興奮と懸念が入り混じった民主化リーダー・エルベグドルジ候補の大統領選挙における当選宣言。
市民の心配の種は、選挙管理委員会からの記者発表がなかなか出なかったことにありました。
朝6時15分の時点での、非公式ながら、各地元選挙区にいる選挙立会いの党員から報告をもとに事実上の「勝利宣言」を民主党の選挙対策委員長が発表したわけですが、、、それから午後まで、革命党選挙対策本部も選挙管理委員会も、「発表できる話題は何もない」ということで記者会見もインタビューに応じることもなかったのです。
この間にまた何かしらの、投票用紙への小細工があったり、逆転工作があったらどうしよう、あるいは何かのアクションでまた、7月1日のような事態になるのではないか、といった懸念があり、諸手をあげての大喜びとはいかない市民。
「何が起こるかわからない。また我らの不正投票だのと革命党がごねて、結果がひっくり返されるかもしれない」
「若者達も、冷静に喜びをかみしめよう。迂闊な動きをして、去年の7月1日のように、暴動の濡れ衣を着せられぬように行動を慎め」
といった声が多かったです。
ともかくも、午後に選挙管理委員会からも暫定的な投票結果として、全国各地の投票所から寄せられた投票結果を発表。
正式発表は、投票結果を文書にしたものを中央の選挙管理委員会で確認し、まとめたものを開票・集計後30日以内に国会に提出したものが「正式な投票結果」であるとしながらも、電話での投票結果報告をまとめた得票率を発表しました。
アイマグやウランバートルの地区別にも発表されましたが、ごちゃごちゃするので、簡単にまとめてみました。
投票率は全国で70%余りで、選挙は有効となりました。
全国的な得票率は、エルベグドルジ氏が51.24%、エンフバヤル氏が47.44%。
かなりの接戦。過半数はとっているけれど、ほんときわどいところです。
ウランバートル以外の地方のトータルでは、エンフバヤル氏が50.31%、エルベグドルジ氏が48.28%と、わずかにエンフバヤル氏が有利でした、ウランバートル市中心部では圧倒的にエルベグドルジ氏有利。ウランバートルでは、エンフバヤル氏が43・21%、エルベグドルジ氏が55.59%でした。
ウランバートルでの投票率は73.52%。
全国各地の投票日の天気も恵まれてましたが、今回の選挙に対する有権者の関心の高さがうかがえました。
地方でエルベグドルジ氏が圧勝した選挙区は、もともと民主化勢力が強いフブスグルと大学があるホブド、オルホン、ダルハンオール。やはり、モンゴル国の労働基準法で定められた労働者の最低賃金の108,000トゥグルグ相当を大学生に奨学金として支給する、という公約が追い風を巻き起こしたといえると思います。
また、選挙活動追い込み時期にエンフバヤル氏が選挙演説会で、エルベグドルジ氏に対する批判をする際に西部地方の少数部族を侮蔑するような表現があったという猛反発が西部少数部族中心に起きたことも影響したのかもしれません。
いずれの地域も接戦でした。
まだ有効得票がどうか、等々の精査があるのかもしれませんが、人民革命党のバヤル党首、エンフバヤル現大統領が「今回の選挙結果を、我が人民革命党も真摯に受け止め、民主主義の原則にのっとり、この結果を受け入れる。」と発表したことで、それほどのゴタゴタにはならないのではないか、という雰囲気になってきています。
投票中も開票開始直後も、実は、いくつかの問題が生じています。
ウランバートル在住の地方出身の学生たちに、地元から送られてきた選挙通知(有権者ID)を1枚3,000-5,000トゥグルグで買い集めるという不正行為が発覚し、逮捕者が出た、ということも発表されました。
「民主化運動派の反抗」といわれた市民の住居の放火事件などもありました。
これらの事件は、それぞれの党選対本部が相手側を激しく非難する記者会見を行い、「投票期間中に候補者に対して甚大な被害を与えるネガティブな広報は選挙法違反だ」とかなり、険悪化していたので、夜通し心配していました。
また私が直接選挙管理委員として投票所の開票集計係をしていた人から受けた連絡だけでも、バヤンズルフ区では、開票直後に人為的な停電がおきて、場内が騒然としたということがありました。
この件については、マスコミ各社、どこも発表していないので、もみけしかぁ、と思いました。
ともあれ、今回の選挙に対して、人民革命党首脳部が「不正選挙だ」といった抗議をしなかったことは、去年の7月1日の暴動といった惨事を避ける「大人の対応」をしたと評価されるかな。
このまま無事に選挙が終了、となればよいな、と思っています。
市民の心配の種は、選挙管理委員会からの記者発表がなかなか出なかったことにありました。
朝6時15分の時点での、非公式ながら、各地元選挙区にいる選挙立会いの党員から報告をもとに事実上の「勝利宣言」を民主党の選挙対策委員長が発表したわけですが、、、それから午後まで、革命党選挙対策本部も選挙管理委員会も、「発表できる話題は何もない」ということで記者会見もインタビューに応じることもなかったのです。
この間にまた何かしらの、投票用紙への小細工があったり、逆転工作があったらどうしよう、あるいは何かのアクションでまた、7月1日のような事態になるのではないか、といった懸念があり、諸手をあげての大喜びとはいかない市民。
「何が起こるかわからない。また我らの不正投票だのと革命党がごねて、結果がひっくり返されるかもしれない」
「若者達も、冷静に喜びをかみしめよう。迂闊な動きをして、去年の7月1日のように、暴動の濡れ衣を着せられぬように行動を慎め」
といった声が多かったです。
ともかくも、午後に選挙管理委員会からも暫定的な投票結果として、全国各地の投票所から寄せられた投票結果を発表。
正式発表は、投票結果を文書にしたものを中央の選挙管理委員会で確認し、まとめたものを開票・集計後30日以内に国会に提出したものが「正式な投票結果」であるとしながらも、電話での投票結果報告をまとめた得票率を発表しました。
アイマグやウランバートルの地区別にも発表されましたが、ごちゃごちゃするので、簡単にまとめてみました。
投票率は全国で70%余りで、選挙は有効となりました。
全国的な得票率は、エルベグドルジ氏が51.24%、エンフバヤル氏が47.44%。
かなりの接戦。過半数はとっているけれど、ほんときわどいところです。
ウランバートル以外の地方のトータルでは、エンフバヤル氏が50.31%、エルベグドルジ氏が48.28%と、わずかにエンフバヤル氏が有利でした、ウランバートル市中心部では圧倒的にエルベグドルジ氏有利。ウランバートルでは、エンフバヤル氏が43・21%、エルベグドルジ氏が55.59%でした。
ウランバートルでの投票率は73.52%。
全国各地の投票日の天気も恵まれてましたが、今回の選挙に対する有権者の関心の高さがうかがえました。
地方でエルベグドルジ氏が圧勝した選挙区は、もともと民主化勢力が強いフブスグルと大学があるホブド、オルホン、ダルハンオール。やはり、モンゴル国の労働基準法で定められた労働者の最低賃金の108,000トゥグルグ相当を大学生に奨学金として支給する、という公約が追い風を巻き起こしたといえると思います。
また、選挙活動追い込み時期にエンフバヤル氏が選挙演説会で、エルベグドルジ氏に対する批判をする際に西部地方の少数部族を侮蔑するような表現があったという猛反発が西部少数部族中心に起きたことも影響したのかもしれません。
いずれの地域も接戦でした。
まだ有効得票がどうか、等々の精査があるのかもしれませんが、人民革命党のバヤル党首、エンフバヤル現大統領が「今回の選挙結果を、我が人民革命党も真摯に受け止め、民主主義の原則にのっとり、この結果を受け入れる。」と発表したことで、それほどのゴタゴタにはならないのではないか、という雰囲気になってきています。
投票中も開票開始直後も、実は、いくつかの問題が生じています。
ウランバートル在住の地方出身の学生たちに、地元から送られてきた選挙通知(有権者ID)を1枚3,000-5,000トゥグルグで買い集めるという不正行為が発覚し、逮捕者が出た、ということも発表されました。
「民主化運動派の反抗」といわれた市民の住居の放火事件などもありました。
これらの事件は、それぞれの党選対本部が相手側を激しく非難する記者会見を行い、「投票期間中に候補者に対して甚大な被害を与えるネガティブな広報は選挙法違反だ」とかなり、険悪化していたので、夜通し心配していました。
また私が直接選挙管理委員として投票所の開票集計係をしていた人から受けた連絡だけでも、バヤンズルフ区では、開票直後に人為的な停電がおきて、場内が騒然としたということがありました。
この件については、マスコミ各社、どこも発表していないので、もみけしかぁ、と思いました。
ともあれ、今回の選挙に対して、人民革命党首脳部が「不正選挙だ」といった抗議をしなかったことは、去年の7月1日の暴動といった惨事を避ける「大人の対応」をしたと評価されるかな。
このまま無事に選挙が終了、となればよいな、と思っています。