明日は、モンゴルの暦で、「ダシニャム」と「バルジンニャム」というふたつの縁起のよい日が重なる日。
結婚シーズン最後のW大安吉日ということで、明日は、新婚カップルがウランバートルにあふれかえることになるでしょう。

さて、私は、というと、会社登記の変更で四苦八苦。
結局、独り暮らしでおおわらわな状態のまま、明日も独りで、翻訳作業をやりつつ、弁護士さんに呼び出されたところで、またどっかの役所で面接・懇願・お金を払って、とにかく早くやってくれー!!ってせっつきながら、ビザと滞在許可の更新へと、一歩一歩前進していきます。

明日、私達の冬営地では、多分、羊とヤギの種付けをやるはず。
うまく交渉できているのかなぁ?と心配もあります。

放牧地の占有権の問題も、あっさり更新なるや、と思いきや、地元のソム長さんが先延ばし、先延ばししているうえに、私達が最大マークして対抗馬、と思っていたところ以外の、おじいさんが、私達の冬営地どころか、夏営地も春営地もすでに買い取ってしまっている、という噂も聞こえているのです。

落ち着かないことこの上ない。

でも、土地問題にしても、家畜を飼うことにしても、ご近所づきあいにしても、私は完全に外様ですから、ぎゃーすかぎゃーすかと、ウランバートルでの法律論争のように闘うわけにはいかないのです。
たいした戦力にもならないし、とりあえず、冬営地の生活が落ち着くまでは、行くのはよそう、と思う次第。

だって、せっかく張り切ってるガナー君ママと家事のやり方とかいろんなことで揉めたくないもの。
それに、こちらでも、私の生活基盤を確保するための正念場です。

ほんとは、種付けの時の騒ぎは、なかなかミモノなので見に行きたかったし、お隣さんが孫の髪の毛を切る(日本の七五三みたいなお祝い)儀式がある、ともう10日も前から、ウルムを溜め込んで張り切っているのですから、ぜひお邪魔したい、なんて思っていたのですが。

でも、種付けは毎年あることだし、と今、自分がやるべきことに集中し、かつ久々の独り暮らしを満喫しよう、と思っている次第です。

それにしても、月日のたつのが早い、と感じる今日この頃。
特に、今年は、会社関係のことでは大いに前進、だと思います。

明日の大安吉日は、結婚式、子供の産毛を切る儀式、羊の種付けなどなど、モンゴル全国津々浦々で、賑やかに、厳しい冬直前の一族郎党・家族親族・親しい人たちが集まっての様々な宴が催されることでしょう。

とりあえずは、明日、外国投資局からの外資系企業への登録変更を加えたCertificateが発行される手はずです。
緊急発行になったため、102,000tgとちょっと高くついちゃった。
それに公証役場での関係書類(定款・株主間合意契約・株主会議議事録・パスポートコピー)などの交渉手続きで10万トゥグルグほどかかりました。

幸いなことに、弊社に出資してくださっているもう1人の日本人で私の環境問題やエコツーリズム分野での恩師でもある株主の方も、月曜日からちょうど仕事でモンゴルにいらっしゃっていたため、公証手続きもスムーズにすみました。それだけでも、ついてるな、って感じです。

明日は、外国投資局の許可証を持って、次のステップである国家登記局に乗り込む予定。