ウランバートルの昼間は最近、すっかり春爛漫っぽい陽気です。
北北西を向いて日当たりの悪い我が家のベランダ冷凍庫もそろそろ冷蔵庫並みになってしまい、外に貯蓄していたワンコ餌や冬からの「肝っ玉母さん羊」の最後の肉塊もチルド状態です。

ともかく、見事、冬の食料が春の雪解け期頃に使い切ることになりそうだ、ということで、この冬の食料(=モンゴル語だとイデシ)調達作戦は成功、ということになりそうです。

本日、日産パトロールの車検が無事合格したので(朝7時半出発で、行列に並び3時間半待ち!)、その足で久々に羊・ヤギさん達に会いに行ったわけですが・・・

群、いない・・・
遊牧民さん・・・いない・・・




???


抜き打ちはいかんかった・・・

そろそろ羊たちが出産シーズンを迎えるので、本拠地のゲルからはそんなに離れてたところで放牧しているわけではないんだけど・・・

そして、ゲルは鍵もかかってないで子犬がキャンキャン鳴いているわけですが・・・

さらに、うちの馬と遊牧民さんの馬ものんびり足をつながれながらも草をもぐもぐ食べているというノンビリ平和な春なわけですが・・・

主なし?


電話をかけたところ、どうやら夫婦そろってウランバートルに買出しに行っちゃっていて、ちょうど入れ違いになっちゃった模様。
家畜は、お嫁さんが放牧に連れ出してくれているそうです。

それにしてももうザクザクの雪すら吹き溜まりの日陰部分だけしか残っていません。
うちの羊さん達がいるところは、委託遊牧民の一家がいるだけなので、放牧地は独占状態。
そして、雪の下に残っていた草は、まだまだタップリあるので、出産シーズンがピークになって、目の届く範囲での放牧、となっても十分安心な感じです。

去年は、3月の段階で、購入からわずか半年という期間でモンゴル国気象観測史上最悪・過酷なゾドの冬にぶち当たったため、兼業遊牧を始めたときの所有頭数から半分以下まで減ってしまいましたが、今回の冬は、委託遊牧民さんに報酬として委譲した20頭、自分たちの食料や売却した分の12頭以外は、死亡家畜なし。

オオカミの被害も凍死も衰弱死もなし、との電話での報告。

そして、羊の出産は来週あたりからスタートの予定だそうです。

もともと、今回は羊の種付けが10月末から11月半ばまでと例年より遅くにして、厳しい冬に妊婦羊さん達が体力消耗しないように、という作戦を立てていたので、4月ごろが出産期でありました。

委託遊牧民のおじさんの話だと、母体が健康で体力も十分あると、妊娠期間が10日前後通常より長くなり、生まれてくる子羊たちも十分に大きくなっていて体力もある状態なんだそうです。
そういう意味では、まだうちの羊さん達が出産していない、というのは、体力十分な状態でベイビーたちをキープしているってことなのです。

来週あたりが楽しみです。

気がつけば、明日から4月です。

これからも砂嵐とか、突然の寒さ、とかまだまだ油断がならないモンゴルの春が続くわけですが、久々に綺麗な空気を吸い、ソートンと一緒に草原を駆け回ったりと「青春!」なことをして、気分爽快な1日となりました。ペタしてね