今、一番手元にないと不安を感じるものとは? ブログネタ:今、一番手元にないと不安を感じるものとは? 参加中
今、ぼーっと暮らしているので、あんまり「何かがなくて不安」という緊張感や危機感を感じることはないです。
活発に会社で活動していたら、回転資金がないことや、スタッフがいないってことや、定期的な大口の仕事をとってないこと、などなどに不安を覚えないといかんのだろうけれど、まだ会社をフルスロットルで動かそう、という意欲がわいていないので、経営については、かなり低空飛行で、「どうなっちゃうの?」と異国で活動する外資系企業としては心配は心配なんだけど、あまり危機感を感じることができません。

あんまりボーっと気が抜けすぎて、実は3週間ほど前に、「あーあ、やっちゃった」という失態をやらかしました。

春めいた気候が続き、ヘビーな厳冬季冬山対応の羽毛ジャケットを脱いで、かるいユニ○ロのプレミアムダウンジャケットなるジャケットで出かけたときのこと。

このジャケット、あったかいし、軽いから便利だなって思って、今回1月にモンゴル復帰の際に調達してきたシロモノなのです。

常日頃から、ポケットのつき方には心配があったのですが、たまたまその日は、ダルハン市から仕事関係の人が上京してきてて、急いで書類の受け渡しをしないといけないってことがあったわけです。
さらにゴミ出しをしなきゃいけないし、愛犬ソートンの散歩もしないと、、、というあれもこれもしなきゃいけないってことが重なってたのでした。

それでもポケットに家の鍵を入れるとき、「出かけるときは鍵を忘れないようにしないとね」とつぶやきながら、握り締め、がっつり鍵をかけたのです、確実に。

で、ソートンと散歩しながら、手袋を出したり、入れたり。
携帯電話を出したり入れたり。
約束の時間に現れない待ち合わせ人をまって、普段はあまり使わないポケットの中で手を出し入れすることになり。

まぁ、用事はすんだわけですが、普段とは違う散歩コースに私もソートンもウキウキして、あちこち散策。

そして、家に帰ってみたら、、、あるべき鍵が、所定のポケットに、ない。

かばんをさぐり、ズボンのポケットを探り、あるはずのない内ポケットとか、あらゆる鍵が入り込みそうなところを探したんだけど、ない。

最初、鍵を持ち忘れたか?って思ったんだけど、そんなわけ、ないのです。

あわてて、来た道を引き返しましたが、なんせ、通勤時間・通学時間にかかってしまっていて、大型犬を連れてうろちょろするのは不向き。さらに、普段とは違う行動を1時間半もかけてしちゃったので逆ルートをたどるのも困難な状況。

あーあ、合鍵を渡していた人からも返してもらっちゃってたから、鍵を持っているのは私だけって状態です。

さて、こういうときは冷静に。

モンゴルではブルゲットドアというワシのエンブレムがついたオートロック式の鉄扉が主流です。
でアパートの入り口とか、いろいろなところに「ブルゲットドア(Бүргэд хаалга)」と書かれた修理請負人の携帯電話番号がカラースプレーで書かれています。
鍵を忘れたまま、閉めてしまった、とか私のように鍵をなくした、というときに、この人に連絡すると30分ぐらいで鍵を開けにやってきてくれるのです。

早速、電話。
そのあと、気がついたのは、、、「我が家はブルゲットドアじゃない」という事実。

でも、後の祭り。

ま、オートロック錠の構造なんて似たようなもんだから、なんとかなるだろう。。。と思っていたのですが。

30分ソートンとボーっとアパートの階段で待っていたら、やってきました、修理人。

そして、、、私からいろいろ事情を確認すると、一言。

「これ、うちのじゃないから、開けたいんだったら、ドアの錠自体を壊すことになるよ。鍵の取替えをすることになる」

当然、そんなもの、うちにはないし、財布も持たずに出ちゃってるから、私は買えない。

「大丈夫、俺が持ってるから。車から取ってくるよ。」

というわけで、どうやって壊すのかって思ったら、バールで力任せに、ガーンガーンとぶっ壊し始めました。
お向かいのハンサムなご主人が「何事か」とあわてて、飛び出してくるくらいに。

うちのお隣さんたちは、私が外国人だからか、何かと気にかけてくれてるのです。

「大丈夫?」と私がいることにほっとしたようになりながら、修理人をにらみつけてるので、「すいませーん、鍵、なくしちゃって・・・」と照れ笑いする私に、「君も大変だね、独り暮らしだから」的な微笑みを返してくれました。うぅー。

鍵の破壊はわずか3分間。
これって、長期で留守にしている間に、泥棒に入られたら、終わりだね。
こんなに簡単に鍵って壊れちゃうんだ・・・。

うちの鍵は、シリンダー錠とダイヤル錠の三重鍵でさらに、内扉にも鍵がついていたのですが、、、
こんな破壊が簡単にできちゃうんじゃ、、、

防犯も大変だにゃ。

壊すだけ壊して、修理人は、消えました。

鍵のないドアでは、家には入れるけれど、外出できません。

仕方がないから、いくつかの約束はキャンセル。

しばらく、、、というのは、「車においてある」はずの新しい鍵を取りに行った修理人が帰ってこないからなんだけど、、、1時間くらい、ボーっと待ってました。

新しい鍵っていうのは、とてもシンプルな作りで、がっかり。

ともかく、それをつけてもらいました。

修理代とかぎ代でしめて50,000トゥグルグ。
高くついちゃったなぁ。。。

それから、例のジャケットを着るときはポケットにはものを入れてません。
斜めについてるのに、蓋がなくって、浅いから、小さいものを落としても気づきづらい構造。

今、我が家のドアには、「水・コンロ・電気確認。鍵はジーンズのポケットの所定の位置に」と書いてあります。

鍵、なくしちゃっても、なんとかなるんだなぁ、と思いましたが、でもその「なんとか」はとても刹那的で豪快で、後先考えない強硬手段で、「道具さえあれば、私だってできちゃうよ」というものでした。

ブルゲットドア製だったら、ちゃんとマスターキーがあり、さらに秘密の穴を専用の針で押すと開くようになってて、ドアを壊さずに鍵だけを外し、取り替えてもらえます。

信頼できる人がいるならば、合鍵を預けておいたほうがよいでしょう。

大きな時間とお金の出費に、今、手元にあることを、何度も確認してしまい、ボーっとしてるときに、ハッと不安になるのは、家の鍵を持っているか、どうか、です。