昨日のNHKワールドプレミアムで見た「青春リアル」の「片付けできない専業主婦・はなこさん」トピックで(実際の放送は9月だったそうです)刺激され、朝8時から午前中いっぱいを掃除にあてたモンゴルだるま@ウランバートル(ではないらしい・・・よかった)です。

さて、読者の皆様は大掃除っていうときに、何から着手しますか?

モンゴル人は、「目につくものは死角に隠す」とっから始めます。
私は、先に箒でゴミを掃き集め、濡れモップがけからスタートです。
んで、箒で掃くのに邪魔になった床上のものをダンボール箱に移したり、所定の位置っぽいところに置いたりしていきます。
所定の位置も収納・棚系がザックリしすぎちゃっているので、とりあえず、のところにぽいぽいと置く。
んでもって、細かいところをモップがけしていくと、気がつくとわりと見た目「スッキリ」になるのです。

いわゆるの整理=いらないもの、めったに使わない不用品とみなせるものを「捨てる」は、ちょっとコシをすえないといかん。といいつつ、やはりちょっと壊れかけ(船便で送って破壊されたようなやつとか、市場でもらってきた果物箱みたいに潰れてるやつ)にいらないなぁっていうものを入れておく。
自分でも「お、これは使えるではないか!」って感じたものは、よさ気なダンボール箱(郵パックのL箱とか市場で「買ってきた」形がそろっているタイプ)に入れて、マジックペンで中味を列記しておく。

一番困るのが古着です。20年選手とかは当然まだまだ使います。ワンゲル部で登山トレッキングに夢中だった頃やカヤックに目覚めたりした頃のもの、モンゴルの極寒冬ロケ等で配給されたものなど、アウトドアグッズは驚くほど丈夫に作られているから文句なく、まだまだ使える。

問題は、、、よれたTシャツとか虫くい被害にあった微妙なカシミアセーターとか、犬の毛まみれになってしまったタイツ等です。
捨てるかジャキジャキに鋏で切ってボロ布扱いにしてしまえば、諦めもつくってもんなんだけど・・・ほらTシャツってイベントとか思い出詰まってるわけですよ。
あぁ、これはあの時の・・・みたいな。
なので、毎回「捨てる!」と思いつつ、「下着かわりには使える」とか「掃除のときに着よう」みたいに往生際が悪いのです。
あとホントの下着系。ワイヤーブラのワイヤーがへにゃれた、とかいって、なじみがあるのは捨てがたいんだよね。あと、ゴミ捨てしたときにスカベンジャーがわらわらと集まって袋とか破ってあさるわけですよ。しかもスカベンジャーはおっさんが多い。あやつらに触られると思うと捨てられぬ。燃やすっていうのも抵抗がある・・・切り刻みか?

この躊躇の塊みたいなのはゴミ袋につっこんで、天袋の中に放置なのだ。あぁ。。。
埋めてしまいたい・・・

んでも、とりあえず懸案の本棚整理は完了!
机の上も綺麗になって、いつ原稿が届いてもいつでも仕事開始できるよん、って感じです。
S元さん、早く原稿送ってください!!!!

さらに、、、ラッキーな掘り出し物として、今回は、桐灰シリーズ(携帯カイロと蝿捕り紙)が発掘されましたー!!
前回の大掃除で発掘され「こいつは使えるぜ!」とほくそえんだにも関わらず、モンゴルのアパートの天井には、画鋲がささらない!という構造上の問題で文字通り棚上げになっていた蝿捕り紙。

今回、神、降臨です!
ソートン用のケージの入り口がざっくりした丈夫な網メッシュになっているので、これを利用!
蝿が集まりやすい洗い場に設置しました。
もう流し台以外に奴らがたかれる食べかすとかは一切ないので、もう奴らの生き延びる手段は水だけなので、ここに生ゴミを求めて集まるのです。

これまで、一切叩き潰すこともなく、ただ、耐寒訓練をかねてベランダ開けっ放し室温5℃前後作戦で蝿を衰弱させて壊滅状態にしてやる!という消極的攻撃に徹していましたが、いっこうに弱ることのない敵についに私も立ち上がった!

蝿捕り紙は、ほんとにすごい!
これもまた2003年に持ち込んだものだというのに、未だに粘着力健在!!

ゴキブリはゴキブリホイホイ導入でまったく見当たらなくなっていたので、もはや敵は蝿のみです。

それにしても日本のこの手の撃退グッズの威力はすごい。

こすって煙をだすタイプの殺虫剤が飛行機での手荷物(預け荷物も持ち込みも)禁止に指定されてしまったので、以前に持ってきた3個のみが頼みなので、これは夏の強烈な襲撃に備えておこうと思います。

塵埃の類がなくなると、やっぱりさっぱりします。

あとはごちゃごちゃした小物を箱とかザルとか(あ、バスケットっていうのかな?)なんかにまとめて、スッキリ感と、取り出しやすさなどを検討せねば・・・

とりあえず、蝿捕り紙はモンゴルでも売っているけれど、デザインといい、空中を自由に羽ばたいていたはずが「げぇ!やられたぁ」的に一発で張り付いてジタバタしながらカンネンしていく様をみて感じる勝利感は桐灰にはかないません。

大抵のものは、「モンゴルで売ってるものでいい」と割り切っていますが、こうして何年もあたためておいた秘密兵器が活躍してくれると、「やっぱMade in Japanはすごいわ」と誇らしくなるものですね。