Nさんの働く夏の合宿所は
「ゾスラン」と呼ばれている。

ちなみに遊牧民の夏の宿営地もゾスランという。
どうやら夏に過ごす場所という意味らしい。

数日後、Nさんと待ち合わせの場所へと向かった。
他6人の隊員さんたちと挨拶を交わす。
モンゴルには日本人の協力隊員が約40人いるそうだ。

鉄道の駅近くに車の詰所のようなところがあり、
そこで車をチャーターする。
隊員さんの集団なので、
モンゴル語での交渉はさすがにお見事。

1台の車に乗り込み、
UB郊外の山手の方へと向かう。

木々が茂り、
避暑地のようなちょっといい一軒家が転々としている。
空気もひんやりしていて爽やかだ。

$モンゴルのモ-こんにちは

ゾスランには7歳~18歳までの
100人くらいの子どもたちがいる。
就職して自立できるまでいられるという。
先生はUBの街から1週間交代で泊り込む。

夏休みだから授業はないそうで、
子どもたちが遊ぼうと周りに集まってきた。

人見知りしない子が多い。
折り紙を見せたら珍しがるかと思いきや、
子どもたちは次々に
折り鶴、やっこさん、風船など
見慣れたものを作っていった。

よく見れば糸電話で遊んでいる。
私に近づいてきた子は
「アルプス一万尺」ができる。
先生が日本人だもの、そりゃそうだ。

子どもたちは天真爛漫で陽気なのだが、
現地の先生が気になった。
指導をするのに金切り声で怒鳴りつけている。
そして疲れきった顔をしている。

どこでも同じだけれど、
子どもたちは写真が好きだ。
キリがないほどにねだってくる。
そして撮った写真を送ってほしいと言う。

あとでNさんに話したところ、
写真を送るかどうかは自由にしていいですよ、
と淋しそうな顔をした。

人なつこい子ほど、
上手に写真やおもちゃを手に入れる。
国立の施設で視察が多いだけに、
そういうコツをつかむ子どもができてしまうようなのだ。
$モンゴルのモ-ゾスラン

〈おまけ〉
$モンゴルのモ-笑顔たまらん
ゾスランに併設されている、
幼稚園の給食時間。
このあと、この子は先生に「ちゃんと食べなさい!」と怒られていた。
ごめん。。