月に何冊の雑誌を買う? ブログネタ:月に何冊の雑誌を買う? 参加中
モンゴルにいると、日本語の活字ものはとても大切にしています。一時帰国中にちょきちょきと切り抜いた新聞のスクラップ、雑誌の好きなアーティストや有名人のインタビュー記事、おいしそうだったり、ダイエット!だの、減量成功!だのと書いてあるレシピ(写真つき)などがずいぶんたまっています。読み返すわけでもないけれど、いざ、捨てよう!って思って読み返し、「これは役に立つ。いつかモンゴル語に翻訳したら喜ばれるかもしれない」と思って結局捨てずに段ボール箱に保管している。スクラップブックなどは作らないし、あんまり整理もしていません。
暇だなぁ、とか無気力になっちゃった時に、そのスクラップ記事の箱を開け、記事を読み返すと、当時の気持ちや、自分が何を大切にしていたのか、何が心をふるわせてくれたのかを思い出し、なんだか、この世の中で生きているってすっごいラッキー!なんて気分になるのです。

子供の頃は、学研の「科学」と「学習」という理系と文系の月刊誌ともいうものが家に届けられていました。特に「科学」の付録はすごくよくって、ラジオを作ったり、ピンホールカメラやら風見鶏やら星座早見表やらといった実用的なものから、実験ができるキットなどすばらしいのです。最近では「大人の科学」とかいって付録だけのリバイバルも人気だそうですね。

漫画も大好きなんだけど、とても雑誌としては買い切れないので、コンビ二で足がむくんで、店を立ち去るのが困難になるくらい全雑誌(大人のエロ漫画雑誌のぞく)を読破していました。
ここ数年はモンゴル中心の暮らしなので、漫画雑誌の連載についていけないから、ブックオフでの立ち読み専門です。

定期購読したいなぁ、と思いつつ、モンゴルまで取り寄せるっていうのもねぇ、と財政的な問題であきらめているけれど、日本での仕事が軌道にのって、収入に心配がなくなって、一人暮らしになるまでは我慢!友達のところかバロック喫茶/平均律のえりさ姐さんのところで読ませてもらってる「Ku;nel」が好き。食うと寝る。
まさに私の幸せと感じ、日々実践している行為ではありませんか!
そういった人としてののんびり余裕のあるときしか楽しめないようなシアワセを、すてきなこだわりをもった人たちを取材して紹介していたりするのがすばらしい。編集者の人たちもすっごい才能にあふれた、魅力的な生活をわかってる心豊かなキャラクターなんだろうなっていうのが行間やレイアウトからにじみ出ています。

お土産で日本から持ってきていただいて嬉しいのは、文藝雑誌。ゲイの字が旧漢字なのがポイントです。
文藝春秋は特に好きで、司馬遼太郎さんの特集とかは永久保存版です。

というか、週刊文春や週刊新潮、なんと親父雑誌ともいわれている週刊現代や週刊宝石、週刊プレイボーイも私は大好きなのです。コラムからページの端っこまでモンゴルでお風呂に入っているとき、つぶさに、なめるように読み尽くします。

会社設立以来だから、2002年とかの雑誌はもうよれよれ。
でも、よい記事というのは、何度読み返しても面白いというか味わいがあるのです。

よく「雑誌のように捨てられる」という表現で使い捨てを表したり、失恋の歌に出てきたりするけれど、ほんとに面白い、綿密で執念、あるいは信念を貫いた取材に基づいた記事が詰まっている雑誌は捨てられません。とっておくことで邪魔だって思ったりしないものなのです。

日刊の新聞でもそうです。

何冊買うかっていうと、モンゴルでやっている旅行と取材のコーディネーター会社が軌道に乗って、それなりに仕事に燃えていたときは、ウランバートルで発行されている日刊紙、週刊誌、月刊誌や季刊誌を含めると、四半期ごとに定期購読の申し込みがあるのですが、20数種に及んでいました。
モンゴル語の勉強っていうのはもちろん、時事問題の把握や、法令などの発表で、条例の出し方などを細かく読んでいくことによって、モンゴル人の思考回路というか、物事にどのように対処していくのかっていう思想のようなものを汲み取っていくというのが興味深かったのです。それに広告の出し方なども。

日本では、そういう読み方はしていないのですが、モンゴルのように揺れ動いている国で、さらに新聞社も雑誌社も、ほとんどが何かしらの政治団体や政党がバックについている、という出版事情を抱えている環境では、どれか2-5種のメインの日刊紙や雑誌を読んでおけばいいというわけにはいきません。
編集から記事の切り口にいたるまで、偏重しているから、ものごとを鵜呑みにすることはできないのです。

社会主義時代は、新聞といえば「ウネン(真実)」というモンゴル人民革命党(当時は一党独裁のばりばり共産党でした。今はあっさり方針転換しちゃって、「共産主義思想の反乱分子が///」なんて書き方をしちゃうというところが驚き)のみだったのが、90年代初頭の「民主化」によって、民族主義やら自由思想やら、とにかく雨後のタケノコみたいにすんごい勢いで定期刊行物であふれかえりました。
ウランバートルでは、日刊/週刊の刊行物だけでも250種あまり。すごかったです。
ニュースステーションの特集での取材で私も通訳コーディネーターとして新聞をかき集めましたが、面白かったなぁ。そのときの経験から、雑誌って面白い!モンゴルを雑誌から考察するのってライフワークとしても相当にディープで刺激的なテーマだ!!と思いました。

カフェを自分で経営していたときも、会社経費で10種類ぐらいの新聞雑誌をいつもおいていました。
会社がごたごたになって、裏切り者のマネージャー君が私書箱の鍵を返してくれないままなので、郵便物は局留めで雑誌なども盗まれちゃうから予約購読はやめて、、、って新聞雑誌から遠ざかる生活をしています。インターネット新聞というのもあるから、情報に不自由することはあんまりないけれど、スクラップができないのは寂しいな。

雑誌というのは単行本とはまた違う面白さがあります。
コンプレックスのおもしろさっていうのかな。
バイキングみたいで、土台になるコンセプトはあっても、毎月、違った切り口やテーマでバラエティ豊かで発想力や想像力、提案力にすぐれていないと駄目だなぁって感心しながら、毎月、楽しみにしているのです。

私は映像関係の仕事をしていたとき、ほとんどが単発のいわゆる「特番」ものや「特集」もの、「一本もの」とよばれる番組の企画、制作、演出の担当でした。会社では、「レギュラー番組」っていうのもやっていて、毎月、いろいろなテーマであーでもない、こーでもないと議論をするチームワークで番組を作っている様子を横目で見ながら、たんたんと一人でリサーチし、取材をして企画書を書き上げ、プロデューサーに提出し、それが番組として企画が通ったら、また少人数のチームで番組を作り、、、という「1本につき3ヶ月は釘付け」というペースでした。だから、毎月、あれもこれも、と自分の興味があろうがなかろうが、がんがんリサーチして取材して番組を作るっていう作業をルーティーンにやっている人たちはすごいなぁ、と思いつつ、「自分には、自分が興味のないものを企画したり番組にするのはできないな」なんてあきらめてました。

まさに、これって、単行本を作るか、雑誌を作るかっていう発想の違いに似ているんじゃないかな?

何かを書かせていただくときも、学生の時は、自分が得意な分野で記事を書かせていただいていたけれど、今は、エイビーロードなどの週連載のお仕事もいただいているので、自分の好きなことばっかりじゃネタ切れしちゃうんですね。だから、興味がある、なし、じゃなくて、テーマをいろいろ変えて、情報提供のガイド記事を書いたり、目新しいことを提案してみたりっていうチャレンジをしています。
すると、興味がない、んじゃなくて、興味がなかったけれど、仕事として興味を持つように、集中して情報を集めたりすると、それがだんだん面白いって思えてくるという頭の回路があるんだと気づきました。

雑誌をいろいろ読むというのは、この回路を複雑に多岐にはりめぐらせていくことであり、アンテナを高く、広範囲に微弱なものから強力な電波まで拾える情報網や情報収集センスを鍛えるという訓練であり、頭の体操とリラックス、気分転換に最高の娯楽なんですね。

雑誌は読み捨てないで、読み込む。当時の様子がどんな風にしみ込んでいるのかっていうことなど、年月を経ても、勉強になること、刺激を受けることいっぱいあります。
ほんとは3万円分くらい毎月、雑誌書籍代にあてられるくらい、がんばって働きたいな。

都立中央図書館でじーっくりいろんな雑誌を借り出して読んだり、近くの区立図書館で読むのも楽しいけれど、やっぱり自分でお金を出して購入していれば、気に入った記事を切り抜いたり、蛍光ペンでマーキングしたり、自由自在に使えるものね。

今は、モンゴルでも買ってる雑誌は0冊。
でも読んでいる雑誌、ということなら(新聞含めると)、モンゴルでもやっぱり毎月30冊以上は購読しています。家の近所にモンゴル日本センターがあり、日本の雑誌や新聞も読めるから、時間があるときは利用して、すんごい集中して読みふけっています。

インターネットが普及したっていっても、そして、自分も毎日のように愛用しているけれども、やっぱり紙媒体ならではの魅力やありがたみというのは、忘れずにいたい、大切にしたいです。

そして、自分自身も、たまには書きチラシではない一球入魂!なエントリー記事を書いて、ブログも使い捨て記事にしないようにしなきゃなーと思ってたりします。
このブログ自体も、メモ帳代わりみたいになっちゃって、質より量、的に発想力とか文字を書くってことの練習に使ってしまっているところがあるので、矛盾しちゃってるのですが。

でも、よくこのブログに遊びにきてくださっている方はよくわかっていらっしゃるんだろうなって思います。私が真剣に書きたい!ってのりのりになったり集中したときの記事と、考えはまとまらないけれど、勢いついちゃった!って書いている記事の違い。

雑誌でいつか、自分も連載ってやってみたいなぁ。。。
テーマは、、、なんだろう?

不特定多数の読者を想定して、伝えたい、伝えることで読んでくださった方がシアワセを感じたり、役に立つって感じたり、保存しておこうって思っていただけるような文章がかけて、多くの人を引きつけたり共感や興味を持っていただけるようなテーマが見つかったら、雑誌派になれるかな?

まずはテーマや切り口を探すために、しゃかりきに雑誌を読みあさってみたい。

春、一時帰国できたら、やりたいことの一つ、です。