モンゴルまるかじりをご愛読いただきまして、ありがとうございます。
さて、以前、このブログの記事でも取り上げておりました、4月5日(月)のデモ集会についての、注意勧告が在モンゴル日本大使館の領事・警備担当の方からメールで回ってきました。


在留邦人の皆様へ

当地新聞報道等によりますと、4月5日(月)午前11時から、スフバートル広場において
「公約実現を要求する国民連盟(仮訳)」による集会及びデモンストレーションが行われる
とのことです。

当館において警察当局に確認しましたところ、この集会及びデモンストレーションは警察に
届出がなされているということです。なお、現時点でこの集会等に参加する人数等について
は判明していません。

在留邦人の皆様におかましては、不測の事態に備え
 ○集会・デモ会場に不要に近づかない
 ○集会・デモ参加者等を刺激しない
など、十分にご注意いただきますようお願いします。



このデモ・集会については、民衆、かなり期待しているところがあります。
所属政党に関わらず、現職国会議員76名、選挙の際に散々、タワントルゴイ・オユートルゴイの経済戦略鉱区の国際鉱山開発で得られる収益を全国民にそれぞれ100-150万トゥグルグの還元する等の「ばらまき公約」をしておりまして、大統領選挙でも、「大学生の学費免除&奨学金制復活」公約がありました。
こうした公約で選挙権を持つ国民の期待を散々あおり、いざ、自分が数十億トゥグルグもの予算を自由に使える立場になった途端に、国庫の予算不足などを理由に、公約そのものがなかったもの、あるいは、「愛国心があるならば、各種給付金を自体すべきだ」などと新聞等でアピールするなど、任期も折り返し地点となった現時点でもまったく公約実現させようという努力のかけらもみられない。民衆が声をあわせて、公約実現を要求しよう!というのがこのデモ集会の趣旨でして、すでに4月からスフバートル広場等での市民署名運動がスタートしております。

まだデモに関する記者会見なども数回にわたって開催し、多くの市民の賛同、感動を呼んでおります。

そういう意味では、武力攻撃等での実力行使を目的とした集会ではありませんが、もともと血が熱い民族性ですし、工作分子が群集心理をたくみに利用して、どのような企みで軌道が外れるかは予測不能です。

このデモの中心人物であり、広告塔でもある美人ジャーナリスト・オヤンガ女史は私が暮らす地域が選挙区で先日の補欠選挙でも立候補者となっていました。舌鋒鋭く、古くからの民主化運動賛同者の一人です。外国での留学や取材活動経験もあり、主張もわかりやすい方です。
結局、この補欠選挙で当選したのがモンゴル人民革命党のゾリグト氏で、彼は現在、鉱物資源エネルギー省の大臣となっています。もともと鉱山関係のビジネスマンで革命党青年部としてもかなり活躍していたやり手新人政治家なので、もともとオヤンガ女史は選挙活動資金面でもかなり苦戦というか、勝ち目が低かったのですが、選挙民の政治参加は国会議員の選挙だけではなく、その後のシビリアンコントロールという形もある。公約を実施させることを期待して投票したのだから、その期待を裏切られたことに対する抗議をするのは当然だ、という、民主主義としてはきわめてわかりやすい、原則的な主張なのですが、こういった話、今まで庶民の間で散々、飲み会や寄り合いでの愚痴としては出ていても、民衆が力をあわせてアピールしよう、という動きは初めて。

トラブルの元になるのはまずいので、おとなしくはしていますが、このデモ集会はモンゴルの民主化20周年の大きなムーブメントになる可能性、大です。

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