秋を感じた瞬間 ブログネタ:秋を感じた瞬間 参加中
日本は黄葉とか紅葉とかきれいな季節なんでしょうね。
こちら、モンゴル国はウランバートルでは、あっという間に氷点下になってしまいました。吹雪一発で、秋なんか、どっかに吹き飛んでしまう内陸性気候ですから。

あえていうなら、「ナーダム過ぎたら秋」ってのがモンゴルの諺です。
モンゴル国で「ナーダム」というと、7月11日の革命記念日前後3日間+アルファのモンゴル最大の民族伝統のスポーツの祭典、という感じで、旅行業者のパンフレットなどでは扱われていますが、実際には、日本のお盆のあとの盆踊りとか秋祭り、みたいな感じなのではなかろうか?

干草作りなど忙しくもなく、乳製品もたっぷりで、家畜の出産もある程度終わって、全体的に遊牧民がのんびりできる季節に、一族郎党があつまって、オボーを祀り、そのあと、せっかく集まったのだから、と地元の一族郎党がワイワイと「男の三競技」と称される、「モンゴル相撲・弓競技・競馬」で、男として、遊牧民としての力や技を競い合うお祭りが「ナーダム」なのです。

ナーダムで楽しんでから、その後は、冬の準備で大忙し。
男は干草づくりとか、冬営地の家畜小屋の中にその前の冬の間にたまり、踏み固められた家畜糞の寝床を砕いて、かきだして、外に運び、天日でしっかり干すのです。
これが、ボーツ。

私達が、冬営地作りの時に、お隣から拝借していたものですね。

早いところでは、7月くらいから徐々に運び出して、しっかり干しておきますね。
さらに、夏の間にも、牛糞をしっかり集めて、干して、冬の燃料用にストックします。
自然放牧ですから、牛の糞は、だだっぴろい草原のあちこちに散らばっています。
それを、せっせ、せっせと拾い集めるのは、女子供の仕事です。

秋はとにかく、男も女も子供も忙しい季節、という印象があります。

そして、ある程度、冬の準備のメドがたった頃には、もうすっかり草原の草は黄金色に色づき、ウランバートルなど都会の街路樹や公園に植えられているポプラが黄色く色づく秋になっています。

今年は秋が長いねー、なんていってた10月ですが、あっという間に吹雪で冬になってしまいました。

9月の半ば、というか仕事で一時帰国する直前まで、今年のウランバートルはやけに暖かく、半袖Tシャツでも十分だったので、夏っぽい気がしていたのですが、10月5日にモンゴルに戻ってきたときには、もうすっかり冬っぽくなってました。

私の秋はどこ?って感じでした。

ウランバートルで秋を感じたければ、「秋の収穫祭」の野菜市に行くとよいですよ。
秋の味覚や夏の太陽をたっぷり浴びた新鮮な野菜がスーパーマーケットの半値近くで売られているのですから。産地直送で、ジャムとか蜂蜜、コケモモやビルベリー(クロマメノキ)やブラックカシスなどの生の実や乾燥させたものなどを味見できるのも楽しいです。

秋は黄金の季節、とモンゴルでは称されます。

8月上旬ぐらいから、もう秋の気配は感じられます。

いってみれば、モンゴルの1年で一番過ごしやすく、美しい季節が秋だってこと。

なので、今年の秋をなんとなく見過ごしてしまったことに後悔の念、ひしひしだったりします。