ゲルとは、モンゴル民族の移動式住居のことであります。私が子供の頃は、中国人が使ってた「パオ(包)」って使われていたけど、最近は、ゲルっていっても通用するようになってきているのが嬉しいな。
さて、ゲルですが、、、購入方法としては、モンゴルの首都ウランバートルでは、
1;中古を買う
2;新品を買う
3;注文して作ってもらう
4;自力で作る
といった方法があります。
1;中古を買う、というのは、ウランバートル市内でゲル地区にてゲルで定住している人たちが、市内のアパートに入居する際に、ゲル暮らしキットを処分するので、その中古を購入するわけです。値段的には、50万-80万トゥグルグ(日本円だと35,000-60,000円弱くらい)でゲル一式が買えます。
2;新品を買う場合には、ナラントール市場のゲル販売コーナーとか、ゲルメーカーの出来合いを購入。模様とか大きさとかは自分たちのニーズに合わせて選べます。ハナという蛇腹の壁の数で大きさが決まり、平均的な家族だと5枚ハナがスタンダード。大体120万トゥグルグくらいから売ってます。高いものは、手彫り彫刻だったり、天窓部分がおしゃれな形だったり、天窓部分のストーブの煙突固定や窓ガラスが入ってるなど様々な工夫がこらされているため、まさにピンキリって感じ。
3;注文して作ってもらう場合は、材料の吟味から始まり、職人さんの選定などいろいろ大変だし、コストもかかりますが、きっちり組み立て完成のところまで職人さん達が責任を持ってくれます。愛知万博に出展した人とか、大統領の別荘地とかツーリストキャンプのレストラン用ゲルとか展示会用とかの巨大ゲルなど、その値段もすんごくて、5枚ハナでも、かるーく6千ドル(もう桁が違う!トゥグルグで表示すると膨大な数字になるので米ドル表示しちゃう)くらいします。外国からの注文などもあるみたいですが、出来上がりまでは、約1ヶ月ー3ヶ月くらいかかります。
4;自力で作る、というのは、ウランバートル近郊では、ちょっと難しい。でも、地方、特にフブスグルとかボルガンなど森が多いところでは、よく「ゲルつくり」ができる遊牧民がいて、自分で作ってる人も少なくありません。
見た目はイマイチなのですが、丈夫さや建てやすさなどは、出来合いの材木で作ったものと比べると段違いによいのです。
ボルガスという柳の仲間の潅木が主たる材料なのですが、これは、しなやかでなかなか折れないし、湿気にも乾燥にも強くて、みっしりしているわりに軽いのが特徴。馬取り竿(オールガ)にも使われています。
ラクダや牛の皮で作った釘代わりの紐でボルガスを蛇腹に組み、ハナを作り、屋根の梁となるオニを作るのです。
こういう自力で作ったゲルは、まさに一生ものみたいです。
我々がゲルを購入したのは、今年7月下旬なのですが、まぁ、いろいろ大騒ぎですね。
今回は、初心者なので、4枚ハナという小ぶりなものにしました。
どうせ、家族構成員も少ないし、核家族だし、都会でのごちゃごちゃとしたガラクタに囲まれた暮らしとは別に、シンプルライフを目指すっていうのもいいかな、って。
一番の要因は、初期投資に使える資金の問題だったんだけど。
我々がとった方法は、2.
ナラントール市場で販売している「モンゴルゲル ホジルト」というモンゴルでも人気ブランドのメーカーさんで購入しました。ホジルトというのは、朝青龍が左肘を怪我した時に養生したっていうので有名になった温泉地のあるウブルハンガイアイマグの地名です。温泉地としても有名ですが、ハンガイ山脈というモンゴル3大山脈のひとつが連なっていて、木材でも定評があります。ガナー君が春から目をつけていたメーカー。
最初にきいていた話だと250万トゥグルグで5枚ハナのゲルっていうことでしたが、実際、ナラントール市場にある販売コンテナで問い合わせたら、出来合いものは、150万5,000トゥグルグ(床板なし)で買えるとのことでした。
我々がゲルを使おうとしているのは、羊飼いになるためなので、床板なしは、ちと辛い。冬はやっぱり、床がないと大変なのです。
なので、もうちょっと小ぶりの4枚ハナ・床板付きっていうのにしました。これだと135万5000トゥグルグです。基本骨組みセットに2重の壁フェルトと屋根、天窓用フェルト、屋根用の防水布とハナ固定用の紐、外カバーがついています。ついでに、これにモンゴル様式の派手派手カラーのテーブルと椅子4脚を購入して、〆て150万トゥグルグ。
床なしだと、ラブワゴンだけで搭載可能だったのですが、床がかさばる上に重いので、ポーターという軽トラでガナー君の実家まで運んでもらいました。運賃2万トゥグルグ。
あと、建てる場合は、人手2人を雇うと2万トゥグルグなんだそうですが、兄弟姉妹の多いガナー君なので、自力で建てることにしました。
「モンゴルゲル ホジルト」有限会社は、外国へのゲル輸出販売もやっています。
むかーし、日本の「通販生活」でもゲルキット一式20万円というのがありましたが、その当時は、現地でゲル一式が500ドル(1ドルが115-120円だった)でした。いまだと、輸送コストも高くなっているから、当時の2倍弱くらいの値段になるのかなぁ?
実際には、このゲル基本セットだけじゃ、ゲルは建てられないのでした。
ゲルって、随分、紐が必要なんだなぁって、後日実感することに。
先日、フェルト固定用やら、天窓(トーノ)から四方に結んで垂らし、オニの差し込む方向を決めたり、屋根を固定するための紐やら、フェルトを巻いたあと外壁を固定する紐、天窓の中心から内側に垂らしてアーチ状の重心強化をする飾り紐、内側の飾り幕用の紐、ドアの両脇から、ハナ固定用の紐を結ぶ紐、、、などなどいろいろな紐、総計100m近くも細引きとかベルト状の紐を購入することになり、このコストが約3万トゥグルグ。5枚ハナだと、円周も半径も長いから、120mくらい必要になるのだろうか?
で、暮らすためには、薪ストーブと煙突を作るか買うかし、ベッドも買わねばなりません。
細かいことを言い出すと、10万円じゃあすまないのかな。
でも、ともかく、10万円(150万トゥグルグ)であこがれのゲルが手に入ったのは感無量であります。
まだフェルトなどに紐を縫い付けていないので、骨組み建てただけですが、、、そのうち完成したら、写真公開しますね。
今日は、フェルトに紐を縫い付けるための、針と糸を買います。
さて、ゲルですが、、、購入方法としては、モンゴルの首都ウランバートルでは、
1;中古を買う
2;新品を買う
3;注文して作ってもらう
4;自力で作る
といった方法があります。
1;中古を買う、というのは、ウランバートル市内でゲル地区にてゲルで定住している人たちが、市内のアパートに入居する際に、ゲル暮らしキットを処分するので、その中古を購入するわけです。値段的には、50万-80万トゥグルグ(日本円だと35,000-60,000円弱くらい)でゲル一式が買えます。
2;新品を買う場合には、ナラントール市場のゲル販売コーナーとか、ゲルメーカーの出来合いを購入。模様とか大きさとかは自分たちのニーズに合わせて選べます。ハナという蛇腹の壁の数で大きさが決まり、平均的な家族だと5枚ハナがスタンダード。大体120万トゥグルグくらいから売ってます。高いものは、手彫り彫刻だったり、天窓部分がおしゃれな形だったり、天窓部分のストーブの煙突固定や窓ガラスが入ってるなど様々な工夫がこらされているため、まさにピンキリって感じ。
3;注文して作ってもらう場合は、材料の吟味から始まり、職人さんの選定などいろいろ大変だし、コストもかかりますが、きっちり組み立て完成のところまで職人さん達が責任を持ってくれます。愛知万博に出展した人とか、大統領の別荘地とかツーリストキャンプのレストラン用ゲルとか展示会用とかの巨大ゲルなど、その値段もすんごくて、5枚ハナでも、かるーく6千ドル(もう桁が違う!トゥグルグで表示すると膨大な数字になるので米ドル表示しちゃう)くらいします。外国からの注文などもあるみたいですが、出来上がりまでは、約1ヶ月ー3ヶ月くらいかかります。
4;自力で作る、というのは、ウランバートル近郊では、ちょっと難しい。でも、地方、特にフブスグルとかボルガンなど森が多いところでは、よく「ゲルつくり」ができる遊牧民がいて、自分で作ってる人も少なくありません。
見た目はイマイチなのですが、丈夫さや建てやすさなどは、出来合いの材木で作ったものと比べると段違いによいのです。
ボルガスという柳の仲間の潅木が主たる材料なのですが、これは、しなやかでなかなか折れないし、湿気にも乾燥にも強くて、みっしりしているわりに軽いのが特徴。馬取り竿(オールガ)にも使われています。
ラクダや牛の皮で作った釘代わりの紐でボルガスを蛇腹に組み、ハナを作り、屋根の梁となるオニを作るのです。
こういう自力で作ったゲルは、まさに一生ものみたいです。
我々がゲルを購入したのは、今年7月下旬なのですが、まぁ、いろいろ大騒ぎですね。
今回は、初心者なので、4枚ハナという小ぶりなものにしました。
どうせ、家族構成員も少ないし、核家族だし、都会でのごちゃごちゃとしたガラクタに囲まれた暮らしとは別に、シンプルライフを目指すっていうのもいいかな、って。
一番の要因は、初期投資に使える資金の問題だったんだけど。
我々がとった方法は、2.
ナラントール市場で販売している「モンゴルゲル ホジルト」というモンゴルでも人気ブランドのメーカーさんで購入しました。ホジルトというのは、朝青龍が左肘を怪我した時に養生したっていうので有名になった温泉地のあるウブルハンガイアイマグの地名です。温泉地としても有名ですが、ハンガイ山脈というモンゴル3大山脈のひとつが連なっていて、木材でも定評があります。ガナー君が春から目をつけていたメーカー。
最初にきいていた話だと250万トゥグルグで5枚ハナのゲルっていうことでしたが、実際、ナラントール市場にある販売コンテナで問い合わせたら、出来合いものは、150万5,000トゥグルグ(床板なし)で買えるとのことでした。
我々がゲルを使おうとしているのは、羊飼いになるためなので、床板なしは、ちと辛い。冬はやっぱり、床がないと大変なのです。
なので、もうちょっと小ぶりの4枚ハナ・床板付きっていうのにしました。これだと135万5000トゥグルグです。基本骨組みセットに2重の壁フェルトと屋根、天窓用フェルト、屋根用の防水布とハナ固定用の紐、外カバーがついています。ついでに、これにモンゴル様式の派手派手カラーのテーブルと椅子4脚を購入して、〆て150万トゥグルグ。
床なしだと、ラブワゴンだけで搭載可能だったのですが、床がかさばる上に重いので、ポーターという軽トラでガナー君の実家まで運んでもらいました。運賃2万トゥグルグ。
あと、建てる場合は、人手2人を雇うと2万トゥグルグなんだそうですが、兄弟姉妹の多いガナー君なので、自力で建てることにしました。
「モンゴルゲル ホジルト」有限会社は、外国へのゲル輸出販売もやっています。
むかーし、日本の「通販生活」でもゲルキット一式20万円というのがありましたが、その当時は、現地でゲル一式が500ドル(1ドルが115-120円だった)でした。いまだと、輸送コストも高くなっているから、当時の2倍弱くらいの値段になるのかなぁ?
実際には、このゲル基本セットだけじゃ、ゲルは建てられないのでした。
ゲルって、随分、紐が必要なんだなぁって、後日実感することに。
先日、フェルト固定用やら、天窓(トーノ)から四方に結んで垂らし、オニの差し込む方向を決めたり、屋根を固定するための紐やら、フェルトを巻いたあと外壁を固定する紐、天窓の中心から内側に垂らしてアーチ状の重心強化をする飾り紐、内側の飾り幕用の紐、ドアの両脇から、ハナ固定用の紐を結ぶ紐、、、などなどいろいろな紐、総計100m近くも細引きとかベルト状の紐を購入することになり、このコストが約3万トゥグルグ。5枚ハナだと、円周も半径も長いから、120mくらい必要になるのだろうか?
で、暮らすためには、薪ストーブと煙突を作るか買うかし、ベッドも買わねばなりません。
細かいことを言い出すと、10万円じゃあすまないのかな。
でも、ともかく、10万円(150万トゥグルグ)であこがれのゲルが手に入ったのは感無量であります。
まだフェルトなどに紐を縫い付けていないので、骨組み建てただけですが、、、そのうち完成したら、写真公開しますね。
今日は、フェルトに紐を縫い付けるための、針と糸を買います。