夏に向けて頑張りたいこと ブログネタ:夏に向けて頑張りたいこと 参加中
モンゴルもよい季節になってきました。昨日のおしめりで、俄然、草花がヤル気を出した模様。
日本に帰りたいなぁって3月末ぐらいは、気が狂いそうなくらいだったのですが、そう簡単に大型犬同居可の賃貸物件がゲットできるわけではなく、まずは自分の立場を日本で確立せねばなるまい、と腹をくくってからは、少し楽になりました。

3日間ほど、まったく声が出ず、驚いたときに思わずあげた叫び声がラクダの威嚇するときの声だったのに、自分でびっくりしたワタシですが、今日久々に人間らしい声が出ました。あー、よかった。

さてと。。。

ワタクシの会社、一応、旅行業・仲介業(当時はコーディネート業というのが税務署や国家登記局のカテゴリーになかったため)・カフェ(飲食業)となっております。おまけで国内外販売業ってのがありますが、実際に輸出入に携わるには、また別の許可を得なければなりませぬ。

はっきりいって、モンゴル人共同経営者と決別するために、自分の個人名義の現金・預金を全て使い果たし、取り戻せたのは、オンボロの鉄くず寸前に成り果てた車両2台のみで、それも売却できたのは1台だけで、、、という事態にすっかりビジネスをやる気なんか失せてました。

4月中も、なんだかんだとうまくいかないことがあって、忙しいのに、思ったほど収入はないし、これからの見通しは立たないし、やってらんねぇーよ!って毒づきたくなるのをこらえて、その日その日をなんとか元気に明るく暮らそうと心がけていた次第。

で、5月突入。あっという間に5月です。
メーデー、メーデー!!

って別に緊急事態が発生したわけじゃないです。
メーデーだっつーのに、全然平和な首都・ウランバートル。
共産主義国だったのが嘘みたい・・・。
それよりも大統領選前ってことのほうが盛り上がってます。

さて、夏のこと。
ソートンを連れ帰る、というのはどっちにしろムシムシと猛暑が続く日本の夏が終わるまでは延期です。

自分も8月中旬に仕事で一時帰国するのですが、仕事の段取りをつけたり、不動産物件を見てまわったりするのと、友達や好きな人に会ったり遊んだりっていうのが、どのくらいの期間が適当なのやら??

春になるにつれ、ワタシの周りでは、やはり同業者の皆さんが、活気づいてきているのです。
先週まで、日本語観光ガイドの卵たちと2週間ほど一緒に接して、旅行業の大変さややりがい、ガイドという仕事についてなどを講義し、それに必死でくらいついてくる教え子達の熱気がワタシにも伝染してきていて、この不況だからこそ、お金では価値をはかりきれないモンゴルならではの旅をコーディネートするってことに尽力するってのも面白いかなぁ、なんて思ってきたりしてます。

正直、今から集客活動、宣伝活動するといっても、どうなのか?
日本で集客活動をするというのも難しそう・・・じゃあ、モンゴルでどうするのか??

そんなことを考えていると結構楽しくなってきた。
日本の旅行会社に安全パイでお膳立てされた格安旅行にのっかるんじゃなくて、ディープに自分の感性を生かした旅をしに、モンゴルに引き寄せられてくる人たちに、ちゃんとリーズナブルな料金で旅行情報を提供し、企画手配をしてあげたら、商売になるだろうか?

基本的にバックパッカーとか「自由な個人旅行」とかっていう人は、「貧乏旅行」で低コストにするために、人の好意にぶらさがり、プロの技に対する敬意や時間に対しての評価ができない人が多くって、苦手といえば苦手です。
自分が旅をするときに、「なんでもタダってわけにはいかない」と思うし、なんでもお金で解決とは思わないし、それほどの経済力もないわけですが、何十年もかけて培った経験やお金も費やして収集し整理しまとめた情報を、電話やメールで「教えてください」とか「お話がききたいです」とかってタダでむしりとっていくっていうのは、常識にかけていて、むしろ海外に出てくるなよーとか思っちゃう。

TV制作会社時代、制作費の問題とかで、私も電話で関係諸機関や専門家の方にお話をうかがわなければいけないときもあったり、不義理も結構しちゃってたので、逆に、こういう「ちゃっかり」な行為を恥ずかしいと思うんですね。

世の中、そういうちゃっかり行為の「教えて君」だらけで成り立っているみたいなんだけど。

何をどうお互いにナットクし、気持ちよい関係性を築いた上で、旅作りをしていくか。

今の旅行業法とか旅行ビジネスのセオリーや手順、プロセスみたいなものの枠内でやろうとすると、難しいですね。コストはかかるわけだし。
お金がかかるっていうと、すぐに「じゃ、いいです」みたいな妥協をする人も多い。
「なら、聞くなよー」と貴重な時間を無駄にしたイライラ感は、たんなるけちんぼとか「ぼったくり」ってわけじゃなく、「相手が要求、希望したものを懇切丁寧に提供した」にも関わらず、私の意に反して無報酬という結果に終わることの徒労感なんだよね。

プロって、自分が提供したいものを提供するんじゃなくて、「相手」の要求を満たし、期待以上の満足感を提供できる技術や知識を持って仕事ができるってことだって思ってるし、自分はそういうプロでありたいって日ごろから暮らしているわけです。

そういうプロ根性は子供の頃から鍛えられているから、今更、鈍くはできないし、仕事に妥協もできない。

ま、お客さんは旅行代金とかもろもろで散々ワタシから情報を引き出して「ありがとうございました。勉強になりました」とかなんとか言っちゃって、格安旅行会社を使い、知り合いのモンゴル人の友達と一緒に旅行したりってのも、旅行代節約のための当然の手段って思うんだろうけれどね。

そういう輩を相手に、自分はビジネスができるのか?
どういうビジネスモデル、システムを作れば、自分のストレスをためることなく、お客様のニーズにこたえて、モンゴル旅行を満喫していただくためのサービスを成立させることができるのか?

自分の懐具合だけを考えて、モンゴルの事情ばかりを優先してたって、この世界的な不況では、なかなか日本人旅行客を相手にすることは難しいのです。

ワタシが会社を設立した当初、検索にひっかかりづらいわが社のホームページを頼りにコンタクトをしてきてくれた人たちは、旅行感性がワタシとぴったりで、わたしの企画コンセプトにバッチリはまってる人たちでした。

薄利多売にしなければ、とか他の会社と比較して「安いから」みたいな理由でわが社を選んでくださった人たちもターゲットにせねば、、、と無理して枠を広げたときにクレームの嵐になりました。コストを削減するために、「安い仕事」はモンゴル人スタッフに任せるしかなかったのですが、それがお客様の不満につながってしまったのです。

テレビやCM、映画などの仕事は集中力とニーズを100%以上満足させる仕事をタイトなスケジュールで実現するという、ワタシのスペックをフル稼働できるやりがいのある仕事ですが、それでもやっぱり、多くのモンゴル人に旅の本当の楽しさを知って、ガイドという仕事に誇りを持ってもらいたいって思ったら、自分の会社でもちゃんと「旅行業」に取り組まなきゃいけないんですよね。

いろんな回り道をしながら、今、本来の素っ裸の自分が荒野に立っているわけです。
素っ裸とはいえ、ダッフルバッグ1つで乗り込んできた当初に比べれば、守るべきものも増えたし、財産もそれなりに手元に残っているのです。カフェ物件もあるし、車もらぶわごんっていう思い出詰まったラブリーなマイクロバスがあるのです。自宅もあるし愛犬もいる。

なんだかんだいって、8年かけてパワーアップしたんです。経験も積みました。
嫌な思いもしたけれど、素敵な人たちとも会いました。
日本の旅行業者の人たちと会っても、あんまり旅の醍醐味って感じないけれど、ビジネスって言う意味での難しさと旅の本質とのすり合わせに対する自分のチャレンジっていう課題がたくさん見つかりました。

普通の旅行会社なんか、ワタシにはとてもできないので、やっぱ、旅人としてのワタシが本気の旅人のために、旅人となりたい人のために、モンゴルという舞台でお手伝いできることを、提案していく、、、。

これが6-9月をベストシーズンとするモンゴルで「旅行会社」として登録しているワタシが今月、夏に向けてシャカリキコロンブスでがんばるべきテーマなんじゃないかなぁ・・・と思っております。

あんまり目くじらを立てず、お金お金とそろばんを振り回さずに、豊かな気持ちになれる旅を作っていく・・・そのためにも、通訳・翻訳・コーディネート業もがんばらにゃ、いかんね。