「このアナウンサーが好きだ」というアナウンサーは? ブログネタ:「このアナウンサーが好きだ」というアナウンサーは? 参加中
「このアナウンサーが好きだ!」という人はたくさんいます。安定した発声と発音と時間管理のスペシャリストで沈着冷静でユーモアもあり、人の話の聞き上手。アナウンサーに向いている人ってそういう人というイメージです。

モンゴル在住という環境で日本人アナウンサーとして日々、目にするのは当然NHKアナウンサー。
NHKも諸々の騒動ののち、エンターテイメント性や「お笑い」に対する力の入れようがすごい、気がします。

「爆笑オンエアバトル」担当になったアナウンサーは、自分をかなぐり捨てて、最後の「あなたたちですー」のキメ台詞。

阿部渉アナウンサーは若いのに、なぁんてダンディなんでしょ!っていう私のうっとり感をぶちやぶる、壊れっぷりも見せてくれて、、、NHKのアナウンサーになるって大変なんだなぁ。真面目さだけじゃなく、「わたし、ギャグもユーモアも理解できるし、お笑いも得意なんです」ってスタンスで「崩れ」なきゃいけないのだから。

老若男女、それぞれのアナウンサーの皆様の好感度、理知的な頼もしさはさすがです。

NHKワールドプレミアムだと、日本人アナウンサーがタンタンと英語のニュースなども読んでいるのですが、ぼーっと聞いてると、「日本人なんだなぁ」とはわかっても、ほんと流暢な英語。表情崩さず。この人たちは時差ぼけでも、きっとぼーっとしたり、よだれを垂らして寝こけたり、居酒屋でふにゃふにゃになったりしないんだろうなぁ、、、と思います。クールビューティーな英語ニュースチーム。

長々とNHKアナウンサーを褒め称えましたが、秀逸なのが、「ことばおじさん」こと梅津正樹さんです。

私が日本にいたときは、ほとんど、この「ことばおじさん」を見たことはありませんでした。
プロフィールもウィキペディアなどで、今回のブログネタに参加するにあたり調べてわかったくらい。

左右非対称のくっきり眉毛とソフトな口調。
世の中にはびこる「妙な日本語」を、その使用例と本来の文法や方言などとの関わりなどをわかりやすく分析しながら紹介する「ことばおじさん」のコーナーを担当しています。
なんと、もう60歳なんですね。
NHKアナウンサーって、年のとり方が不思議で、若い女性もなんか妙な落ち着きと貫禄と理性に満ち溢れてて、誰もがアラサー・アラフォー世代に見えちゃうし、逆に60歳なの!と驚きのおじさん・おばさんアナウンサーもいっぱい。ずっと30代ー50代の間をいったりきたりしてるんじゃないか?

ことばおじさんは、とても真面目に、コギャルのやまんばことばや、KY語などを説明するだけでなく、最終的には「言葉とは使っている人たちによってどんどん変化する生き物のようなもの」という言語が持つ変化性を理性的に肯定し、日本語として定着している現状を受け止め、時代についていこうぜ!という年齢不詳、世代間格差を埋めるべく奮闘する「スーパー日本語マン」なのです。

「正しい日本語を世の中に広める」という当初のスタンスから、どうも最近は、「若者の流行語を使いこなし、リードする日本語の達人」に変わっている気もします。
使い方としては、間違いといわれていたんだけれど、若者の勢い、すごいしさぁ、、、ついていくっきゃないよね、というか。

「ことばおじさーん、日本語が大変でーす」という子供のヘルプな叫びに答えて、「ことばおじさん」登場。で、どこがどう変わってきていて、文法的に違うといえるのか、を説明するんだけれど、「ことばおじさん」が嬉々として、「間違って使われている言い回し」を実例を交えて話している姿が、とっても可愛いのです。

みとく(見とく=3とく)+しっとく(知っとく=4とく)=なっとく(納得=7っとく)というのは、実に秀逸なコピーであるなぁと。

楽しみなコーナーは1分間の方言紹介コーナーで、普段は流暢なNHK的正しい日本語を使いこなしている真面目そうな局アナの皆さんが、自分の出身地の方言をネイティブとして紹介するという趣向。
方言は大事に残さねばと思うのです。
そして、見事な方言+標準語のバイリンガルであることは、外国語がぺらぺらのマルチリンガルよりもまず最初に目指すべきゴールではなかろうか、と。


「ことばおじさんの「ナットク日本語塾」」は、さりげなーいミニ番組ですが、見るとはまります。

きっとNHKのアナウンサーならどなたでも、このコーナーで日本語の現状は説明できると思うんだけど、梅津正樹アナウンサーの独特の「押しは全然強くないのに、一度見たら忘れられない」風貌や完璧で隙のない態度でありながら、「~ちゃった」など、崩壊することなく「ふにゃふにゃさ」を醸し出すハイパーなユーモアにはかなわない、と思います。


日本でお忙しい方々はなかなか「ことばおじさん」を見るチャンスはないかもしれないけれど、このゴールデンウィークを機会にぜひ見てみてください。短時間でコンパクトにまとまった気分転換に絶好のお勧め番組であり、私のイチオシのアナウンサーです。