが非常に遅く、不審に思ったIT部員が原因を調べたところ、あるPCが大量の動画をダウンロードしている事が分り、IPアドレスをたどってみると、
案の定、奴
奴は、ポルノサイト閲覧だけでなく、最近はダウンロードにまで手を広げている模様。
しかも、日本にあるサーバーからダウンロードをしているらしく、タイ人男性の例に漏れず、奴も日本モノのファンらしい事まで発覚。
ITマネージャとしては、「~という事が分ったのですが、どうしたら良いと思いますか?」 という具合。
要するに、悪い事をしている奴がナンバー2なので、対応に困っているという事。
タイではある意味日本以上に上下関係が厳しい国である。 このケースにしても、一介のITマネージャー如きが、ナンバー2に対して注意など現実的には不可能なのだ。
たとえポルノサイトを閲覧、そして動画を大量にダウンロードしていても、である。
正直、この手の話を振られると私としても対処に困る。
タイ人スタッフ達は、私は日本人社員であり、ある種特別の立場にある人間だと考えている。
その考え。100%間違いではないが、100%正しくもない。
GMとして、マネージメントスタッフであることには間違いないが、私は現地採用である。 しょせん、ローカルスタッフ。
組織における立場からいうと、ナンバー2の奴よりは下なわけだ。
私としても、要らん波風は立てたくないし、ポルノサイトの件を指摘したがために後々怨みをもたれるのもゴメンだ。
実際、「俺は、そんな事しらねーよ」 と言うのが本音だったのだが、相談を受けている身として、あまり無下な対応も取れないのがつらい立場。
最終的には、
奴には直接注意しないが、奴がサーフしているポルノサイトへのアクセスを一つ一つ遮断すれば? という「的確な」アドバイスを送り、
早速先週からポルノサイトアクセス遮断プロジェクトが実施されたところだ。