ブログネタ:歩くの速い?遅い? 参加中2010年も明日で終わりですね。おはようございますモンゴルだるまです。
朝ドラ「てっぱん」が1月4日までお休みってことで、のんびりできるやー、と思ったのも束の間、「ゲゲゲの女房」の総集編が「てっぱん」よりも早い7時半からスタートってことで、まんじりと寝てられない・・・ってどれだけテレビっこ(;^_^A
モンゴルの世間様は、日本と同様、忘年会シーズンです。
東京みたいに、終電が夜中の1時くらい(東京都心から西へ行く中央線は結構遅くまでやっとります)だし、それを逃しても、都市部だと「深夜バス」という公共交通機関があります。
大体、どの飲み会も幹部さんが「終電」の時間を気にしてくれるか、「朝まで飲んじゃうよー」なことも可能なカラオケとかいろいろ楽しいところがあるので、文字通り「時間を忘れて」満喫できる。
対して、酒好きなわけでも、飲めるクチでもないくせに、私、宴会の席って大好き。わいわいしてるところで議論しちゃう、というちょっぴりめんどくさい飲み会が好きなのです。
一番すきなのは、ホームパーティー的に、「もう家に泊まっていきなよ」っていうなし崩しが許される宴会。
「この場で寝ても安全」ってシチュエーション、大好きです。
で、モンゴルの話。
終バス早いっす。
夜8時くらいにはもうバス、まばら。
夜9時とかは皆無といってもよい。
12人乗りに20人くらい鮨詰めに乗せるマイクロバスの乗り合いサービスが禁止されてしまってから、タクシーかテクシー以外、夜の市民の足がありません。
タクシーも夜間は荒っぽい運転のぼったくり系が闊歩し、メーターが「そんなに速くまわるのおかしくねぇか?」っていうありえない金額になってたりする。でも、支払いでもめると、それこそ車内で身包みはがされるとか、ゲル地区のスラム化してる果ての果てに放り出されるとか、結構、恐ろしいことになってしまう。今の時期、ゲル地区とかに放り出されると、人に襲われなくても、冬将軍とか野犬とか番犬とか、いろいろなものに襲われる危険があるから、文字通り、「死と隣り合わせ」を実感するハメになるのです。
テクシー(徒歩)は、、、となると、これもまた時間帯によっては危険。
ツイッターで、そのアイコンから、「この人は絶対かっこいい!」と勝手にファンになっている某ボランティア機関の隊員さんが、「普通に歩いていただけで、いきなりモンゴル人男に尻を蹴っ飛ばされた」とつぶやいていた。
どうも日本のODA機関J○○A様関係者というのは、普通に歩いていても襲われる、というケースが後を絶ちません。
別にこのかっこいい人だけでなく、以前、モンゴルで活動していた「世界No.1空手女」の隊員さんですら、しょっちゅう、「すれ違いザマに肩パンチを食らう」とか「首絞められる」とか、彼女の素性を知らずに命知らずな・・・っていう暴漢が赴任中2年間弱の間に1、2度どころか、毎月とか、毎四半期ごとくらいに、「襲われた」とか「殴られた」とか「絡まれた」という話をきいていたわけです。
モンゴル西の果てに初めて長期派遣された隊員さん(この人もかっこよかった・・・隊員ってやっぱ日本の「顔」だから顔オーディションもあるのか?)も、久々に赴任先からウランバートルに上京してすぐに友達とお酒飲んで陽気に歩いていたら、いきなりリンチにあって、顔の形変わっておった。最近、リメイク版が出ておるらしい車田正美の「リングにかけろ」の試合の後、みたいな顔になってた。
「かっこよい隊員」範疇にはないけど、「超いい人」も白昼、食料の買出しの帰りに、自宅付近でいきなり男達に取り囲まれ、ぼっこぼこに殴られ、めがねは割られ、携帯とかデジカメとかお金とか強奪された、ということがありました。
親方日の丸系ボランティアの方々と違ってその方は私と一緒で、「民間」の単身乗り込んできたクチなので、乳母日傘がありません。とってもいい人なのに・・・なぜか年に1回くらい「怖い目」にあってる。
こういう「何にもせんと歩いているだけで襲われる」という人のタイプっていうのは、特にあるわけじゃない。
暴力的な危険分子は、むしろ、「人のよさそうな安全な人」をターゲットにする傾向がある。
先日お会いした、エコツーリズム支援の英国人Mr.Bは、「歩くのが大好きでいつも散歩してるけど、襲われたことは一度もないよ」とおっしゃってました。でも・・・Mr.Bはでかいのです。180cmははるかに超えているのです。見た目もいかにも「英国人」なのです。
モンゴル人は基本、欧米系白人は襲いません。金持ちっぽく見えても、「通りすがりの強盗」とか「リンチ」的な襲い方はしません。欧米人が襲われるのは、大抵、「女がらみ」・「金がらみ」でマフィア系が犯人です。
旅行者で襲われるのは、欧米人だから、って襲われているわけではなく、「あいつら、金持ってる」ってバレバレな人が襲われているのです。
日本人が襲われるのは、ひとつには、「中国人と間違えられちゃう」という、とんだ濡れ衣とばっちり、な理由があります。モンゴル人は国境を接し、古来から騎馬民族VS農耕民族の小競り合いや激しい戦闘を続けてきたDNAが色濃く、本能的に、「中国人は襲え」ってセッティングされて生まれているんじゃないか?というくらい嫌ってます。でも、隣国で経済的にも政治的にも中国と「仲良く」しとくと「いいこと」もあるし、「悪いこと」は減らせるので、「理性」と「損得勘定」によって、「憎悪感情」を押さえ込んでいるのです。理性のある人はね。
-20から30℃、場合によっては-40℃も「普通にアリでしょう」っていうこの寒い夜のウランバートルの道端をフラフラしてるようなモンゴル人には、「外交的理性」なんてものはありません。大抵、酔っ払ってるし。お金がないから気が立ってるし。場合によっては、女もいないから、女連れの「なにやら、はぶりがよさそうに見えるアジア人男」っていうだけで、「攻撃対象」としてロックオンしてくるのです。
モンゴル人は平熱も結構高いんだから、こういうフラフラダメ男同士で「おしくらまんじゅう」でもして暖をとってりゃいいのに、どうしてもその血の熱さを、パンチとかキックとかチョップとか場合によっては「武器」とかをぶんぶん振り回すエネルギー回路につないじゃうんだなぁ。。。
で、モンゴル人が、モンゴル人とその他のアジア人をどう区別つけているかっていうと、なんと「歩き方」なのだ、ということが、長年の研究でわかってきました。
アセアン諸国の人たちはちょっぴり顔かたちも南の雰囲気だし、冬の肌の色が違うから(夏はモンゴル人の日焼けするからわからない)区別できる。
で中国人と韓国人と日本人ですが・・・私は、なんとなく区別がつくのですが、なぜ?っていうのはよくわからん。
でも、私も「歩き方」で区別しています。
日本人の歩き方って、なんか腰が落ちているっつか、足のあがり方がズルズルしてるんですよね。足の裏が地面からあんまり離れない。ずり足って言うか。女の子もそうですね。
モンゴル人は、「日本人女子は皆内股ちょこまか歩き」って思ってるフシがある。
モンゴル人の歩き方は、ウランバートルっ子とその他のモンゴル人で区分けすることができる。
基本は、皆、「肩で風を切り、妙に胸をはっている」姿勢で「ざっざっざっ」とか「カツカツカツ」って漫画だったら描かれるであろう歩き方。
ウランバートル以外の人はどこかのんびりしています。田舎出身の人はどこかガニマタ系。これは「馬の体にフィット」して足の骨が進化してるから、ってこともあると思う。
ウランバートルの人は、歩き方が、せかせかしています。せかせかブンブン歩く上に、すれ違う場合も、ぜんぜん、「対向者に道を譲ろう」っていう意識センサーはまったく働かない人も多いので、そのままブンブン歩いて、すれ違いザマに肩が当たったり、腰があたったり、けっぽられたりする。
必要以上に手も足もブンブン振り回しているから、それだけで「歩く凶器」ですわ。気をつけんことにはね。
でも、こういうブンブンがんがんな「そこのけそこのけ」歩行をしていれば、当然のことながら、人は近寄ってきません。だから、暴漢に襲われる可能性もちょっと減る、ということに私は気がついてしまったのです。
「そっか。自分が歩く凶器になっちゃえば、周りの人は近づいてこないんだ」
これは、浮浪者の人とかが混んだ電車に乗っても必ず座れるか、あるいはゆったりスペースでいられるのと一緒だ。あるいは、今にも、「ゲロはきそうな」挙動不審にえづいているとドア付近の取っ手をゲットしやすい、というのと同じ論理。
私、テレビ業界で働いていたときは、やたら歩くの速かったです。そもそも「歩く」ってあんまりしないでいつもセカセカしてた。走るってほどでもないんだけど「小走り」でした。
ウランバートルに来てからは、時間に追われることもないから、のんびりさんになりました。
おまけに普段、愛犬・ソートン(シェパード・オス)と一緒に歩いていることが多いため、力強くリードで引っ張られているから、仕事の都合などで、犬なしで歩くと、もうバランスがとれず、歩くだけで疲れる気がする・・・。
犬と一緒ってことで、最近は、「ブンブン、がんがん」な歩く凶器歩行をする必要もなかったのです。
モンゴルで夜道を歩くときに注意すること。
「なんびとたりとも、見知らぬものは近づけるな」
この心がけ、結構大事なポイントですよ。
道の曲がり角とかは、なるべく車道側から大きく回る。
車庫とかコンテナは、だいぶ治安上の理由で撤去されているけれど、まだまだ建設途中の建物周辺などは暗いし、物陰が多い。
ゴミ捨て場の近くは、浮浪者が集団でたむろしている生活ポイントです。彼らは大抵酩酊状態ですが、彼らの眠りの妨げになるような行為は、即、ロックオンされますから気をつけてください。
歩くときに殺気をむんむん発していること。右手をポケットの中につっこんで、カギ束を握り締めておく。カギを指と指の間に入れておくと、とっさのときでも凶器にできます。相手の目を狙うとよい。
脇やひじはわりとしめておく。
びっくりしたときは、すぐに肘から肩越しに振り上げるっていう突発リアクションの訓練。
肘が顎や鼻にあたると、みぞおちを肘でつくよりも相手は意表をつかれます。
私は背がちっちゃいので、みぞおちを狙おうにも、届かないことが多い。
ほんとに怖い目にあったときって、悲鳴とか叫び声って出てこないもんです。
一瞬、呼吸を置いちゃうんですね。
だから、普段から、「びっくりしたら、大きな悲鳴」って心がけて、練習しとくといいです。
私って反射神経が異常に過敏なので、「コトが起きる一瞬前」に叫んでしまうため、結構、この叫び声で相手が退散してました。
あと、酔っ払いのおっさんがただフラフラと道をたずねようとよってきただけなのに、肩に手をかけられた瞬間に、犬のリード用だった、ものすごい重いチェーンで攻撃してしまったことがある。相手が酔っ払いで、走れなかったのと、私もむくむく着膨れのどこにでもいるモンゴルおばさん装束だったおかげで、つかまることも訴えられることもなかったけど、あやうく犯罪者になってしまうところでした。。。ということはある。
あんたのほうが「歩く凶器だよ」っていうところまでモンゴルに順化してしまうことが大事です。
ただ、街を歩くっていうだけで、なぁんでこんなに神経を研ぎ澄ませて、攻撃のことを考えなきゃいけないのか?
私もよくわかりません。でも、友達とただ、フラフラ歩いているだけでも、実は私、人とすれ違うときって、ついついカギ束を握り締め、足に力がこもり、静かに緊張しています。
自分の周囲1.5m以内に入ってくる見知らぬ人全員が「危険」とみなしている。
まぁ、5mくらい離れたところから、大抵の人の殺気とか、「あ、この人、いい人」とか「この人は頭いい」とか、「あ、何かいいことあったんだねー」とか、「あ、こいつは相当落ち込んでいるが誰かを襲うほど切羽詰ってもおらぬ」とかはわかるんだけど。
人の気分って、歩き方にも現れていると思います。
自分の歩き方も気にしてはいるんだけど、私、街行く人の歩き方観察をすることで、なんとなーく、危機管理能力が磨かれた気もする。
ただ、最終的には、どれだけ注意しようが、慎重であろうが、「襲われるときは襲われる」のだから、夜はおとなしく家にいるようにしています。
集団(女だけよりも・女子多めの男1-2人とかが危険)で歩くときに、日本語でベラベラしゃべって目立ったりすると、鬱屈ゾンビたちの攻撃対象になりやすいです。
蹴っ飛ばすとか「肩パン(肩をパンチする)」とかなら、そのままやり過ごすのが正解。
やつら、絶対、一人では襲ってこないから。必ず仲間がいるっていう自分有利な状況でしか、見知らぬ人間に因縁はつけません。結果的に独り、に見えていても、かならず周囲に、「いざとなったら加勢する」という鬱屈ゾンビが隠れています。憂さ晴らしだけでなく金目のものを奪い取るっていう目的もあるので、大抵2-3人です。それ以上多くなると、分け前減るから。
基本的に日本人男性は、集団同士の殴り合いの喧嘩になれてないことが多いし、手近にある石とかレンガを凶器に応戦するとかってできない人が多いと思うんだよね。
モンゴル人、いったん戦闘モードになったら、ナイフやレンガ、鉄パイプとかガラス瓶を割ったものとか、手近な凶器を使うことにためらいがなくなりますから、ご注意ください。
最近は街に娯楽や飲み屋が増えてしまったから、「どっかの家に集まってホームパーティー」的な飲み会ではおさまらなくなって来ているようですが、親方日の丸関係者の中でもJICA様ボランティア関係者って老若男女関係なく、わりと狙われやすいようですから(どうしても不特定多数のモンゴル人との交流が多くなる立場だし、日本人同士でつるみやすいから)、特に今ぐらいの時期は慎重に、できれば、ドアToドアでタクシーとか友達のアッシー君などを確保し、飲食代+安全におうちに帰る帰宅費を用意して飲み会に臨むのがよろしいかと思います。
事例として使わせていただいているのは、ぜーんぶ実際あったこと。
本人から聞いたものや、警察や傷害病院(ゲムテル と呼ばれる事故・事件・外傷専門の病院)などからの情報、大使館の警護班からいただくメールニュースなどを元にしております。
こういう夜道での暴漢事件って1度あることは2度でも3度でもそれ以上でも起きるし、犯人が誰か特定、っていうわけではなく、あまりにも不特定多数の「犯人予備軍」が街にあふれている以上、歩調はモンゴル人にあわせ、外国人であることや、ちょっぴり経済的に余裕があることを悟られないようにしてください。
酔っ払いや金に困っている殺気だっている人は、時間帯関係なく、いつでも臨戦態勢である、ということも念頭に入れて、いつでも応戦・防御ができるようにしておくといいです。
私は過剰防衛にならないように、犬のリードは革紐を使うようになりました。
カギ束にして持ち歩かない人は、直径2-3cmくらいの小石でも握っておくと、パンチの威力はかなり増強されるから便利です。
以上、モンゴル夜道の歩き方と安全対策の考察でした。
あれ、歩き方、速いか遅いか?ってネタだったっけ?
答えは、周囲に合わせて目立たぬように。
周りが歩くの速い人なら、スタスタ、遅い人ばかりなら、ズルズル歩き、人にぶつかられない距離をとるようにしています。
朝ドラ「てっぱん」が1月4日までお休みってことで、のんびりできるやー、と思ったのも束の間、「ゲゲゲの女房」の総集編が「てっぱん」よりも早い7時半からスタートってことで、まんじりと寝てられない・・・ってどれだけテレビっこ(;^_^A
モンゴルの世間様は、日本と同様、忘年会シーズンです。
東京みたいに、終電が夜中の1時くらい(東京都心から西へ行く中央線は結構遅くまでやっとります)だし、それを逃しても、都市部だと「深夜バス」という公共交通機関があります。
大体、どの飲み会も幹部さんが「終電」の時間を気にしてくれるか、「朝まで飲んじゃうよー」なことも可能なカラオケとかいろいろ楽しいところがあるので、文字通り「時間を忘れて」満喫できる。
対して、酒好きなわけでも、飲めるクチでもないくせに、私、宴会の席って大好き。わいわいしてるところで議論しちゃう、というちょっぴりめんどくさい飲み会が好きなのです。
一番すきなのは、ホームパーティー的に、「もう家に泊まっていきなよ」っていうなし崩しが許される宴会。
「この場で寝ても安全」ってシチュエーション、大好きです。
で、モンゴルの話。
終バス早いっす。
夜8時くらいにはもうバス、まばら。
夜9時とかは皆無といってもよい。
12人乗りに20人くらい鮨詰めに乗せるマイクロバスの乗り合いサービスが禁止されてしまってから、タクシーかテクシー以外、夜の市民の足がありません。
タクシーも夜間は荒っぽい運転のぼったくり系が闊歩し、メーターが「そんなに速くまわるのおかしくねぇか?」っていうありえない金額になってたりする。でも、支払いでもめると、それこそ車内で身包みはがされるとか、ゲル地区のスラム化してる果ての果てに放り出されるとか、結構、恐ろしいことになってしまう。今の時期、ゲル地区とかに放り出されると、人に襲われなくても、冬将軍とか野犬とか番犬とか、いろいろなものに襲われる危険があるから、文字通り、「死と隣り合わせ」を実感するハメになるのです。
テクシー(徒歩)は、、、となると、これもまた時間帯によっては危険。
ツイッターで、そのアイコンから、「この人は絶対かっこいい!」と勝手にファンになっている某ボランティア機関の隊員さんが、「普通に歩いていただけで、いきなりモンゴル人男に尻を蹴っ飛ばされた」とつぶやいていた。
どうも日本のODA機関J○○A様関係者というのは、普通に歩いていても襲われる、というケースが後を絶ちません。
別にこのかっこいい人だけでなく、以前、モンゴルで活動していた「世界No.1空手女」の隊員さんですら、しょっちゅう、「すれ違いザマに肩パンチを食らう」とか「首絞められる」とか、彼女の素性を知らずに命知らずな・・・っていう暴漢が赴任中2年間弱の間に1、2度どころか、毎月とか、毎四半期ごとくらいに、「襲われた」とか「殴られた」とか「絡まれた」という話をきいていたわけです。
モンゴル西の果てに初めて長期派遣された隊員さん(この人もかっこよかった・・・隊員ってやっぱ日本の「顔」だから顔オーディションもあるのか?)も、久々に赴任先からウランバートルに上京してすぐに友達とお酒飲んで陽気に歩いていたら、いきなりリンチにあって、顔の形変わっておった。最近、リメイク版が出ておるらしい車田正美の「リングにかけろ」の試合の後、みたいな顔になってた。
「かっこよい隊員」範疇にはないけど、「超いい人」も白昼、食料の買出しの帰りに、自宅付近でいきなり男達に取り囲まれ、ぼっこぼこに殴られ、めがねは割られ、携帯とかデジカメとかお金とか強奪された、ということがありました。
親方日の丸系ボランティアの方々と違ってその方は私と一緒で、「民間」の単身乗り込んできたクチなので、乳母日傘がありません。とってもいい人なのに・・・なぜか年に1回くらい「怖い目」にあってる。
こういう「何にもせんと歩いているだけで襲われる」という人のタイプっていうのは、特にあるわけじゃない。
暴力的な危険分子は、むしろ、「人のよさそうな安全な人」をターゲットにする傾向がある。
先日お会いした、エコツーリズム支援の英国人Mr.Bは、「歩くのが大好きでいつも散歩してるけど、襲われたことは一度もないよ」とおっしゃってました。でも・・・Mr.Bはでかいのです。180cmははるかに超えているのです。見た目もいかにも「英国人」なのです。
モンゴル人は基本、欧米系白人は襲いません。金持ちっぽく見えても、「通りすがりの強盗」とか「リンチ」的な襲い方はしません。欧米人が襲われるのは、大抵、「女がらみ」・「金がらみ」でマフィア系が犯人です。
旅行者で襲われるのは、欧米人だから、って襲われているわけではなく、「あいつら、金持ってる」ってバレバレな人が襲われているのです。
日本人が襲われるのは、ひとつには、「中国人と間違えられちゃう」という、とんだ濡れ衣とばっちり、な理由があります。モンゴル人は国境を接し、古来から騎馬民族VS農耕民族の小競り合いや激しい戦闘を続けてきたDNAが色濃く、本能的に、「中国人は襲え」ってセッティングされて生まれているんじゃないか?というくらい嫌ってます。でも、隣国で経済的にも政治的にも中国と「仲良く」しとくと「いいこと」もあるし、「悪いこと」は減らせるので、「理性」と「損得勘定」によって、「憎悪感情」を押さえ込んでいるのです。理性のある人はね。
-20から30℃、場合によっては-40℃も「普通にアリでしょう」っていうこの寒い夜のウランバートルの道端をフラフラしてるようなモンゴル人には、「外交的理性」なんてものはありません。大抵、酔っ払ってるし。お金がないから気が立ってるし。場合によっては、女もいないから、女連れの「なにやら、はぶりがよさそうに見えるアジア人男」っていうだけで、「攻撃対象」としてロックオンしてくるのです。
モンゴル人は平熱も結構高いんだから、こういうフラフラダメ男同士で「おしくらまんじゅう」でもして暖をとってりゃいいのに、どうしてもその血の熱さを、パンチとかキックとかチョップとか場合によっては「武器」とかをぶんぶん振り回すエネルギー回路につないじゃうんだなぁ。。。
で、モンゴル人が、モンゴル人とその他のアジア人をどう区別つけているかっていうと、なんと「歩き方」なのだ、ということが、長年の研究でわかってきました。
アセアン諸国の人たちはちょっぴり顔かたちも南の雰囲気だし、冬の肌の色が違うから(夏はモンゴル人の日焼けするからわからない)区別できる。
で中国人と韓国人と日本人ですが・・・私は、なんとなく区別がつくのですが、なぜ?っていうのはよくわからん。
でも、私も「歩き方」で区別しています。
日本人の歩き方って、なんか腰が落ちているっつか、足のあがり方がズルズルしてるんですよね。足の裏が地面からあんまり離れない。ずり足って言うか。女の子もそうですね。
モンゴル人は、「日本人女子は皆内股ちょこまか歩き」って思ってるフシがある。
モンゴル人の歩き方は、ウランバートルっ子とその他のモンゴル人で区分けすることができる。
基本は、皆、「肩で風を切り、妙に胸をはっている」姿勢で「ざっざっざっ」とか「カツカツカツ」って漫画だったら描かれるであろう歩き方。
ウランバートル以外の人はどこかのんびりしています。田舎出身の人はどこかガニマタ系。これは「馬の体にフィット」して足の骨が進化してるから、ってこともあると思う。
ウランバートルの人は、歩き方が、せかせかしています。せかせかブンブン歩く上に、すれ違う場合も、ぜんぜん、「対向者に道を譲ろう」っていう意識センサーはまったく働かない人も多いので、そのままブンブン歩いて、すれ違いザマに肩が当たったり、腰があたったり、けっぽられたりする。
必要以上に手も足もブンブン振り回しているから、それだけで「歩く凶器」ですわ。気をつけんことにはね。
でも、こういうブンブンがんがんな「そこのけそこのけ」歩行をしていれば、当然のことながら、人は近寄ってきません。だから、暴漢に襲われる可能性もちょっと減る、ということに私は気がついてしまったのです。
「そっか。自分が歩く凶器になっちゃえば、周りの人は近づいてこないんだ」
これは、浮浪者の人とかが混んだ電車に乗っても必ず座れるか、あるいはゆったりスペースでいられるのと一緒だ。あるいは、今にも、「ゲロはきそうな」挙動不審にえづいているとドア付近の取っ手をゲットしやすい、というのと同じ論理。
私、テレビ業界で働いていたときは、やたら歩くの速かったです。そもそも「歩く」ってあんまりしないでいつもセカセカしてた。走るってほどでもないんだけど「小走り」でした。
ウランバートルに来てからは、時間に追われることもないから、のんびりさんになりました。
おまけに普段、愛犬・ソートン(シェパード・オス)と一緒に歩いていることが多いため、力強くリードで引っ張られているから、仕事の都合などで、犬なしで歩くと、もうバランスがとれず、歩くだけで疲れる気がする・・・。
犬と一緒ってことで、最近は、「ブンブン、がんがん」な歩く凶器歩行をする必要もなかったのです。
モンゴルで夜道を歩くときに注意すること。
「なんびとたりとも、見知らぬものは近づけるな」
この心がけ、結構大事なポイントですよ。
道の曲がり角とかは、なるべく車道側から大きく回る。
車庫とかコンテナは、だいぶ治安上の理由で撤去されているけれど、まだまだ建設途中の建物周辺などは暗いし、物陰が多い。
ゴミ捨て場の近くは、浮浪者が集団でたむろしている生活ポイントです。彼らは大抵酩酊状態ですが、彼らの眠りの妨げになるような行為は、即、ロックオンされますから気をつけてください。
歩くときに殺気をむんむん発していること。右手をポケットの中につっこんで、カギ束を握り締めておく。カギを指と指の間に入れておくと、とっさのときでも凶器にできます。相手の目を狙うとよい。
脇やひじはわりとしめておく。
びっくりしたときは、すぐに肘から肩越しに振り上げるっていう突発リアクションの訓練。
肘が顎や鼻にあたると、みぞおちを肘でつくよりも相手は意表をつかれます。
私は背がちっちゃいので、みぞおちを狙おうにも、届かないことが多い。
ほんとに怖い目にあったときって、悲鳴とか叫び声って出てこないもんです。
一瞬、呼吸を置いちゃうんですね。
だから、普段から、「びっくりしたら、大きな悲鳴」って心がけて、練習しとくといいです。
私って反射神経が異常に過敏なので、「コトが起きる一瞬前」に叫んでしまうため、結構、この叫び声で相手が退散してました。
あと、酔っ払いのおっさんがただフラフラと道をたずねようとよってきただけなのに、肩に手をかけられた瞬間に、犬のリード用だった、ものすごい重いチェーンで攻撃してしまったことがある。相手が酔っ払いで、走れなかったのと、私もむくむく着膨れのどこにでもいるモンゴルおばさん装束だったおかげで、つかまることも訴えられることもなかったけど、あやうく犯罪者になってしまうところでした。。。ということはある。
あんたのほうが「歩く凶器だよ」っていうところまでモンゴルに順化してしまうことが大事です。
ただ、街を歩くっていうだけで、なぁんでこんなに神経を研ぎ澄ませて、攻撃のことを考えなきゃいけないのか?
私もよくわかりません。でも、友達とただ、フラフラ歩いているだけでも、実は私、人とすれ違うときって、ついついカギ束を握り締め、足に力がこもり、静かに緊張しています。
自分の周囲1.5m以内に入ってくる見知らぬ人全員が「危険」とみなしている。
まぁ、5mくらい離れたところから、大抵の人の殺気とか、「あ、この人、いい人」とか「この人は頭いい」とか、「あ、何かいいことあったんだねー」とか、「あ、こいつは相当落ち込んでいるが誰かを襲うほど切羽詰ってもおらぬ」とかはわかるんだけど。
人の気分って、歩き方にも現れていると思います。
自分の歩き方も気にしてはいるんだけど、私、街行く人の歩き方観察をすることで、なんとなーく、危機管理能力が磨かれた気もする。
ただ、最終的には、どれだけ注意しようが、慎重であろうが、「襲われるときは襲われる」のだから、夜はおとなしく家にいるようにしています。
集団(女だけよりも・女子多めの男1-2人とかが危険)で歩くときに、日本語でベラベラしゃべって目立ったりすると、鬱屈ゾンビたちの攻撃対象になりやすいです。
蹴っ飛ばすとか「肩パン(肩をパンチする)」とかなら、そのままやり過ごすのが正解。
やつら、絶対、一人では襲ってこないから。必ず仲間がいるっていう自分有利な状況でしか、見知らぬ人間に因縁はつけません。結果的に独り、に見えていても、かならず周囲に、「いざとなったら加勢する」という鬱屈ゾンビが隠れています。憂さ晴らしだけでなく金目のものを奪い取るっていう目的もあるので、大抵2-3人です。それ以上多くなると、分け前減るから。
基本的に日本人男性は、集団同士の殴り合いの喧嘩になれてないことが多いし、手近にある石とかレンガを凶器に応戦するとかってできない人が多いと思うんだよね。
モンゴル人、いったん戦闘モードになったら、ナイフやレンガ、鉄パイプとかガラス瓶を割ったものとか、手近な凶器を使うことにためらいがなくなりますから、ご注意ください。
最近は街に娯楽や飲み屋が増えてしまったから、「どっかの家に集まってホームパーティー」的な飲み会ではおさまらなくなって来ているようですが、親方日の丸関係者の中でもJICA様ボランティア関係者って老若男女関係なく、わりと狙われやすいようですから(どうしても不特定多数のモンゴル人との交流が多くなる立場だし、日本人同士でつるみやすいから)、特に今ぐらいの時期は慎重に、できれば、ドアToドアでタクシーとか友達のアッシー君などを確保し、飲食代+安全におうちに帰る帰宅費を用意して飲み会に臨むのがよろしいかと思います。
事例として使わせていただいているのは、ぜーんぶ実際あったこと。
本人から聞いたものや、警察や傷害病院(ゲムテル と呼ばれる事故・事件・外傷専門の病院)などからの情報、大使館の警護班からいただくメールニュースなどを元にしております。
こういう夜道での暴漢事件って1度あることは2度でも3度でもそれ以上でも起きるし、犯人が誰か特定、っていうわけではなく、あまりにも不特定多数の「犯人予備軍」が街にあふれている以上、歩調はモンゴル人にあわせ、外国人であることや、ちょっぴり経済的に余裕があることを悟られないようにしてください。
酔っ払いや金に困っている殺気だっている人は、時間帯関係なく、いつでも臨戦態勢である、ということも念頭に入れて、いつでも応戦・防御ができるようにしておくといいです。
私は過剰防衛にならないように、犬のリードは革紐を使うようになりました。
カギ束にして持ち歩かない人は、直径2-3cmくらいの小石でも握っておくと、パンチの威力はかなり増強されるから便利です。
以上、モンゴル夜道の歩き方と安全対策の考察でした。
あれ、歩き方、速いか遅いか?ってネタだったっけ?
答えは、周囲に合わせて目立たぬように。
周りが歩くの速い人なら、スタスタ、遅い人ばかりなら、ズルズル歩き、人にぶつかられない距離をとるようにしています。