先日、ヤギの種付けをするかどうか、なんて記事を書いていました、兼業遊牧民2年目のモンゴルだるまです。
種雄ヤギ・・・委託牧民のおじさんもほしがってるので、なんとか調達すっぺ、、、と思ったのですが、半径200km圏内のほぼ全ソムの知り合い遊牧民ネットワークを頼ってみたのですが、どこも「種雄ヤギ不足」に悩んでいる状況。
すでに種付けをした今年の種ヤギ君は、もう疲労困憊で「これ以上ヤッタラ赤球でます・・・」ってくらいだったり、去勢しちゃってたりだと。
とりあえずズーンハラーというトゥブ県とセレンゲ県の境にあるソムで80,000tgで、っていわれたのですが、その毛色が黒っぽくて頭が白いということで、いかがなものか・・・と。
ヤギを飼うメリットはカシミアが取れるってこと。カシミアは色と毛質が命。
そして、濃い色ほど優性遺伝になってしまうのですが、黒っぽいヤギからは黒ヤギさんが出てしまう確率が高いのです。そして、黒っぽいヤギから取れるカシミアは、黒みがかったホワイトグレー。人気のブラウンレッドから取れる明るい黄金色に輝くアイボリーよりも格段に買い取り価格が落ちるのです。
はっきりいって、この前の冬にあった記録的な厳しいゾド(-50℃以下の日が1週間以上あった。積雪が草原地域でも100cm以上になった(我が家の冬営地記録)、5月くらいまで雪解けしないところもあるくらい長い冬だった)の被害ににあってない地方ってほとんどない。
そして、極寒と積雪がダブルになったときは、家畜の体力がサバイバルの決め手なのですが、ヤギってカシミアを視にまとってるくせに、実は寒さによる疲労に一番弱い。
だから、去年活躍した種雄ヤギの多くが、ゾドにやられて死んじゃったんだそうです。
社会主義時代だったら、ソムの獣医さんが国から至急された凍結精子などで人工授精などを地域一斉に行う、とかの調整があったであろうが、今は100%民間経営ですからね。。。
それに、獣医さんはいても、今は、人工授精などができる繁殖技師はほとんどいない。
かつては、各ブリガード(現バグ)には、班長、獣医、人の医者、低学年カバーの教師が配置されていて、村には、村長らの行政と、やはり病院、獣医、学校、繁殖技師、助産婦は必ずいたんですけどね。
民主化、市場経済化の波にのって、社会主義的な組織遊牧経営の生産体制が崩壊し、地方の動物医療や繁殖技術などは、高度な専門職の需要が激減しちゃったせいで、そもそも給料も低いため、なり手も減っちゃってるわけで、草原にはもう遊牧民の経験による自然交配での調整に頼るしかなくなっちゃってるんですわ。
早くしないと、12月になってしまい、そうなると、出産時期が5月くらいになってしまう。
そして、5月出産した遅生まれの子ヤギたちは十分に寒さに耐えられるくらい成長する前に次の冬を迎えることになってしまう・・・
あぁ、、、こうやって去年のゾドの影響がモンゴル各地で牧畜生産品加工業として世界でもトップクラスのシェアを持つ、モンゴルの代表的主要産業のカシミア工業に大打撃を・・・そして私たち家畜持ちにとっても、厳しい状況を強いることになるのです。
ほんと、自然の脅威って一過性じゃないんだわ。。。
とりあえず、テレビを見てる遊牧民を期待して、携帯のSMSチャットの情報交換番組で「種ヤギ募集」しています。

種雄ヤギ・・・委託牧民のおじさんもほしがってるので、なんとか調達すっぺ、、、と思ったのですが、半径200km圏内のほぼ全ソムの知り合い遊牧民ネットワークを頼ってみたのですが、どこも「種雄ヤギ不足」に悩んでいる状況。
すでに種付けをした今年の種ヤギ君は、もう疲労困憊で「これ以上ヤッタラ赤球でます・・・」ってくらいだったり、去勢しちゃってたりだと。
とりあえずズーンハラーというトゥブ県とセレンゲ県の境にあるソムで80,000tgで、っていわれたのですが、その毛色が黒っぽくて頭が白いということで、いかがなものか・・・と。
ヤギを飼うメリットはカシミアが取れるってこと。カシミアは色と毛質が命。
そして、濃い色ほど優性遺伝になってしまうのですが、黒っぽいヤギからは黒ヤギさんが出てしまう確率が高いのです。そして、黒っぽいヤギから取れるカシミアは、黒みがかったホワイトグレー。人気のブラウンレッドから取れる明るい黄金色に輝くアイボリーよりも格段に買い取り価格が落ちるのです。
はっきりいって、この前の冬にあった記録的な厳しいゾド(-50℃以下の日が1週間以上あった。積雪が草原地域でも100cm以上になった(我が家の冬営地記録)、5月くらいまで雪解けしないところもあるくらい長い冬だった)の被害ににあってない地方ってほとんどない。
そして、極寒と積雪がダブルになったときは、家畜の体力がサバイバルの決め手なのですが、ヤギってカシミアを視にまとってるくせに、実は寒さによる疲労に一番弱い。
だから、去年活躍した種雄ヤギの多くが、ゾドにやられて死んじゃったんだそうです。
社会主義時代だったら、ソムの獣医さんが国から至急された凍結精子などで人工授精などを地域一斉に行う、とかの調整があったであろうが、今は100%民間経営ですからね。。。
それに、獣医さんはいても、今は、人工授精などができる繁殖技師はほとんどいない。
かつては、各ブリガード(現バグ)には、班長、獣医、人の医者、低学年カバーの教師が配置されていて、村には、村長らの行政と、やはり病院、獣医、学校、繁殖技師、助産婦は必ずいたんですけどね。
民主化、市場経済化の波にのって、社会主義的な組織遊牧経営の生産体制が崩壊し、地方の動物医療や繁殖技術などは、高度な専門職の需要が激減しちゃったせいで、そもそも給料も低いため、なり手も減っちゃってるわけで、草原にはもう遊牧民の経験による自然交配での調整に頼るしかなくなっちゃってるんですわ。
早くしないと、12月になってしまい、そうなると、出産時期が5月くらいになってしまう。
そして、5月出産した遅生まれの子ヤギたちは十分に寒さに耐えられるくらい成長する前に次の冬を迎えることになってしまう・・・
あぁ、、、こうやって去年のゾドの影響がモンゴル各地で牧畜生産品加工業として世界でもトップクラスのシェアを持つ、モンゴルの代表的主要産業のカシミア工業に大打撃を・・・そして私たち家畜持ちにとっても、厳しい状況を強いることになるのです。
ほんと、自然の脅威って一過性じゃないんだわ。。。
とりあえず、テレビを見てる遊牧民を期待して、携帯のSMSチャットの情報交換番組で「種ヤギ募集」しています。
