今日は微風でお日様も顔を出し、突き抜けるような青空という窓から眺めるにはとっても素晴らしい日でした。

ウランバートルから朝出発した方の話だと、途中はブリザードになっててかなり寒かったとのこと。

地元の人たちの話だと、例年、冬はダルハンのほうがウランバートルより2-3℃ほど気温が低いらしいのですが、今年はなぜかダルハン、暖かく、雪も多いのだそうです。
雪が多いのに暖かい?

多分、日本、関東以南の人たちにとっては、不思議だと思うんですけど、モンゴルの冬ってわりとそうなんです。
なんせ、ベースの気温が低いので、12月くらいになると、-10℃前後だったりすると、
「今日はあったかいなぁ」なんて思ってしまうのです。

大体、雪が降りやすいのは-5℃くらいから-18℃くらいまでの間で、-20℃以下になってくると、水蒸気があがって雪雲になりづらいせいか、あまり雪がふりません。

だから、「あったかい」日が続くと、急にサーマルが発生して雪になったりします。

んでもって、昨日はそんな雪がちらほら、ちらほらとそれほど激しくはないけれど、ずーっと降り続け、ふぶいていたため、さぶかったー。
その前の日は雪は降ってなかったけれど、足元から寒気がしんしんとしみ込んできてました。

冬至にむかって、かけて、確実に寒さが増しています。

今日はかわっぺりの屋外作業。
窓から見た通り、外はやっぱり空気が澄み渡り、きれいで気持ちよかったけれど、それも20分程度の話。ラクダの防寒ズボンをはいているので、足元はぜーんぜん平気でしたが、無防備だったほっぺが危なかったです。

過去、何度もほっぺが落ちそうな凍傷を負ってきたため、ちょっとした冷気にさらされただけでも、皮膚がピリピリと凍っていきます。あわてて、こするこする。

リンゴほっぺでてってこ着ぶくれて歩く私に、男性陣、日本人もモンゴル人も思わず笑ってる。

いいもん。

それにしても、ほっぺの冷たさ、すでにシャーベット状に皮膚の奥の組織液が凍りかかっている感触だったので、危なかったです。

-20℃といっても、まだまだ序の口。

やがて-30℃まで冷え込み、-20℃であったかい、と感じ、半そでTシャツで体から湯気を出しながら薪割りに励んだりするようになるのです。

人間、慣れれば、かなり過酷って思われる環境にも順応できちゃうんですね。

とはいえ、慣れと過信は背中合わせ。

私もかわいいリンゴほっぺを守るため、気をつけたいと思います。
もうお肌の曲がり角はとっくに曲がり切ってしまっているのですから、復元不能って日も近いかもしれんからね。