4月5日、全国的に国民連合(Ard tumeni xolboo)が、2008年の総選挙で当選した議員で構成されているモンゴル国会に対し、「選挙公約を実施せよ、さもなくば解散せよ」と主張して、選挙民である市民が立ち上がらねば、国会はうそつきの巣窟になる、とアピールしています。
何に注目しているか、といえば、私が暮らす地域で去年、補欠選挙があったときの立候補者であったジャーナリストG.オヤンガの主張です。
アラフォー世代ですが、夫も子供もいますが、いまだにピチピチの美人ジャーナリスト。
昔から、切っ先の鋭い弁舌で、注目を集めてるのです。
今日もスフバートル広場で、反対運動のアピールを警察の届け出なしで行ってて、警察と軽いもみ合いになったりしておりました。
記者会見を開き、「国民よ、泣き寝入りをしている場合ではない!4月5日、全国の各広場で、選挙公約を実行させるために民衆が立ち上がろうではないか」と呼びかけました。活動のための寄付金集めの口座も公開。
今回はかなり本気っぽいです。
前回、3月11日に「朝青龍がらみでもデモか?」とお伝えしましたが、どうやら、逆に、人民革命党支持の元横綱朝青龍が帰国直後にスフバートル広場でファンに挨拶、という噂と重なったため、この「国民連合」のデモ集会ははじかれてた模様。。。
寅年はどうもいろんな意味で試練の年になりそう。
ちょうど2008年の国会からの任期折り返し地点にきていながら、鉱物資源開発の利益を国民に分配(一人当たり1,000‐1,500ドル相当分くらいとどの候補者も声をからして演説していたにも関わらず、2年たってもなんのアクションもない。
ないどころか、子供の育児手当(16歳未満の子供1人につき、1ヶ月につき3,000tg、四半期ごとに25,000tgだったかな?)が今年1月1日づけで廃止になっています。
さらに「癌と闘うモデル国家」に選ばれ、国際的な医療支援を受けられる国に指定された、ということなのですが、国民健康保険のシステムなども全然、国庫としての保険料が徴収できていない、とか外科手術は執刀医に高額な付け届けをしないと、順番待ちで後回しにされるとか手術を受けられないといったことも、国立病院でもある、ということなど、医療制度自体が、ドナー諸国の意気込みが空回りといった感もあるのです。
今年のようにとにかく冬が厳しく、地方の遊牧民も散々国会議員や政府があおって、「経営資金」を銀行から借りさせた挙句、全国平均でも50%あまりが損害を受けている牧畜分野では、返済が滞ることが必死。
国からのサポートが切実な状況だけれども、干草や配合飼料などの援助とか毛布や手袋、マフラーといった遊牧民のための衣類寄付などが主要で、「ほんとに欲しいのはそこじゃないんだ!!」という声が上がっているのです。
実際問題として、セレンゲアイマグやボルガンアイマグなどのように例年たっぷり干草や青草、フスマなどをストックしていた地域でも、家畜被害は約50%。いくら食べてても、寒さに耐え切れず、ひづめのほうから凍傷を起こし、耐久温度をはるかに超えた気温の中では、やはり耐えられないのだそうです。
となってくると、「ゾドは自然災害ではなく、準備を怠ったために起きる人的災害の側面もある」というのは今年に限って言えば、あまりにも酷い評価といえましょう。
元来、地方の遊牧民層というのは、保守的な考えもあり、選挙運動中のばら撒き戦でも圧倒的な資金力を持っている人民革命党のメイン支持層。
でも、今年の冬の対応や、本来「もらえるはず」と期待していた助成金も配当金も、「いつ、いくらもらえるのか」が任期半分の折り返し地点が見えてきているというのに、まったく配当制の具体的な提示がない、というのは信頼を揺るがす問題なのです。
ともあれ、3月11日は朝青龍によって賑わいましたが、4月5日は、単なるウランバートルだけではなく、全国各地のアイマグセンター等の広場などで集会がある可能性もあるのです。
また日が近くなってくれば、詳細もはっきりしてくるでしょう。
ともあれ、2008年7月1日のようなデモ集会のはずが、思わぬ形で暴動へと変わり、さらに市民に対して武装警官隊が水平発砲で応戦する、という歴史の汚点を繰り返さぬように祈りたいものです。

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何に注目しているか、といえば、私が暮らす地域で去年、補欠選挙があったときの立候補者であったジャーナリストG.オヤンガの主張です。
アラフォー世代ですが、夫も子供もいますが、いまだにピチピチの美人ジャーナリスト。
昔から、切っ先の鋭い弁舌で、注目を集めてるのです。
今日もスフバートル広場で、反対運動のアピールを警察の届け出なしで行ってて、警察と軽いもみ合いになったりしておりました。
記者会見を開き、「国民よ、泣き寝入りをしている場合ではない!4月5日、全国の各広場で、選挙公約を実行させるために民衆が立ち上がろうではないか」と呼びかけました。活動のための寄付金集めの口座も公開。
今回はかなり本気っぽいです。
前回、3月11日に「朝青龍がらみでもデモか?」とお伝えしましたが、どうやら、逆に、人民革命党支持の元横綱朝青龍が帰国直後にスフバートル広場でファンに挨拶、という噂と重なったため、この「国民連合」のデモ集会ははじかれてた模様。。。
寅年はどうもいろんな意味で試練の年になりそう。
ちょうど2008年の国会からの任期折り返し地点にきていながら、鉱物資源開発の利益を国民に分配(一人当たり1,000‐1,500ドル相当分くらいとどの候補者も声をからして演説していたにも関わらず、2年たってもなんのアクションもない。
ないどころか、子供の育児手当(16歳未満の子供1人につき、1ヶ月につき3,000tg、四半期ごとに25,000tgだったかな?)が今年1月1日づけで廃止になっています。
さらに「癌と闘うモデル国家」に選ばれ、国際的な医療支援を受けられる国に指定された、ということなのですが、国民健康保険のシステムなども全然、国庫としての保険料が徴収できていない、とか外科手術は執刀医に高額な付け届けをしないと、順番待ちで後回しにされるとか手術を受けられないといったことも、国立病院でもある、ということなど、医療制度自体が、ドナー諸国の意気込みが空回りといった感もあるのです。
今年のようにとにかく冬が厳しく、地方の遊牧民も散々国会議員や政府があおって、「経営資金」を銀行から借りさせた挙句、全国平均でも50%あまりが損害を受けている牧畜分野では、返済が滞ることが必死。
国からのサポートが切実な状況だけれども、干草や配合飼料などの援助とか毛布や手袋、マフラーといった遊牧民のための衣類寄付などが主要で、「ほんとに欲しいのはそこじゃないんだ!!」という声が上がっているのです。
実際問題として、セレンゲアイマグやボルガンアイマグなどのように例年たっぷり干草や青草、フスマなどをストックしていた地域でも、家畜被害は約50%。いくら食べてても、寒さに耐え切れず、ひづめのほうから凍傷を起こし、耐久温度をはるかに超えた気温の中では、やはり耐えられないのだそうです。
となってくると、「ゾドは自然災害ではなく、準備を怠ったために起きる人的災害の側面もある」というのは今年に限って言えば、あまりにも酷い評価といえましょう。
元来、地方の遊牧民層というのは、保守的な考えもあり、選挙運動中のばら撒き戦でも圧倒的な資金力を持っている人民革命党のメイン支持層。
でも、今年の冬の対応や、本来「もらえるはず」と期待していた助成金も配当金も、「いつ、いくらもらえるのか」が任期半分の折り返し地点が見えてきているというのに、まったく配当制の具体的な提示がない、というのは信頼を揺るがす問題なのです。
ともあれ、3月11日は朝青龍によって賑わいましたが、4月5日は、単なるウランバートルだけではなく、全国各地のアイマグセンター等の広場などで集会がある可能性もあるのです。
また日が近くなってくれば、詳細もはっきりしてくるでしょう。
ともあれ、2008年7月1日のようなデモ集会のはずが、思わぬ形で暴動へと変わり、さらに市民に対して武装警官隊が水平発砲で応戦する、という歴史の汚点を繰り返さぬように祈りたいものです。
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