せっかく夏から秋にかけて舗装修繕したメインストリート「平和通」ですが、立て続けの寒波・吹雪・踏み固められてアイスバーンの繰り返しで、すっかりつるっつるのスケートリンクのようです。

すっかり腰痛が定着しちゃった私はあぶなっかしくて歩けません。

さて、-30℃くらいの世界になると、タイヤのスリップが減るってご存知でしたか?
スリップは、タイヤのゴムが接地面との摩擦で熱を起こし、瞬間的に氷がとけ、また凍るというこの瞬間瞬間に起こる現象ですが、-30℃ともなると、あまりの寒さにタイヤ自体も冷え切っていて氷もとけないのです。

とまぁ、これは理屈。
ウランバートルではあっちやこっちやでスリップによる追突、交差点での衝突事故が相次いでいます。
なぜか?

なんと、この期に及んで、未だに「サマータイヤ」で走っているおばかちゃんがいっぱいいるから。
お金持ちで日本とかから出稼ぎや奨学金をためて購入した車を乗ってる「ちょい勝ち組」ドライバーが特に危険です。
モンゴルの女の人は皆さん勇敢なので、平気でウランバートルでもハンドルを握っております。
でも、「パパ」やら「カレ」やらあるいは自分の「体」で稼いだかわいこちゃんたちは、サマータイヤとウィンタータイヤの区別もわかってない、らしいです。おぼっちゃまもしかり。

パンク修理もタイヤ交換も出来ないかもね・・・
チェーンはあまり普及しておりませんが、まぁ、あまり意味がないのです。
深い雪などでこそチェーンが生きる。
アイスバーンではチェーンはかえって、グリップ力が下がるから空回りの原因を誘発してしまいます。

でもって、交通警察は、まずは、走行中の車のタイヤチェック徹底をし、サマータイヤでちょろちょろ転がしている人は、「ジョラミンハシャー」を呼ばれるいわゆる交通警察の違反車両保管施設に没収しちゃうのです。
サマータイヤの交換指示、あるいはウィンタータイヤ・オールシーズンタイヤであっても、すでに磨り減って「交換マーク」が飛び出ているような車両もジョラミンハシャー行きです。

これって、その車の運転をしている人だけでなく、その周囲で走らなければいけない車の安全のためにも必要な措置です。

今、乗用車用の日本製の中古ウィンタータイヤ・オールシーズンタイヤは、ウグームル自動車市場という車の部品関係の市場では、シャルハッドにある車市場と1,2位を争う品揃えの会社で、35,000-45,000tg/1個で売られています。売れ筋は、YOKOHAMAタイヤ。ブリジストンです。新品だと、ヘタな韓国のボロ乗用車(モンゴルで3年くらい走行している中古はボロになる)が新品の日本ブランドオリジナルの冬用・オールシーズン用タイヤ4個分のお金で1台買えちゃう。

他にもいろいろな交通情勢改善強化対策が採られています。

あまりに厳しすぎて、実施できるのか疑問もあるけれど。。。

久々にお外に出て、車に乗ってみるといろいろ気づくこといっぱいです。

この寒さ、今年は3月くらいまで続くとの長期予報がモンゴル国立水理気象研究所予報部から出ております。

それにしても、-40℃なんてのは、めったになくて、今までは、単なる「脅し」とか「ネタつかみ」だと思ってなめてかかっていた私ですが、今年のウランバートルは文字通り、-40℃当たり前の厳しい冬となっております。


こんなに寒くなっても、土日になると、近所で今年はスケートリンクができなかった校庭で子供や大人がサッカーをしているので、「ありえねー」と驚きます。モンゴル人、やっぱすごいです。

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