さて、今年もこの季節がやってまいりました。
インフルエンザ!

去年はまるまる1ヶ月、小学校低学年が全国的に学校閉鎖になるなど、そりゃもう大変なアウトブレイクパニックでありましたが、今年は今のところ、わりと平穏です。

ウィルス系の感染症を完全ブロックする術はまだないんだそうですね。
なので、今のところはワクチン接種で感染しても軽症で済むようにする、とか手洗いうがいなど普段から清潔を心がけなければいけない、、、

そんな昨今ですが、日頃、モンゴル在住の邦人安全対策のために、在留届を提出している邦人対象で配信されるメールマガジンで、下記のようなお役立ち情報をいただきました。
毎度毎度、犯罪発生情報とか安全情報、そのほか様々な情報をありがとうございます。

在モンゴル日本国大使館の医務官から快諾いただいたので、私が受け取ったメールマガジンを下記(斜線太字部分ね)に転載させていただきます。

在留同胞の皆様へ


インフルエンザワクチンの接種につきましてお問い合わせがありましたので、以下のとおり情報提供
いたします。

10月に入り、日本国内の医療機関でもインフルエンザワクチン接種が開始されました。
今年のワクチンには、いわゆる新型インフルエンザウイルス用のワクチンも含まれており、わが国の厚生労働省は、1歳以上の全ての方に接種を勧めています。流行発生前の免疫の獲得(接種からおよそ4週間かかる)を考慮すると、11月から遅くとも12月中に接種なさることをお勧めします。

○ 現在モンゴル国内で、季節性インフルエンザワクチンの接種が可能であることが確認できているのは、SOSメディカモンゴリアのクリニックです。ただし、メンバー制のクリニックですので、メンバーでない方の接種については、直接クリニックに問い合わせ願います(電話 11-464325)。
またモンゴル国立感染症病院(センター)でも、新型インフルエンザのみのワクチンが接種可能とのことですので、そちらを希望される方はセンターにお問い合わせ下さい(電話 11-450491)。

○ 昨年の新型インフルエンザの流行時には、モンゴル・日本両国内ともワクチンが入手困難な、特殊な状況の中で、例外的に、本来はモンゴル国内で医療行為を行えない医務官が、一部の在留同胞の高齢者の方々に限って、大使館で新型インフルエンザワクチン接種を行いました。
しかし、今シーズンについては、モンゴル国内、もしくは一時帰国して日本国内での接種が可能な状況ですので、昨年のように緊急避難の特例措置であった大使館でのワクチン接種の希望には、お応えできないことをご理解下さいますようお願い申し上げます。

○ インフルエンザについての解説

1.インフルエンザの問題点
インフルエンザは他のかぜにくらべて極めて危険な病気で、特に、65歳以上の高齢者、乳幼児、妊婦、さらに年齢を問わず呼吸器系や循環器系に慢性疾患を持つ患者、糖尿病などの慢性代謝性疾患、慢性腎不全など腎機能異常の患者、免疫低下状態の患者などでは、インフルエンザに罹患すると、入院を必要とする肺炎・気管支炎などの重篤な合併症がもたらされ、更には死亡する危険性が数倍から数百倍にも増加すると言われています

2.インフルエンザの予防
人ごみを避け、患者との接触を減らし、寒気をさけて十分な栄養と休息をとって体力を保ち、うがいや手洗いを励行するなどの一般的な予防方法は、消極的ですが効果はあり、是非とも心掛けるべきことです。インフルエンザ予防対策の中心は予防接種であるということが世界的に広く受け入れられています。インフルエンザワクチンには、罹患した場合に、肺炎等の重篤な合併症の出現や、入院、死亡などの危険性を軽減する効果が世界的にも広く認められています。世界保健機構(WHO)をはじめ世界各国がハイリスク群に対してワクチン接種を積極的に薦めている理由もここにあります。

3.インフルエンザワクチンの効果

現行のインフルエンザワクチンは、ウイルスに対する感染防御や発症阻止の効果は完全ではありません。従ってワクチンを接種してもインフルエンザに罹患する場合があります。インフルエンザワクチンの効果とは、「ワクチン接種を受けずに発症した人のうち、接種を受けていれば発症を免れた」割合が有効率で表され、米国では、65歳未満の健常者についてはインフルエンザの発症を70~90%減らすことができるとされています...

4.インフルエンザワクチンの問題点
(1)ワクチン接種を受けてもインフルエンザに罹患する場合があり、集団接種を行っても社会全体のインフルエンザ流行を完全に阻止することは難しいと考えられます。
(2)流行ウイルスとワクチンのウイルスが大きく違った場合、ワクチンの効果は期待できないことになりますが、「ウイルスとワクチンが不一致であるのでワクチンが効かなかった」という事態はほとんど起こっていません。
(3)免疫は時間とともに低下し、インフルエンザワクチンによる持続期間は3カ月程度と短いので、インフルエンザシーズンの1カ月前くらいである11月頃を中心に接種することが薦められています。
(4)ワクチンの接種により、約100万人に一人の割合で重篤な神経系の健康障害が生じ、後遺症を残す例も報告されています。また、インフルエンザワクチンには微量ながら卵由来の成分が残存していますので、卵アレルギーの人はワクチン接種を避けるか、注意して接種する必要があります。

以上は厚生労働省のHPからの抜粋です。詳細については、下記ウェブサイトをご覧下さい。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/info_qa22.html

ご質問がありましたら、ご遠慮なく医務官T(電話 11-320777)までお問い合わせ下さ
い。

2010.11 在モンゴル日本国大使館 医務官
E-mail :
info_jpnemb@mongol.net


在留邦人も増えているし、いろいろ大使館も忙しいようですから、件名に「インフルエンザについて」とか「医務官殿」とか誰にどのような用件があるのか、大使館が対応しやすいようにしていただけると、「モンゴルまるかじり」の読者様は行儀がよい!と私の覚えもめでたくなるかもしれないので、よろしくお願いします。

モンゴルに限らず、日本でもこれから寒くなればインフルエンザウィルス、猛威を振るうことになるでしょうから、皆様、ご自愛くださいませ。

ちなみに、在モンゴル日本大使館の医務官は歴代、気さくで相談にも乗っていただける頼もしい方が多いのですが、基本的には、医務官が邦人に対してであっても原則的には診断・治療を行うことはできないんだそうです。モンゴル国内の医療機関などのご紹介はいただけるそうですが、基本は自己管理です。いざ病気になって「大使館はなんにもしてくれなかった」などと文句を言ってはいけません。まずは疾病傷害等は十分にカバーしてくれる海外旅行保険に加入するなどで自己防衛をはかってくださいませ。

私なんか、いつも「海外旅行保険はお守りがわり」なんていって、超格安ミニマムスペックの保険商品に空港窓口で加入するという効率の悪いことをやっていますが、、、実際はですね、下手に重態での緊急移送とかになっちゃうと、下手すりゃ1千万円ぐらいかかっちゃうんですって!(シンガポールとかにある専用ジェット機の出動となり、出発地-保険加入者がいる場所-緊急移送先-出発地というルートになる全ての経費となると相当なものになるんですね!!!)

インフルエンザウィルスは寒さと乾燥にめっぽう強いそうです。カラカラに乾いた空気の寒冷地モンゴルでは、元気いっぱいってことですね。ご自宅で加湿器導入する、手洗い・うがい・消毒の徹底、マスク等の基本的な健康管理に心がけましょう!

ではでは。T医務官、ご協力ありがとうございました。