片付けられない女、脱却作戦をしてみましたモンゴルだるま@ウランバートルです。

このブログの愛読者様は、しばしば、「モンゴルだるまはしょっちゅう、家庭内5Sとか整理整頓とか大掃除とかいっているわりに、なんでこれほど「片付けられない女」なんだろう」と疑問に思われていることでしょう。

私も不思議でした。

私の持ち物で一番多いものから順にリストアップしてみました。
1;書類関係(契約書とか会社関係書類や自分で作ったレポートや翻訳資料など)
2;書籍・文献
3;衣類
4;アウトドアグッズ
5;DVD・CD

で、もう数回にわたって取捨選択検討をしてみました。
結果;

1・2書籍類は辞書をはじめ、法律関係、仕事上で使う文献資料類、自然関係図鑑などやモンゴル語スキルアップのために必要不可欠な名著ばかり。捨てない。

3・4他のものは衣類ぐらいですが、衣類は基本的にとても物持ちがよく、1年で3-5点しか増えません。
衣類関係で一番古いのは高校生のときに使っていたものもある。(20年以上前の遺物)
登山関係グッズもやっぱり20年ものがゴロゴロ。使いでがあり、いまだにバリバリ現役大活躍中。

で、整理の基本といっても、やっぱり使えるものを捨てる、というのは抵抗感がありまくるので、使い続けています。

まぁ、使えるものを無理して捨てる必要はないわけですから、これは美徳だと思います。
世の中、便利なものは沢山出てきているし、それらを導入することを否定する必要もないと。

衣類に関して言うと、モンゴルでは「古着をもらうと前の持ち主のカルマを引き継ぐことになる」と嫌がれますから、よく日本とかの慈善団体が「モンゴルの貧しい人たちのために古着を送りましょう」とかってやっているのは大反対なのです。ほんとにその国の貧困家庭のことを思っているならば、古着を日本のフリマででも売りさばき、そのお金で安い新品を買ってあげればよい、と日ごろから、この点に関しては頑固なまでに私は、慈善事業といえど、被援助国の風俗習慣をかんがみることなく善意の押し付けをする行動に侮辱を感じ、苦々しい想いでおります。
そんな私なので、古着については、もうジャギジャギに切って、歯切れにして雑巾にしたり、隙間風ふさぎに使ったり、家畜のネムネーと呼ばれる寒さ対策のちゃんちゃんこみたいなものを作ったりしております。

衣類以外にあんまり「不要物」に分類されるもの、ないんですね。

台所用品も、かなりがんばって検討したけれども、ない。

化粧品等も最後まで使い切るし、もともと使い切るぎりぎりまで次を買い足さないから余分がない。

PC関連品は使ってますから、捨てられません。

仕事の書類関係は機密保持のため、完全にシュレッダーにかけ、ヤギ・羊の餌にしちゃいました。あとゲルのストーブの火付けに使った。

DVDやCDの類は順繰りに年に5ー20回サイクルで聴いているから、これは「必要カテゴリー」です。

そう、もう捨てられるもの、ない!

もうこうなってくると、解決法は、パズルです。
いよいよ、私の家庭内5Sも「不要なものを処分する」=整理から「所定の位置にものを配置する」=整頓の段階に入ってきたのです。

本日は、リビングルームを抜本改革!
ガナー君たちがやってくれた「とりあえず収まるところに納める」としていた不思議な配置をぜんぶばらして、デッドスペースをなくしてみました。
つまり、机やテーブル、本棚などが重なり合う形で、奥のものが取り出しづらい、とか外から何が入っているからわからないとなっていたブロックを分散させてみたのです。

これが大当たり!

ちょっと部屋が狭くなるかなぁ、って思ったりもしたのですが、置き場所に困っていたが、アパート自体の建物改修でメインエントランスが狭くなり、もはや出すことも不可能となっていたソファの向きをちょっと変えただけで、スッキリです。

1人暮らし+わんこだけなので、自分が座ったり、たったり、歩いたりするときに支障が無ければOK。

そう思ってみたのですが、今まで、なんで、この配置を考え付かなかったんだろう???と。

案外、そういうことってあるんですね。

生活動線と視線がどこにどんな風に動いているのかっていうことを気にしてみましたー。

明日か明後日ぐらいから忙しくなってくるみたいなので、とりあえずリビング兼デスクワークのスペースがスッキリしたのは喜ばしいことであります。

初めて、
整理
整頓
清掃
まで一気に進みました。

しつけと習慣については、自分自身の生活を規則正しく、爽やかに、心がけを磨いていこうと思います。

まぁ、整頓を徹底するにはまだ時間がかかりそうですが、あんまり苦痛じゃくなってきました。
これは、片付けられない女脱却への大きな一歩だと思います。