「ちょっくら弟と冬営地に行ってくらー」と夕方出かけたうちの人。
ウランバートルから約70kmで、そのうち舗装道路が65kmほどという、普段ならどってことない片道90分の道のりなのに。。。

先日の大寒波、猛吹雪で結構谷間は雪深くなっているから、4WDではないラブワゴンがはまったのか、、、体脂肪率7%をきっちゃってるガリガリ君だから、凍死しちゃってるんじゃないか・・・スリップ横転しちゃったんじゃないか・・・


と携帯電話が「電波が届かないところにあるか電源が入っておりません。」状態が続くほど、想像は悪い方、悪いほうへと転がっていく。

モンゴルでは悪い想像してしまったとき、話をしてしまったときは、それが現実にならないように、と木をトントントンとノックするように叩くおまじないがあります。

いやーな想像しては、机をノックし、日本から持ってきたファーストガンダムのDVDコレクションを1話見ては、再び、携帯電話をかけてみる。。。

そして再び、、、となんかすっごいいやーな感じのループでした。



ようやく家人から電話があったのは、夜中の3時。

「いやいやいやー。雪にはまっちゃったよー。さっきようやく掘り出したところ。あ、でも、狐を一匹しとめたよー。これで襟巻き作っちゃおうか?」

いたってのんきな声に安堵する。でもって、今は、まだ走行中だから、安心して寝ていろと。

はぁ、そうですか。。。

とDVD-BOXもVol.1&2を全部見終わり、すでに、気持ちを明るくしようと、大草原の小さな家シリーズを見始めていたところでした。

で、まぁ、安心して眠りについたのですが、、、


朝8時に起きてみましたが、家人が帰宅した形跡はない。
なんで夜中の3時に走行してて、未だに戻ってきていないのだ・・・


再び、ループが始まります。
携帯電話は繋がりません。


えーん・・・

いきててくれー。
狐なんかいらんけん、帰ってきてクレー・・・

悲壮感で胸がいっぱいになりながら、お祈りする。


それでもって、ようやく午前10時ごろ、電話、繋がりました。

「やっほー。今チョイルに入ったところだよー。冬営地が雪で埋まってたから、それを直してから帰るね。ニコニコ


チョイルというのは、ウランバートルから南に行ったところにあるゴビ地方最初の定住街。
かつてはカラクリ羊という毛がくるくる天パーの羊の毛皮を使った加工工場などがあり、小さいながらも、1994年くらいに、チョイルという特別指定都市がアイマグに昇格し、ゴビスンベルアイマグとなったところの県庁所在地であります。

冬営地から見れば、ウランバートルと間逆方向であります。
なんでやねんむかっ


今回、弟が同行と言っていましたが、普段連れて行く弟とは違って、炭鉱開発等に重機や大型トラックなどを貸し出す会社を経営している金持ち坊やを連れて行っていたようです。
んでもって、この金持ち坊やがついこの間、ローンで購入したランクルがチョイルの先、ハンガイとかいう炭鉱駅あたりで故障し、その修理交換用部品を届けに行って戻ってくるところだ、とのこと。つまりは往復40リットル強の燃料を買うお金をケチり、金持ち弟を運ぶ代わりに燃料代を負担させる、という算段だったのです。お金がないわけでもないのに、そのせっこーい算段のせいで、真っ暗闇の中での出発となり、雪にハマリ、夜通し走る羽目になったのです。

えーい、ばか者めプンプン


冗談じゃなく、狐に化かされたのか、と思いましたよ。

そのくらい、この時期、特に吹雪きの後のゴビ地方は道に迷いやすく危険なのです。
燃料も単純に距離x燃費で計算できないし。

無事だとわかるとわかったで、むっかむか・・・


といいつつも、なんだかへたれるほどほっとしたのでした。
でも、まだ油断は禁物です。

冬営地の家畜小屋の雪かきとか、まだまだやらなきゃいけないこと山積み。
徹夜で長距離の悪路を雪にはまりながら運転してきた彼が、また重労働。
帰りの道で居眠り運転などしないように祈っていなきゃいけないのです。

あー、でも、よかった・・・


やっぱりおうちが一番です。無事に帰ってきてください。そして、なんとかモンゴル情報カテゴリーでの一位奪還できました。といいつつも、モンゴルブログ面白い記事が多いので油断はできない。
無事を祈りつつ、まだまだ精進いたします。応援クリックありがとうございます。
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