土曜日の昼下がり。「龍馬伝」を見なうがら、のんびりしてるモンゴルだるま@ウランバートルです。
先程、ヤギの種付け時期がきておる、という話を書きましたが、羊はどうしているんだろう?と疑問でした。
羊は10月半ばから種付け用のオス羊を解禁中(www)なんだそうです。
最初に購入した羊・ヤギは女・子供のみでしたが、その後10月半ばに「種雄羊」を購入したので、とりあえず今年は羊の種付けは自前でできるのだった・・・
で、種雄解禁とは、、、夏の間に種付けしちゃうと、一番寒いあたりで子羊出産、なんてことになるので、モンゴルの遊牧民たちは、季節的条件や地域的条件を鑑みて、種付けの時期を調節するのです。
夏の間は種雄羊たちは、「のっかっちゃう」のを防止するために、腰のあたりにエプロンみたいな腰巻をつけています。のっかったところで、エプロンが邪魔で、「合体できない」という作戦。
野生動物は本能で季節的に発情期になるのですが、羊・ヤギは人との関係が密接なので、わりとコントロールできるんです。逆に言うと、人間と一緒で年中発情期・・・。これって犬も一緒です。
いろんな説がありますが、生き物は、生存環境が確保されてりゃ、しょっちゅう、「子孫を増やそう」という本能が全開になるんじゃないかなぁ?
で、遊牧民がメス家畜の体調や自然環境などを観察しながら、「よし、このあたりから」となると「エプロン」を外す。そっからは、もう・・・社会主義時代は、種雄羊だけを飼う遊牧民がいて、繁殖用家畜を飼う遊牧民はそこから「借りてくる」というやり方で近親交配とか遺伝子劣化を防いでいました。種雄羊1頭のノルマは、メス40-60頭。メスは首のところで数珠繋ぎにされて、「お前ら、一列に並べー」みたいな感じで、次から次へと種雄が乗っかる、というすんごい「種付け工場」っぽいおなかいっぱいになる光景だったんですね。まぁ、少しずつ出産時期をずらすように、種付けさせる日程もずらすための方法としてはとても効率的だけどね。
今はそこまで人間も重労働にすることはなくって、エプロンはずして一緒に放牧っていうことで自然交配です。
ほんとはね、私、自分のところの種雄羊、好きじゃない。自分が選んだわけではないせいもあるんだけれど、白黒ツートンカラーなんですもの。
別にブチャイクだから嫌い、というわけではなく、羊の遺伝ってパパの毛色が優勢なんだなぁ。というか有色が優性遺伝なんですね。
だから、せっかくの羊毛がツートンになっちゃうのです。ウランバートルでは基本、白い羊毛が喜ばれるので、茶色とか黒は買い叩かれて値が下がる。
バヤンウルギーなどの羊は品種が違い、尻尾ではなくお尻(腰骨部分)に脂肪がつき、全身黒とか全身茶色というものもあり、体も大きいです。それだけまとまって同じ毛色のウールが取れれば、無着色で黒いフェルト、とか茶色いフェルトが取れるので、フェルト細工の製品を作れたりするから、それはそれでいいって思うんだけど。
ほんと、他人の家畜は太って見える。他の地域の土地は肥えて見える。
自分が持っているものをいかに生かすか、を考えなきゃいけないんですけれどねぇ。。。
意外と自分が理想とする条件で暮らすって、自然環境が大きな要因となる場合は難しいんだなぁ。
で、ヤギの種付け時期ですが・・・というのは、逆に言うと、「種ヤギ買って」というリクエストということです。
とりあえず、明日、久々に羊・ヤギたちにあいに行ってきます。
「女性起業家・リーダー名鑑」出版記念に、主催したA-Girl社長の伊藤淳子親分に「リーダーちゃん」という羊一頭所有権をプレゼントしたので、一応、今年のリーダーちゃんを見つけてきます。
先程、ヤギの種付け時期がきておる、という話を書きましたが、羊はどうしているんだろう?と疑問でした。
羊は10月半ばから種付け用のオス羊を解禁中(www)なんだそうです。
最初に購入した羊・ヤギは女・子供のみでしたが、その後10月半ばに「種雄羊」を購入したので、とりあえず今年は羊の種付けは自前でできるのだった・・・
で、種雄解禁とは、、、夏の間に種付けしちゃうと、一番寒いあたりで子羊出産、なんてことになるので、モンゴルの遊牧民たちは、季節的条件や地域的条件を鑑みて、種付けの時期を調節するのです。
夏の間は種雄羊たちは、「のっかっちゃう」のを防止するために、腰のあたりにエプロンみたいな腰巻をつけています。のっかったところで、エプロンが邪魔で、「合体できない」という作戦。
野生動物は本能で季節的に発情期になるのですが、羊・ヤギは人との関係が密接なので、わりとコントロールできるんです。逆に言うと、人間と一緒で年中発情期・・・。これって犬も一緒です。
いろんな説がありますが、生き物は、生存環境が確保されてりゃ、しょっちゅう、「子孫を増やそう」という本能が全開になるんじゃないかなぁ?
で、遊牧民がメス家畜の体調や自然環境などを観察しながら、「よし、このあたりから」となると「エプロン」を外す。そっからは、もう・・・社会主義時代は、種雄羊だけを飼う遊牧民がいて、繁殖用家畜を飼う遊牧民はそこから「借りてくる」というやり方で近親交配とか遺伝子劣化を防いでいました。種雄羊1頭のノルマは、メス40-60頭。メスは首のところで数珠繋ぎにされて、「お前ら、一列に並べー」みたいな感じで、次から次へと種雄が乗っかる、というすんごい「種付け工場」っぽいおなかいっぱいになる光景だったんですね。まぁ、少しずつ出産時期をずらすように、種付けさせる日程もずらすための方法としてはとても効率的だけどね。
今はそこまで人間も重労働にすることはなくって、エプロンはずして一緒に放牧っていうことで自然交配です。
ほんとはね、私、自分のところの種雄羊、好きじゃない。自分が選んだわけではないせいもあるんだけれど、白黒ツートンカラーなんですもの。
別にブチャイクだから嫌い、というわけではなく、羊の遺伝ってパパの毛色が優勢なんだなぁ。というか有色が優性遺伝なんですね。
だから、せっかくの羊毛がツートンになっちゃうのです。ウランバートルでは基本、白い羊毛が喜ばれるので、茶色とか黒は買い叩かれて値が下がる。
バヤンウルギーなどの羊は品種が違い、尻尾ではなくお尻(腰骨部分)に脂肪がつき、全身黒とか全身茶色というものもあり、体も大きいです。それだけまとまって同じ毛色のウールが取れれば、無着色で黒いフェルト、とか茶色いフェルトが取れるので、フェルト細工の製品を作れたりするから、それはそれでいいって思うんだけど。
ほんと、他人の家畜は太って見える。他の地域の土地は肥えて見える。
自分が持っているものをいかに生かすか、を考えなきゃいけないんですけれどねぇ。。。
意外と自分が理想とする条件で暮らすって、自然環境が大きな要因となる場合は難しいんだなぁ。
で、ヤギの種付け時期ですが・・・というのは、逆に言うと、「種ヤギ買って」というリクエストということです。
とりあえず、明日、久々に羊・ヤギたちにあいに行ってきます。
「女性起業家・リーダー名鑑」出版記念に、主催したA-Girl社長の伊藤淳子親分に「リーダーちゃん」という羊一頭所有権をプレゼントしたので、一応、今年のリーダーちゃんを見つけてきます。