私、○○から卒業します!! ブログネタ:私、○○から卒業します!! 参加中
春ですね。ウランバートルも「モンゴルの春」を告げる、埃風がびゅんびゅんふいてます。

さて、ここ2年間、まともに会社を動かせないまま3回目の春を迎えております。
解決するかなぁ、って期待すると、相手がとんずらするので、もうぐったりです。

今年の大きな目標は「経済復興と日本とモンゴルの2拠点両立」

年度末なので今はあわただしいと思うのですが、来年度プロジェクトに食い込むために、春の間に、日本で通訳派遣会社などに登録させていただこうかな、腰をすえて営業もせねば、、、なんて思ってたのですが。

問題は同居パートナー、ソートン君のこと。

検疫のための手続きは全部済んでいて、あとは帰国40日前までに空港にある動物検疫所に検疫申し込みをするだけ、とまでなりました。

で、こちらが膠着状態で、夏の仕事でわさわさする前に、日本で仕事スケジュールをとんとんとつめていこう、と思いまして、、、実家に電話したとです。

「ソートンつれて、日本に一時帰国しようと思うんだけど。」

母、絶句の挙句、、、
「冗談じゃない、だめよ!だめだめだめ!!」プルプルと激怒しているようです。

え、なんで?場所とらないし、自分で世話するから。

「冗談じゃないわよ!」と、わけは言わずとも、、、

最終的にわかったことは、
「あんたのすねかじりだけでも腹に据えかねているのに、その上、犬だなんてふざけるのも大概にしろ!いつまでも実家があると思うなよ」と。

あー、そうですね。斜陽な弱小会社経営で、しかも休業状態が続いてしまっているのは、私のせい、というよりは、相手が不実だからなんだけど、まぁ、他人、というか肉親からすれば、私の自業自得なんだもんね。しかも、お金を都合していただいているのが、とっとと返しときゃよかったのに、例の「預金」を下ろすことができないまんま、略奪されて取り戻せなくなっちゃってるから、お怒りはごもっとも。

私としても、モンゴルで現状のままで、親への借金をとてもすぐに返せるほど稼げないし、同じ仕事をやっても、日本で受注してやるほうが、モンゴルで受注するより10倍近く得(税金とか、そういうことも含めても)なので、モンゴルで「どうしても、常駐しなければいけない」という仕事がなくなっている今こそ、日本での基盤を築きなおして、やり直したいって気持ちだったんだけど。

確かに、まだ決定的なことはなにもないわけですし、仕事が入れば、当然、ソートン君べったりの生活ではなくなり、またどこかに里親さんを探すことになる。
でも、実家にしわ寄せが来るのは絶対やだ。
これ以上、私の私物が持ち込まれるのは気が狂いそうな拒否感がある、と。

ごもっとも。

なので、少し上向きになりつつあるので、この機会にパラサイトよばわりされないように、日本でも自立できる環境を作りましょう。

ついつい両親の厚意に甘え続けてしまっていたことに反省です。

究極の選択として母があげた
「日本での仕事をあきらめるか、ソートンをあきらめるか、どっちかにしろ」というのは、私にとっては的外れで、それは、
「実家を捨てるか、ソートンを捨てるか」という選択を突きつけられているんだなって思いました。

どっちも捨てられないでしょ。家族だもん。

と思いましたが、頑なになってしまった戦前派の人を懐柔するには、私は信用なさすぎ、なのです。

両親は、あと数十年は生きる勢いがありますが、ソートンは純血のシェパードなので、長くてもあと10年生きられるかどうか。もしかしたら、あと5,6年もつかどうか、なのです。

なので、私はソートンを選ぶことにしました。ソートンも選ぶけど、日本で仕事するって人生も捨てない。
両親への親孝行はソートンとお別れすることになってからでも遅くはないと。
親孝行はまだ先でもできるけど、親不孝はこれを最後に、自立しようと思いました。

あわてて、ネット検索して、ペット可のよさげな物件をみつけ、それは学芸大駅周辺で、バロック喫茶「平均律」にも通える距離!おぉー!!と勢いづいて、平均律の看板娘えりささんにお願いして、さっそく問い合わせ「内見してもらいました。
物件はよかったということなのですが、小型犬限定ということで、要交渉と。
さっそく、担当者の方に国際電話をかけてご相談してみたのですが、、、残念。
最初の理想の1軒は、NG.
そう簡単にはいかないよね。
周辺環境も最高でしたが、、、。でもあきらめない。
どしゃぶりのなか、わざわざ物件を見に行ってくれたえりささんや、周辺情報をくれた友達もいる。

仕事がどうなるかっていう不安。
身一つで乗り込むシンプルさ。

それはちょうど、この国に起業するために訪れたときの状況です。

初めての場所じゃない。
でも、仕事や生活の拠点にするって言う意味では、未知数でチャレンジ。

こまったな、こまったな、ってことがいっぱいなんだけど、すごくわくわくしています。
ソートンを連れて、独立。
簡単なことじゃないかもしれないけれど、1年半かけて準備したことを親の一言であきらめる、なんて、ありえない。

こうやって、私は親をまた裏切るのですね。
もう期待もされてないだろうけれど、これできっと愛想つかされることはさけられない。

それでも、今まで鬱々と堂々巡りのモンゴルでの生活にとまっていた私の心の針が、再び時を刻みだしました。

そう、新しい拠点なのだから、自分が居心地がいいって思える環境を再び、手探りで築いていくんだ。

もう二度と失敗はできない。でも失敗しちゃうかも。
それでも、リスクは大きくても、不安が無限大でも、ソートンと一緒に旅立ちたいって羽ばたき始めた心はとめられない。

そういう意味で、母の言葉は、私の背中を蹴飛ばして、人生の再スタートラインから、出発させてくれたんだって感謝しています。

犬で生活環境を決めるっておかしな話かもしれないけれど、この自宅アパートも、結局、ソートンの散歩環境などが第一優先事項でした。
彼とともに暮らす。彼にとっても楽ではないことなのかもしれないけれど、私と一緒なら、つきあってくれるって信じてます。