在タイの方々には既にご存知の事件だろうが、昨年末12月27日、ドンムアン高速道路を走行中のホンダシビックが急ハンドルを切り、乗り合いバンに接触。 衝撃でバンは側壁に激突、開いたドアから乗客が振り落とされ、高架から20メートル下の地面に転落。 9名の命が失われた。
ホンダの運転手、当初は18歳女性と報道されていたが、後に16歳の未成年であることが公表された。
そしてこの衝撃写真。 事故直後、大破したホンダの横、すぐ横の高架下にはバンから振り落とされた乗客の死体がある状況で携帯電話(ブラックベリー)をいじる少女。
彼女の名前は、Praewa (Orachorn) Thephassadin Na Ayuttaya。
"Na Ayuttaya"という名字から分るとおり、王室の遠縁。
つまり、特権階級にありがちな甘やかされて育ったバカ娘が無免許で車を運転し、無茶な運転をした結果、大惨事を起した。
にも関わらず、まるで事故の事など眼中に無いかの如くブラックベリーをいじる姿に、批判が爆発。
もし、これが何の力も無い16歳の不良少女であったなら、即刻で逮捕、留置所に身柄を拘束。勿論、保釈等許されるはずもなく、未成年であろうともそれなりの重刑を科せられるであろう。 同時に、保護者である両親の責任も問われるのも当然。
だが、やはりタイである。
どういう事なのか、彼女は身柄を拘束されることもなく、Na Ayuttaya家が完全保護を決め込み、少女を入院させ、病院を3つも4つも転々としている。
いつも無駄に権力をちらつかせ、弱いものイジメをしているタイ警察は一体何をしているのか?
世論に尻を叩かれた警察は、やっとのこさ先日事情聴取という名目で彼女を出頭させたが、何がどうなっているのか、まだ逮捕もされていない。 それどころか、彼女の精神鑑定等が進められている。
この先どういう展開となるかは大方予想がつく。 こういうケースは、いつもこうだ。
人の噂も七十五日、世論が落ち着くまで警察は適当に時間稼ぎをし、事故当時の精神状態がどうたらこうたら、しかも未成年、とかの理由で結局彼女は罪に問われる事もなく放免。
間違いなく、こういう落しどころでカタが付くだろう。
特権階級が加害者となったケース(被害者が外国人ではなくタイ人の場合)では、この国に正義は存在しない。
タイの腐った一面である。
ただ、タイも変わりつつあるようで、インターネットでは彼女への包囲網が着々としかれている。
Facebookで「Anti-preawa page」と検索してみると、アンチコミュニティに繋がる。
そこには彼女の写真や彼女のチャット履歴、事故の写真等が上げられている。
「さっき運転してたらバンにぶつかっちゃって、何人死んだかわからない。ハハハ」
これが冒頭の写真でブラックベリーをいじってる彼女が書き込んだチャットなのだろうか、それとも誰かが意図的に制作した画像なのか、真相は謎。
"Nobody is above the law"
この事件について、アピシット首相はこう言及したが、
そもそも、タイの特権階級の人間には、Law自体が適応されないのだから、aboveも糞もないのではないか?

