寒くなってきました。
北のほうでは、そろそろ根雪がついているそうです。

寒いときほど、心をぽっかぽかに、笑顔で笑っていたいモンゴルだるま@ウランバートルです。

北の便りが届いたよー、、、といいたいところですが、最近は、辺境地なはずのフブスグルの最北端ツァガーンノールソムやタイガでも携帯電話が繋がるようで、直接声が届きます。

携帯メッセのほうが圧倒的に消費ユニットが低いはずなのに、マメにかけてくる同年代の女友達がいる。
知り合ったときは、独身で小学校の先生をしていたおしゃべりすずめだったツァータンの彼女。
押しが強くて酔っ払いになってからんでくる、、、しつこいよ!ってくらい。
でも、そんなこんなでもう15年もつきあいが続いているんだから、ある意味、すごい。

タイガはもうすっかり雪が根付き、イノシシ狩りのシーズンを迎えているそうです。
彼女のだんな様もツァータンで、狩人だから、狩りのシーズンが始まると、家にいつかないんだよね。だから、彼女も寂しかったり、退屈だったりでおしゃべりがしたいんですね、きっと。
それにしても、携帯電話代、大丈夫か?って心配になっちゃうくらいよく話す。
こっちからかけ直したいんだけど、一旦きっちゃうと、なっかなか繋がらなかったりする。
多分、タイガの中だから、家の中でも電波が届くところ、届かないところがあるんでしょう。

秋以降は、鹿やイノシシが食べごろでいい感じの脂がのります。
特にイノシシは、今、最高潮にいい肉なのです。
生の松ぼっくりの実やきのこ、落ちのこった苔桃などを食べているおかげで、肉も心なし、いい香りなんですわ。

さて、今年はどうやらイノシシ狩りが調子よいようで、都会のハンターたちも、うずうずしています。

先週はガナー君、イノシシ狩りの途中で、1人森の中で迷子になってしまい、すわ、遭難か!!とかなり不安に襲われましたが、こりもせず、明日からまたいくそうです。

今回はGPSを持参し、犬を連れて行く、とのこと。


ふーん・・・


・・・ん?


犬?


はい、ソートンのことみたいです。
耳が立ってるので、狼に間違えられないように、蛍光ベストを着用させようかな。

去年、牧羊犬デビューしましたが、今年は、7歳半の老犬ながら、久々の狩猟犬役です。
タイガのツァータン達の犬のように、主人が待ち伏せしている場所まで、自分の判断で、獲物を追い込み、1度、銃弾が当たり、血がしたたっている獲物には必ず追いつくってことはもちろんできないと思うけど。。。

真っ黒や真っ白の「The 雑種」という感じの犬ばかりですが、ツァータンたちの犬は、本当に猟をするために生まれてきたって感じでたくましかったなぁ。
人間と運命共同体って感じでね。

真っ白な毛色の犬が、胸を真っ赤に血で染めてキャンプ場に戻ってきたりすると、集落の女達は一斉に、ナイフをとぎ、大釜を用意して、肉の処理に備えたもんでした。

根雪を知らせる北の電話で、懐かしい、あの自然に寄り添い、自然を敬い、静かに、生きることだけを考えて暮らしていたタイガでの暮らしに思いをはせるのでした。

とりあえず、ソートンが無事帰ってくることを祈ります。

なんだかんだいってもね、モンゴルの男達は、肉食系、ハンター魂の人たちなんだと思う。

モンゴルの諺にもあります。

「男の幸せは荒野にあり」ってね。