先週、冬営地での家畜小屋建設の帰り道、ホワイトアウトの猛吹雪で、やっとこさウランバートルにたどり着いたラブワゴン。
そして、今週末から、再び、吹雪の予報が出ているので、今日は、懸案事項であった、元ラブワゴンの冬支度に専念しました。
アプラトールなる部品が、やはり2年ほど動かないまま沈黙していた車だと、サビだのなんだので詰まりやすく、エンジンがかかりづらくなっていたので、これをばらして、中を掃除して、付け直し、さらに調整をする、という作業。
本腰いれれば2-3時間で解決する、と言われつつ、その2-3時間をつくるのが、夏から昨日まで、なんだかんだと忙しくしていて、取れなかったのです。
アプラトールがどこにあるのかは、いくら説明されてもよくわからないのですが、とにかく、ボックスワゴンの場合は、前輪シャフトの上あたりのようです。
この前の夏、テレルジの友人宅のところに遊びに行く際、水につかったときに、不調が決定打になった、というシロモノ。台所用中性洗剤をラジエーターの中に入れて洗うといい、とか色々、噂を頼りにためしてみまして、今日まで一応、多少の問題を抱えつつも無事、車がエンコ、ということもなくやってこれたのは、ひとえにガナー君の気合と運転技術の賜物かも?
昨日の整備でばらしたときに、親指のつめほどの大きなサビとか、埃の塊とか、いろいろな不純物がワラワラ出てきたんだそうです。
今日は、冬タイヤを購入し、交換、ということだったのですが、ここでまた問題発生。
ラブワゴンは、韓国のヒュンダイ社製のグレースという車種なのですが、2002年生産型なのです。
2000年より前の製造したものだと、日本の三菱の生産車両のものと大体は合うらしいのですが、2000年以降に生産された車は、ボルトの穴部分の間が他社製のものよりも広くて合わないそうです。
ウランバートルには、車関係の市場やお店が並ぶエリアが、大きく4つほどあります。
1つが、シャルハッドと呼ばれるウランバートルの北東地域にあるところ。
2番目がナラントール市場の並びにあるウグームル車両市場。
3つ目がオートプラザと呼ばれる11番地区北側の周辺です。
4番目は、西側のテクニキンインポートという旧サッポロの南側にある陸橋の手前あたり。
これらの4つのエリアぜーんぶまわっても、ガナー君が目指していたタイヤが見つかりませんでした。
タイヤというか、その内側の車輪っていうのかな、金属製の部分がないわけです。
当初、冬、雪深いところを行くことになるから、今使っているのよりも1サイズ大きいものを、と考え、実は夏のうちに、既にタイヤチューブだけは購入していたのですが、その後が全然すすんでなかったのです。
で、結局、4つのエリアでタイヤを扱っているほぼ全てのお店や市場を探し回っても、我らのラブワゴンに合うタイヤ一式が見つからなかったのです。こんなこと、あるんですね。
で、結局、今と同じサイズで比較的新しく、タイヤの紋様が同じものを買おう、ということになり、、、振り出しから始めることに。
シャルハッドに逆戻り。でも、朝購入した入場券は1日有効だったので、安心です。
そして、1個75000tgx4個セットを発見。これだと300,000tg(日本円で2万円弱)で済みました。予算の半分で冬タイヤ購入完了。
それをパンク修理屋さんで交換するために軒先を借り、ガナー君と彼の親友のアドーチ君とでえっちらおっちら交換すること30分。外はちらほら粉雪が舞ってきました。
すっかり暗くなって、時刻はすでに6時近く。
土曜日ってことで、お店も早くしまってしまうのですが、冬タイヤに交換したら、今度はシャーシの水平調整が必要に。。。
これまた、あっちやこっちやの車整備工場をめぐったのですが、急な冷え込みで、あわてて冬支度を始めたドライバーさんでどこもいっぱい。さらに寒いし、暗いし、土曜日だし、ってことで、看板の営業時間は22時まで営業、年中無休って書いてあるのに、2時間待たされた挙句、「今日は店じまいするから、明日来てくれ」と。
1日1作業完了できたら、上出来、と思わねばならぬ、というのはモンゴルの常識だったりするので、ま、よいか。2ヶ月がかりでアプラトールの整備調整を済ませ、さらに冬タイヤも購入できたのだから、今週末はOKとせねば。明日、シャーシの水平調整がすめば、今週末を使って、冬の車の足回りは完了ってことです。
車の足回りの完了は明日に持ち越したのですが、ガナー君の足回りもしっかりしないと、明日から彼は冬営地で預けていた羊・ヤギを引き取り、しばらく放牧しようと張り切っているのです。
なので、アウトドアグッズの専門店・アヤンチンにいって、冬山登山やウィンターハンティングに使える-50℃仕様のKALMIKというカナダのブランドのウィンターブーツを購入しました。日本円で21,000円ぐらい。でも、これは、20%引きってことなので、結構、割安だと思います。何より着脱が楽だし、歩きやすそう。
寒かろうがなんだろうが、羊・ヤギの放牧というのは、1日、約10km-15kmは歩き、8時間は外でずーっと群について歩かねばならないのです。防寒防水が完備されていて、歩きやすいものでないと。
-50℃仕様は大げさかも、とも思ったのですが、風避けと撥水性が高いものを、と思い、値段で妥協はしないぞ、と思いました。
というのも、今年、私が冬に放牧に出る、ということは仕事の関係でなくなってしまったし、私には、6000mの高山の極寒期でも耐えられる冬山登山ブーツがあるから、私は冬の足回りの心配はいらないのです。中敷が敗れちゃってるので、それは自分で縫わないといけないけれど。
とまぁ、こんな感じで、足回りは着々と準備がすすんでいます。
そして、今週末から、再び、吹雪の予報が出ているので、今日は、懸案事項であった、元ラブワゴンの冬支度に専念しました。
アプラトールなる部品が、やはり2年ほど動かないまま沈黙していた車だと、サビだのなんだので詰まりやすく、エンジンがかかりづらくなっていたので、これをばらして、中を掃除して、付け直し、さらに調整をする、という作業。
本腰いれれば2-3時間で解決する、と言われつつ、その2-3時間をつくるのが、夏から昨日まで、なんだかんだと忙しくしていて、取れなかったのです。
アプラトールがどこにあるのかは、いくら説明されてもよくわからないのですが、とにかく、ボックスワゴンの場合は、前輪シャフトの上あたりのようです。
この前の夏、テレルジの友人宅のところに遊びに行く際、水につかったときに、不調が決定打になった、というシロモノ。台所用中性洗剤をラジエーターの中に入れて洗うといい、とか色々、噂を頼りにためしてみまして、今日まで一応、多少の問題を抱えつつも無事、車がエンコ、ということもなくやってこれたのは、ひとえにガナー君の気合と運転技術の賜物かも?
昨日の整備でばらしたときに、親指のつめほどの大きなサビとか、埃の塊とか、いろいろな不純物がワラワラ出てきたんだそうです。
今日は、冬タイヤを購入し、交換、ということだったのですが、ここでまた問題発生。
ラブワゴンは、韓国のヒュンダイ社製のグレースという車種なのですが、2002年生産型なのです。
2000年より前の製造したものだと、日本の三菱の生産車両のものと大体は合うらしいのですが、2000年以降に生産された車は、ボルトの穴部分の間が他社製のものよりも広くて合わないそうです。
ウランバートルには、車関係の市場やお店が並ぶエリアが、大きく4つほどあります。
1つが、シャルハッドと呼ばれるウランバートルの北東地域にあるところ。
2番目がナラントール市場の並びにあるウグームル車両市場。
3つ目がオートプラザと呼ばれる11番地区北側の周辺です。
4番目は、西側のテクニキンインポートという旧サッポロの南側にある陸橋の手前あたり。
これらの4つのエリアぜーんぶまわっても、ガナー君が目指していたタイヤが見つかりませんでした。
タイヤというか、その内側の車輪っていうのかな、金属製の部分がないわけです。
当初、冬、雪深いところを行くことになるから、今使っているのよりも1サイズ大きいものを、と考え、実は夏のうちに、既にタイヤチューブだけは購入していたのですが、その後が全然すすんでなかったのです。
で、結局、4つのエリアでタイヤを扱っているほぼ全てのお店や市場を探し回っても、我らのラブワゴンに合うタイヤ一式が見つからなかったのです。こんなこと、あるんですね。
で、結局、今と同じサイズで比較的新しく、タイヤの紋様が同じものを買おう、ということになり、、、振り出しから始めることに。
シャルハッドに逆戻り。でも、朝購入した入場券は1日有効だったので、安心です。
そして、1個75000tgx4個セットを発見。これだと300,000tg(日本円で2万円弱)で済みました。予算の半分で冬タイヤ購入完了。
それをパンク修理屋さんで交換するために軒先を借り、ガナー君と彼の親友のアドーチ君とでえっちらおっちら交換すること30分。外はちらほら粉雪が舞ってきました。
すっかり暗くなって、時刻はすでに6時近く。
土曜日ってことで、お店も早くしまってしまうのですが、冬タイヤに交換したら、今度はシャーシの水平調整が必要に。。。
これまた、あっちやこっちやの車整備工場をめぐったのですが、急な冷え込みで、あわてて冬支度を始めたドライバーさんでどこもいっぱい。さらに寒いし、暗いし、土曜日だし、ってことで、看板の営業時間は22時まで営業、年中無休って書いてあるのに、2時間待たされた挙句、「今日は店じまいするから、明日来てくれ」と。
1日1作業完了できたら、上出来、と思わねばならぬ、というのはモンゴルの常識だったりするので、ま、よいか。2ヶ月がかりでアプラトールの整備調整を済ませ、さらに冬タイヤも購入できたのだから、今週末はOKとせねば。明日、シャーシの水平調整がすめば、今週末を使って、冬の車の足回りは完了ってことです。
車の足回りの完了は明日に持ち越したのですが、ガナー君の足回りもしっかりしないと、明日から彼は冬営地で預けていた羊・ヤギを引き取り、しばらく放牧しようと張り切っているのです。
なので、アウトドアグッズの専門店・アヤンチンにいって、冬山登山やウィンターハンティングに使える-50℃仕様のKALMIKというカナダのブランドのウィンターブーツを購入しました。日本円で21,000円ぐらい。でも、これは、20%引きってことなので、結構、割安だと思います。何より着脱が楽だし、歩きやすそう。
寒かろうがなんだろうが、羊・ヤギの放牧というのは、1日、約10km-15kmは歩き、8時間は外でずーっと群について歩かねばならないのです。防寒防水が完備されていて、歩きやすいものでないと。
-50℃仕様は大げさかも、とも思ったのですが、風避けと撥水性が高いものを、と思い、値段で妥協はしないぞ、と思いました。
というのも、今年、私が冬に放牧に出る、ということは仕事の関係でなくなってしまったし、私には、6000mの高山の極寒期でも耐えられる冬山登山ブーツがあるから、私は冬の足回りの心配はいらないのです。中敷が敗れちゃってるので、それは自分で縫わないといけないけれど。
とまぁ、こんな感じで、足回りは着々と準備がすすんでいます。