さて、羊とヤギを自分たちで飼育するのは、来年の春からって感じになってきているのですが、購入してしまうと、群の維持管理にはそれなりにお金がかかるのねー。

遊牧民は所得税が免税されているのですが、でも、家畜税は払ってるんですね。
年末(12月中)に地元ソムの担当役人がやってきて、頭数を数えていくんだって。

ウランバートル在住で家畜を預けている人とか、ウランバートル周辺で家畜を飼っている人は、地元ソムに住民登録をしている人よりも税金が高いんだとか。

これは、ウランバートルへの地方からの流民集中や、ウランバートル周辺の放牧地保護のために家畜頭数を制限するためなんだそうです。

大体500頭が目安で、税金がアップするそうです。

それ以外に、羊・ヤギは9月下旬から10月半ばくらいに(地域や天候によっても前後しますが)種付けをして、翌年の2月半ばから3月半ばくらいに出産ピークを迎えるように調整します。
場所によっては、夏場に種付けして、12月頃には出産を迎えるっていう作戦をとる遊牧民さんもいるようですが、私達のような初心者はスタンダードがよいかな。

で、春は放牧地も草がないので、人間が食料調達、供給せねばなりません。
生まれたばかりの赤ちゃんでも10日もすると、やわらかい新芽の草などを食べだすそうなので、今から、そういう栄養がつまった新芽中心の干草などを作っておかないといけません。

といっても、私達はまだ自分達の放牧地が決まってないので、100頭ぐらい増えるであろう赤ちゃん家畜のための干草を自分たちで作るのは無理。

大体、春から夏にかけて、本来の放牧地に生える自然の草でまかなえるようになるまでの間、私達が飼うべき羊・ヤギの群、つまりは、約300頭ほどをキープするためには、約120万トゥグルグ(約85,000円くらい)分ほどの青草、補助資料となるフスマなどを調達することになります。

それに、羊飼いの人に、月15万トゥグルグぐらいを支払っていたそうなので、このうちの10万トゥグルグぐらいを私達が負担し、さらに来春生まれた子畜の2割を牧民さんのボーナスとするんだそうです。

なんとなく、きいたことがあった、というような都会の人の家畜オーナーの慣習も、実際、自分たちでお金を払ったり、餌の調達をしたり、種オスの交配交渉などをすることになるとなると、ちょっと真剣で、知らなかったことや疑問が次々とわいてくるものです。

カシミア相場は随分、下がっているとか、羊の毛皮は、もうはした金にもならないくらいなんだ、とかいろいろ市場動向などにも敏感になってきています。

それにしても、生後10日で早くも固形物が食べられるってすごいなぁ。
人間の赤ちゃんの歯が生えてきたり、離乳食になるまで、数ヶ月もかかるのにね。

なんつったって、生まれて20分後には立ち上がって、ママのおっぱい吸って、群について歩くんだものね。

今まで知ったかぶってたけれど、なんか身近になってくると命の重さがずしっとしてきます。