日本にいるので、ボーズより恵方巻きが気になるモンゴルだるまです。
とはいえ、本日はモンゴル国における2大年中行事のひとつ「ツァガンサル(白い月)=正月)のめでたい元旦です。
このブログをお愛読いただく方の多くは、モンゴル関係者であるらしいので、一応、モンゴルっぽいネタを書いてアクセスを稼いどこう・・・とかちょっと姑息なことを考えています。
毎日、リア充ライフを満喫し、多くの日本人と実りある会話に盛り上がり、今年は「おいら、やっちゃうよ」的に精力的に動いているため、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、本ブログ、結構滞り気味。
ですが・・・モンゴル在住者およびモンゴルにラブ!な日本人の方のために、ちょっぴりささやかにツァガンサルネタでございます。
えっと、今日からモンゴルでも卯年スタートです。
「白い鉄の卯年」(цагаан төмөр Туулай жил)です。
この1年は、これまでの混乱期から新展開というか、ようやく新しい幕開けを感じられる・・・そんな年になりそう。
モンゴルにいらっしゃる方は、これからしばらくはボーズ、アルヒ、羊肉とポテトサラダ漬けで自宅で自炊しないですみますねー。。。
市場経済化20年がたってちょっぴり「お金が大事だよ」という価値観が定着しつつあるモンゴル国での年始回りは、何かしらの手土産というか家の主への「お年玉」みたいなものを持っていくのが「大人のジョーシキ」になっております。
青い絹のハダグ(ガンダン寺周辺の仏具店で500-800tgくらいで売ってます)とともにピン札(5,000tg以上の高額紙幣が当たり前。500tgとか1000tgは日本人とかちゃんとお仕事してる人にしてはかなり恥ずかしい人ってことになります)を、年始の挨拶(ゾルゴフ)をする際にお渡しください。
ここ10回余りのツァガンサルで年始回りをしながら、こっそり傾向を探っていたのですが、年始の挨拶の際にお渡ししたこの「お年玉」っぽいものの金額や価値によって、ホスト側の女主人が「査定」していて、お帰りの際にいただく「年始のプレゼント」も、それにしたがって差別化が行われておるようです。
年始回りをする際のお宅の家の主人や女主人との関係性の距離感とか年始の挨拶にきた回数の累積などで、人間関係査定評価がわりと冷静になされております。
「一見さん」で、外国人が「モンゴルの旧正月をのぞきに来た」ぐらいでしかも年始の挨拶が手ぶらだったりすると、トランプとか靴下、下着(サイズがその人にあうとかあわないとか関係ない)、石鹸など2000tg前後で市場で出回ってるものがいただけるのです。不謹慎なのですが、ちょっぴり、年末の商店街のくじ引きで「参加賞」とか「はずれ」でもらうティッシュとかの感覚を覚えたりしたものです。縁起ものなので、捨てるに捨てられない・・・という感じもあります。まぁ、いい思い出というか、大事なリサーチの証拠品というか資料なのですが・・・。
こちらがピン札20,000tgくらいを出しちゃったりすると、お返しもののランクもぐっと上がります。
靴下は靴下でも、カシミア製品になったり、カシミアのマフラーになったりするのです。
昔馴染みで、事前に年始の挨拶にいく日時をお知らせしていたりする場合や、ご招待だったりすると、カシミアのマフラー+ワイン1本とかになることもあり、それはそれでビビる。
ツァガンサルは、その年の家庭の経済的な問題も含めての吉凶を決める大事な行事でもあるので、どの家庭も、1年分の生活費を使いきるぐらいの気合で大盤振る舞いのために備えます。
ボーナスというと日本だと7月とか12月とかにいただけるって感じですよね。
といいつつ、私がボーナスをいただいたのは某テレビ制作会社に勤めた時に、千円札がピン札で10枚入った封筒が代表取締役社長が社員一人一人に手渡された、という強烈な思い出1回こっきりだけど。
モンゴルの場合は、たいてい、ツァガンサル前にボーナス(13ヶ月目の給料と呼ばれている)が支給されます。
1世帯で最低でも80万トゥグルグ。
つきあいが広いセレブの場合は、数百万から多分、数千万トゥグルグ規模になるんじゃないかしらん?
ツァガンサル直前の儀礼にはつきもののオーツが30万トゥグルグまで跳ね上がった、と大騒ぎでしたが、それ以外に、ヘビーンボーブも10万トゥグルグ分くらいは最低でもみなさん調達してると思います。
他に3日間の年始回り客をもてなしたり自分たちも食べるおせち料理的なサラダ類も20kgとか30kg分くらい作ってますもんね。
ボーズだって、普通の4人家族家庭ぐらいでも2000個くらいは普通に用意しているし。
モノ不足時代のツァガンサルとは比べ物にならないくらい、伝統色と豪華さに驚きます。
そもそもが、昔は調査中で居候先の遊牧民宅だったり、トナカイとともに暮らしてるツァータンの集落だったりと、極めてローカル自給自足系ツァガンサルだったのが、ここ10年間で経験してるのが都会だっていう生活経済スタイルの違いもありますが。
日本など「外国」をベースにモンゴルLove!でモンゴルに通ってたり、思い入れたっぷりの人にとっては、モンゴルのツァガンサルって結構、心理的にも盛り上がりがあるお楽しみイベントだと思うのですが、なんだか経済活動の場としてモンゴルとお付き合いしていると、独身の私は、ツァガンサルってびっくりするくらいの「散財イベント」なのです。
クリスマスとおんなじくらい「無駄遣い」的にお金が流出するので、今回、日本でのんびりしていて思ったのは、やはり年末年始は日本でチミチミ過ごすのがいい、ということです。
でも、ボランティアや留学など期間限定で滞在していらっしゃる方には、できるだけ「モンゴル」を満喫していただくためにも、多いに年始回りでモンゴル人との家族ぐるみのディープな関係性を築きつつ、アルヒで酔いつぶれたり、ボーズで胃もたれしたり、たくさんの人にほっぺにチューされたりっていう経験を楽しんでいただきたいと思います。
というわけで、今年はなんとなく、自分の生きざま含め、ちょっぴり堅実経済成長を心がけようと思います。
まぁ、どう動いたところで、ツァガンサルはお金が飛び出ていきますから、その辺で「お金が無駄遣いされてる」とか財布のひもを締めずに楽しむこと。
だって、私たちアウェイな日本人が年始回りでばらまくお金の数十倍から数百倍、おそらく、その時の手持ち全てをはきだすぐらいの勢いでモンゴル人はツァガンサルに「かけて」いるのですから。
借金してでも!くらいに、モンゴル人はツァガンサルで使う経費を惜しみません。
というのも、おそらく、心のどっかで「幸先のよい一年の始まりを景気よく始めれば、その年はきっといいことがある」って期待しているんだと思います。
景気よく、気持ちよく手放したお金って、ちゃんとめぐりめぐって、「お友達」を連れて手元に帰ってきてくれる・・・らしいんですよ。
こういう経済の循環のラッキー法則は、積極的に信じて開運しようって、ちみちみホノボノと、日差しの暖かな日本で恵宝巻きをまるかぶりしながら、考えています。
とはいえ、本日はモンゴル国における2大年中行事のひとつ「ツァガンサル(白い月)=正月)のめでたい元旦です。
このブログをお愛読いただく方の多くは、モンゴル関係者であるらしいので、一応、モンゴルっぽいネタを書いてアクセスを稼いどこう・・・とかちょっと姑息なことを考えています。
毎日、リア充ライフを満喫し、多くの日本人と実りある会話に盛り上がり、今年は「おいら、やっちゃうよ」的に精力的に動いているため、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、本ブログ、結構滞り気味。
ですが・・・モンゴル在住者およびモンゴルにラブ!な日本人の方のために、ちょっぴりささやかにツァガンサルネタでございます。
えっと、今日からモンゴルでも卯年スタートです。
「白い鉄の卯年」(цагаан төмөр Туулай жил)です。
この1年は、これまでの混乱期から新展開というか、ようやく新しい幕開けを感じられる・・・そんな年になりそう。
モンゴルにいらっしゃる方は、これからしばらくはボーズ、アルヒ、羊肉とポテトサラダ漬けで自宅で自炊しないですみますねー。。。
市場経済化20年がたってちょっぴり「お金が大事だよ」という価値観が定着しつつあるモンゴル国での年始回りは、何かしらの手土産というか家の主への「お年玉」みたいなものを持っていくのが「大人のジョーシキ」になっております。
青い絹のハダグ(ガンダン寺周辺の仏具店で500-800tgくらいで売ってます)とともにピン札(5,000tg以上の高額紙幣が当たり前。500tgとか1000tgは日本人とかちゃんとお仕事してる人にしてはかなり恥ずかしい人ってことになります)を、年始の挨拶(ゾルゴフ)をする際にお渡しください。
ここ10回余りのツァガンサルで年始回りをしながら、こっそり傾向を探っていたのですが、年始の挨拶の際にお渡ししたこの「お年玉」っぽいものの金額や価値によって、ホスト側の女主人が「査定」していて、お帰りの際にいただく「年始のプレゼント」も、それにしたがって差別化が行われておるようです。
年始回りをする際のお宅の家の主人や女主人との関係性の距離感とか年始の挨拶にきた回数の累積などで、人間関係査定評価がわりと冷静になされております。
「一見さん」で、外国人が「モンゴルの旧正月をのぞきに来た」ぐらいでしかも年始の挨拶が手ぶらだったりすると、トランプとか靴下、下着(サイズがその人にあうとかあわないとか関係ない)、石鹸など2000tg前後で市場で出回ってるものがいただけるのです。不謹慎なのですが、ちょっぴり、年末の商店街のくじ引きで「参加賞」とか「はずれ」でもらうティッシュとかの感覚を覚えたりしたものです。縁起ものなので、捨てるに捨てられない・・・という感じもあります。まぁ、いい思い出というか、大事なリサーチの証拠品というか資料なのですが・・・。
こちらがピン札20,000tgくらいを出しちゃったりすると、お返しもののランクもぐっと上がります。
靴下は靴下でも、カシミア製品になったり、カシミアのマフラーになったりするのです。
昔馴染みで、事前に年始の挨拶にいく日時をお知らせしていたりする場合や、ご招待だったりすると、カシミアのマフラー+ワイン1本とかになることもあり、それはそれでビビる。
ツァガンサルは、その年の家庭の経済的な問題も含めての吉凶を決める大事な行事でもあるので、どの家庭も、1年分の生活費を使いきるぐらいの気合で大盤振る舞いのために備えます。
ボーナスというと日本だと7月とか12月とかにいただけるって感じですよね。
といいつつ、私がボーナスをいただいたのは某テレビ制作会社に勤めた時に、千円札がピン札で10枚入った封筒が代表取締役社長が社員一人一人に手渡された、という強烈な思い出1回こっきりだけど。
モンゴルの場合は、たいてい、ツァガンサル前にボーナス(13ヶ月目の給料と呼ばれている)が支給されます。
1世帯で最低でも80万トゥグルグ。
つきあいが広いセレブの場合は、数百万から多分、数千万トゥグルグ規模になるんじゃないかしらん?
ツァガンサル直前の儀礼にはつきもののオーツが30万トゥグルグまで跳ね上がった、と大騒ぎでしたが、それ以外に、ヘビーンボーブも10万トゥグルグ分くらいは最低でもみなさん調達してると思います。
他に3日間の年始回り客をもてなしたり自分たちも食べるおせち料理的なサラダ類も20kgとか30kg分くらい作ってますもんね。
ボーズだって、普通の4人家族家庭ぐらいでも2000個くらいは普通に用意しているし。
モノ不足時代のツァガンサルとは比べ物にならないくらい、伝統色と豪華さに驚きます。
そもそもが、昔は調査中で居候先の遊牧民宅だったり、トナカイとともに暮らしてるツァータンの集落だったりと、極めてローカル自給自足系ツァガンサルだったのが、ここ10年間で経験してるのが都会だっていう生活経済スタイルの違いもありますが。
日本など「外国」をベースにモンゴルLove!でモンゴルに通ってたり、思い入れたっぷりの人にとっては、モンゴルのツァガンサルって結構、心理的にも盛り上がりがあるお楽しみイベントだと思うのですが、なんだか経済活動の場としてモンゴルとお付き合いしていると、独身の私は、ツァガンサルってびっくりするくらいの「散財イベント」なのです。
クリスマスとおんなじくらい「無駄遣い」的にお金が流出するので、今回、日本でのんびりしていて思ったのは、やはり年末年始は日本でチミチミ過ごすのがいい、ということです。
でも、ボランティアや留学など期間限定で滞在していらっしゃる方には、できるだけ「モンゴル」を満喫していただくためにも、多いに年始回りでモンゴル人との家族ぐるみのディープな関係性を築きつつ、アルヒで酔いつぶれたり、ボーズで胃もたれしたり、たくさんの人にほっぺにチューされたりっていう経験を楽しんでいただきたいと思います。
というわけで、今年はなんとなく、自分の生きざま含め、ちょっぴり堅実経済成長を心がけようと思います。
まぁ、どう動いたところで、ツァガンサルはお金が飛び出ていきますから、その辺で「お金が無駄遣いされてる」とか財布のひもを締めずに楽しむこと。
だって、私たちアウェイな日本人が年始回りでばらまくお金の数十倍から数百倍、おそらく、その時の手持ち全てをはきだすぐらいの勢いでモンゴル人はツァガンサルに「かけて」いるのですから。
借金してでも!くらいに、モンゴル人はツァガンサルで使う経費を惜しみません。
というのも、おそらく、心のどっかで「幸先のよい一年の始まりを景気よく始めれば、その年はきっといいことがある」って期待しているんだと思います。
景気よく、気持ちよく手放したお金って、ちゃんとめぐりめぐって、「お友達」を連れて手元に帰ってきてくれる・・・らしいんですよ。
こういう経済の循環のラッキー法則は、積極的に信じて開運しようって、ちみちみホノボノと、日差しの暖かな日本で恵宝巻きをまるかぶりしながら、考えています。