先日、ドルノドアイマグ方面で口蹄疫発症が確認され、感染地域についてのバイオハザード措置が取られていることをお伝えしましたが、あらたにBacillus anthracisウィルスの感染が発覚し、7月17日まで封鎖措置が取られることになりました。

以下は、モンゴルのニュースポータルサイトで更新されていたニュースをモンゴルだるまが翻訳・まとめたたものです。



  対象地域は、ドルノドアイマグのハルハゴル、マタド、バヤントゥメン、ボスガンソムの一部地域。

最初に発症が確認されたボルガンソムの「バヤスガラント」という地域で、発生源地域に二か所の監視所を設置、またヘンティーアイマグのヘルレン、ノロブリン、バヤンオボーなど3つのソムでも監視ポストが設置され、消毒作業を行っています。現在のところ、周辺地域での炭疽症への感染、あるいは感染が疑われる症状の出ている家畜はなし。

上記状況により、ドルノドアイマグの異常事態対策会議で今月17日までアイマグ全域で統一対策、会議を行い、ナーダムに関する活動一切を一時延期することが決定された。

またセレンゲアイマグのズーンブレン、シャーマル、スフバートルソムのソム境に夏営地をおいている3世帯の放牧地域でも炭疽症の感染源となるウィルスが検知されている。このため、セレンゲアイマグの異常事態対策委員会が7月5日に協議を行い、その会議決定に従って、同感染地域を封鎖、消毒、監視作業を行う監視所を7か所設置。アイマグ、ソムの6人の獣医がバイオハザードで封鎖された地域内にいる51世帯、5300頭の家畜の診察検査のために派遣され、現在予防接種が開始されている。

現在のところ、上記発生源からの感染の疑いがある住人7名を医療機関で入院治療している。セレンゲアイマグの異常事態対策委員会決定により上記3つのソムでナーダムを一時延期することとなった。

Б.Өлзийдэлгэр (B.ウルズィーデルゲル)



セレンゲアイマグのスフバートルソムには、青年海外協力隊の方も派遣活動されているので、封鎖措置によって活動が制限されたり、あるいは夏の楽しい行事が制限されるかと思うと残念ではありますが、日本の支援活動によって、感染拡大、などということがないように適切な対応が取られていることと思います。

ズーンブレン、シャーマル地域は、養蜂なども盛んな農村地域で、牧畜よりも農耕のほうがわりと目立つ地域でもあります。

ヘンティーアイマグの地域については、ドルノドアイマグとの県境になっている東部の3ソムが対象となっています。

宮崎県の口蹄疫のアウトブレイクもなかなか終息とはいかず、酪農家や関係者の皆様も「これでもか、これでもか」という追い打ちで大変な打撃、衝撃の連日だと思いますが、何卒、健康第一でがんばっていただきたいです。また国や県、農協共済などからの補償対応など、大切な牛や豚などを処分しなくてはいけない酪農家の人たちが絶望しないよう、精神的なケア、生活のバックアップ体制なども構築していただけるとよいな、と思います。

私たちのモンゴルでの前回のゾドによる絶望的な家畜被害もそのあと、十分とはいえないまでも国からの支援があったり、いちおう、家畜保険制度の徹底、家畜基金など対策も新たに取られるようになるなど、多くの教訓がありました。

今まで出なかった病気が発生する背景には、気候変動により、それまで動いていなかったウィルスや細菌などがその天気・天候によって活性化、活発になるということもあるようです。

こういう厳しい状況だからこそ、自然とどうやって共存共栄をはかるか、環境対策の在り方を見つめなおすチャンス、と前向きにとらえるしかないってこともあると思います。

がんばりましょう!