時間にうるさい性格の人はタイで仕事をすると苦労する。

かくいう私も、何かと時間にうるさい人間だ。

待ち合わせにしても、どんな所でも10分前には着けるようにしているし、飛行機などに乗る際には安全の更に安全を見て、早く着くように行動してしまう。 仕事にしても、当然期日までに何事もやり遂げるように予定を立てて仕事をしている。要するに、時間観念に関しては、日本人サラリーマンとしてはかなり有望なスペックだが、別の視点から見ると、時間に細かくてうるさい男。

思い起こすと、これは恐らく高校時代の影響。

私はとある田舎の工業高校出身。 そこでは何かと10分前行動というものが重んじられており、時間に対して極めてシビアだった記憶がある。 高校の卒業生は95%が就職。当然、高卒なので工場や零細企業に就職していくものが多く、そのような仕事場では時間に対して甘えは許されない、だから高校の間に10分前行動の癖を体にしみつけておけ。 

先生達はそういった。 

当時は「センコーウゼエ」としか思っていなかったが、後に、自分自身が製造業の世界にも身を置き、時間を守るという事の大切さを身をもって感じ、あの時に厳しく指導してくれた先生方に感謝した次第だ。

それが、何の縁あってか、こんな人間がタイに来て、タイ人の中で働いているのは、やはり何かの間違いなのかもしれない。

この土地では、

10分前行動どころか、

基本的に何事も絶対にDelay。 何をやらしても時間通りには行かない。

でも、限界まで怒ってはいけない。 

時間通りにやらない事に対して簡単に怒るのは野暮だ、的な空気がタイにはある。

タイに来て習得したスキル。 忍耐強さ。

問題としては、物事が私にだけ関係するのであれば、このスキルを発揮し、ただただ待っていれば良いのだが、そう単純な事ばかりではなく、日本本社からの依頼等の場合、当然日本にいる人間は、タイ人がいかに時間に大して寛大な国民であるか等は理解しているわけはなく、容赦なく私が責められる。

Mの気は毛頭なく、責められるのは嫌いだが、タイ人スタッフからmongolianbeefは野暮だ、と思われるのはもっと嫌なので、よほどの事がない限り、タイ人の尻はあまり叩かない。 

結局、私としては日ごろ相手にしているのはタイ人なわけで、日本本社どこそこ部署の誰々が私に腹をたてたところで、私としてはそんな人間、顔も知らない架空の人間に等しく、痛くも痒くもない。

ただ、そうは言っても物事TPOである。 厳守しなくてはならない物は必ずある。 そういう場合は容赦なくタイ人の尻も叩く。 

タイで働くにあたり、

物事の重要さ、プライオリティを即座に推測出来る事は勿論、それ以上にタイ人の尻を叩くタイミングを見極める才覚が必須スキルだと考える。

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