昨夜は、ガナー君がF1レースのテレビ番組なんかを深夜までかぶりつきでみていたため、夜明けで空が白むまで、全然、眠れませんでした。

今日は山ほどやらねばならぬことが、あった、、、はずなのに。

頭がちっとも働きません。

昼寝しても全然ダメ。

ガナー君は、知らないうちに朝のソートンの散歩をすませ、エルベグドルジ氏が大統領になったために空席となった国会議員のチンゲルテイ区議席の補欠選挙の投票も、投票所オープン直後3番目に行って、昨日できなかった、シャーシの調整に行くなど、これまでの彼の日曜日の過ごし方からは考えられないほど、早起きで効率のよい朝を過ごしたようです。

ぜーんぜん、気がつきませんでした。

モンゴルの選挙というと、やたらと不正行為などの報道があったり、2008年7月1日には、総選挙の開票結果が出きらないうちに、モンゴル人民革命党党首でもあるバヤル首相が事実上の勝利宣言をしたため、興奮した民主化勢力のデモが暴徒化し、人民革命党の本部ビルが焼き討ちにあう、など過激なイメージが、なぁんとなくついています。

引っ越してきてまだ2ヶ月目のガナー君ですが、ちゃんと選挙人投票用証明書なるものをもらえました。
これは当該選挙区の選挙管理委員の事務所まで本人が取りに行ったのですが、なかなか立派なものでした。

投票すると、右手人差し指のツメの付け根あたりに、血豆色のインクで印がつけられます。
二重投票を避けるためです。

オープン直後だったせいで、シーンとしていたそうですが、その後、モンゴル国歌のBGMが粛々と流されていたそうです。

最近、日本でも投票にいけてないので、半分忘れかけているのですが、日本だと、随分静かですよね。
やたらと監視係みたいな人が多くって、一方通行で整然としていたような。

モンゴルでも似たようなもののようですが、まさか国歌をBGMにしているとはね!

ひとつの議席に7人ぐらいの立候補者だったそうです。

驚いちゃったのは、私がひそかに「モンゴルの氷川きよし」と慕っている歌手のジャブフランも立候補していたってこと。
ええええーーーー!公約はなんだったのだろうか?

民主化運動当初からの活動家であり、「彼女の行く先には物議あり」とまで言われている闘争を恐れぬ女丈夫の民主党公認ボルマー氏、美人ジャーナリストで「名前はオヤンガ(優雅とかっていう意味)だけど、不正にはアヤンガ(雷)」っていうキャッチフレーズのG.オヤンガ(無所属)、そして、パパが人民革命党の有力者で、日本にも「留学」したことがあるというゾリグト氏あたりがマスコミでは注目されていて、他には地元での選挙活動が目立った、アルスラン氏ぐらいだと思ってたのですが。

ガナー君によると、ジャブフラン氏の選挙活動では、今、ウランバートルでも患者が増えていて、物議をかもし出している新型インフルエンザ予防のマスクを配ったらしいです。

ゾリグト氏の場合は、新たに人民革命党党員に登録した新党員が2万トゥグルグもらえた、とか、選挙事務所にいくと、アルヒとかアイラグがもらえる、とかなんかそういうことらしいです。

さてさて。
人口300万人足らずのモンゴル国民の立法機関でもある国民の代表者・76名の国会議員。
どんな人が選ばれるのでしょうか?