ゲルの骨組みが、組み立ててみたら、おかしいことに気づく。
買うときにチェックしろよーって話なのかもしれないけれど、一軒家を建てる感覚なら、あっという間のゲルも、市場の真ん中でごちゃごちゃと人ごみにもまれ、大八車に轢かれそうになりながら、という状況では難しいのです。
手作りだから、というか、多少のゆがみは、モンゴル人、誰も気にしてないみたい。

これ、輸出するなら、大変ですよね。
慣れている人が建てるならいいけれど、外国人が「ゲルっていいよねー」って通販カタログとかインターネット通販なんかで思わず買っちゃった!なんてなったら、かなり難しいと実感。

パーツごとに番号ついているわけじゃないしね。

とりあえず、組み立ててから、どこが不具合なのかを確認して、切ったりはったりするのです。

今回は、ハナ{蛇腹な壁)がまず、ドア部分とジョイントするところが合わない!
そういえば、遊牧民のゲルなどを建てる手伝いをするときは、皆さん、すぐにどれがどこにつけるハナかってわかってたんだけど、それは、端っこの切り口が斜めにびしっと揃ってたのでした。

我々のゲルは、どうも長さが合わないっていうか、斜め格子に組まれた切り口はどう考えても、地面に対して垂直に立ってるドアにいれたら、設置面が固定されないから、どうするのかなぁ?って一昨日、建てたときに疑問でした。

ガナー君はもちろん、建てるのを手伝ってくれた皆さんはみーんな、口をそろえて、
「新しいゲルだから仕方ないよー。いいんだ、いいんだ。」

モンゴル人お得意の、「ズゲーレー」(大丈夫だよ)の連発なのです。

モンゴルまるかじり -ger


ほんとに大丈夫なのかなぁ・・・と心配になるイビツなゲルの骨組。
右側の壁面が高くって、左が普通なの・・・
さらに梁もなんだかゆがんでいる感じで不安。。。天窓に梁を差し込む穴が一個余り、梁が一本あまってるのに、梁をひっかけるべき壁面のスペースがないの・・・



一昨日の夜から昨日の朝にかけて降った雨で、しとしととぬれたハナが、なんとなくゲルっぽい円形に整ってきたところで、乾かして、解体することに。



解体する前に、ドアにくっつける部分をガナー君が目安で鉛筆で線を引き、ばらしてから、のこぎりでギコギコ切ってました。

梁(オニ)は4枚ハナだと66本ありまして、そのうち6本がドア部分に乗っかります。
ドア部分のオニ固定用の穴がついていたのですが、これまたうまくあわないのです。

3本ほど長く、2本ほど短く、、、って、オニの長さは同じなので、天窓(トーノ)部分のオニを差し込むべき穴の大きさがまちまちなため、深く入るところと、浅くひっかかってるだけのところがあるためらしい。

これまた長すぎるほうを短く切ってしまえば、問題は解決!なんだとか・・・

どんどん輪が小さくなり、スペースが狭くなっていく4枚ハナのゲル。。。

5枚ハナでも慣れている遊牧民と一緒に建てると30分ー50分くらいで建てられるのですが、初めて4枚ハナを建てたときは骨組みだけで40分以上かかり、しかも途中で断念しちゃったわけですが、、、ガナー君たちいわく、「4枚ハナだと、建てるの簡単だねー。」

そういうものかぁ。。。

確かにオニの本数も20本ほど少ないし、ハナのジョイントも1箇所少ないものね。

ゲルのキット一式を購入した、といえど、やはりちゃんと建てて暮らせるようにするためには、様々な部分でのカスタマイズが必要で、それは、製作所や販売元による不備、欠陥品という意識ではなく、「ゲルとは、自分で作るもの」というのが暗黙の了解なのやもしれないなぁ。

ともかくも、新品ゲルを購入して、自分で使うためには、ゲルキットと共に、丈夫な布団針と糸、のこぎりとノミと定規は必要ってことがわかりました。

ハナがゲルの形にうまく、まーるくなるように型がつけば、次回からはもっと楽に建てられるそうです。
そして、ハナのジョイント部分を固定するための紐がそのまま蛇腹のハナを収納するときに、縛る紐として機能するのです。

ゲルってほんとに移動用にうまくできているなぁ。
引越ししやすい構造なのだ、とあらためて実感した次第です。

あ、大工道具の定番であるカナヅチは、ゲル自体が釘を使ってないからあまり出番がないってことも、なんか、日本のDIYと違うなぁって発見です。


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