元気一杯まんまる王子となったジャーマンシェパードのオス5歳9ヶ月のソートン。
シェパード的にはいい大人。

でも、まだまだ元気一杯遊び盛りです。

10月下旬から12月頭までの1ヶ月半ほどのお留守番では、田舎のタフな野良犬相手に戦闘をし、後ろ足をかまれて大怪我。傷が化膿し、高熱にうなされ、1週間あまりも注射を打たれるという災難のあげく激やせしました。

当初、私は3ヶ月の日本滞在を予定してて、その間に営業活動やら今後の地固めやらをするはずが、もういてもたってもいられずに飛行機即乗りでした。

それから3週間でなんとか体力は戻ったけれど、結局、左後ろ足はぴょこたんのまま。とはいえ、心配していた感染症もなく元気そうだったので、アメブロ仲間でモンゴルに語学留学中の夢見る中年の星「にくさん」に預かっていただいた1ヶ月弱、年末年始を男所帯で過ごしたのですが、これがかなり快適でお坊ちゃま扱いされていたようで、すっかりまんまるに。

首の肉のつき方が私と一緒。ってか、首・・・ないよ?
首輪の穴はひとつずらし、口かせはほっぺから肉がはみ出ています。
突き出していた腰骨やあばら骨は、すっかり冬毛と筋肉、脂肪に埋もれています。

歩き方もなんだか心なしか、ポテポテというか、どたどたという感じ。

こんなにまんまるになっても、遊ぶのは大好き。かけっこ大好き。粉雪大好きで1日2回、各1時間の運動は要求。

そんな昨日の事。

すっかりでぶしょーになっていた私ですが、辞書編纂の仕事の話やら、賃貸しているカフェの経営者から経営難だけど、モンゴルの物価の上昇は自分たちの責任ではない、という見事な経営責任まるなげ状態の窮状陳情で、オープンわずか3ヶ月にして家賃値下げを要求してきおった。。。

約束やノルマが果たせないと、日本では信じられないような言い訳ででも、自分の要求をごり押しし、ダメなら切れて、「極悪人」だの「守銭奴」だのというまるで恩知らずな(すでに私は2か月分も家賃をタダにするという温情を見せているのに・・・)逆ギレをするのは目に見えているし、この不況は出口が見えないから、今回の譲歩が最後。ダメなら次のテナント希望者との交渉に入ろうと内心決断。

経営判断が甘いんだよ!と思うし、やっぱり飲食店のように、お役人から何かと難癖や搾取されやすいサービス業は素人には難しいよなぁ、とも同情する。
おまけにうちの会社のゴタゴタで私がすっかり経営をあきらめていたカフェで1年半も休眠状態だったところからお客を呼び込むのは大変かもしれないし・・・。

それにしても、モンゴル人の交渉術はすごいです。

てなことで、モンゴルでの厳しい暮らしが始まったのだなぁ、と実感しつつ、いつまでも自宅に引きこもって考えていたって仕方ないや、と気分転換のためソートンとお散歩。

まだ日が高かったので、奮発の校庭ボール遊び1時間半。
おおはしゃぎだったソートンですが、途中で私のフェイントに、猛ダッシュ・急ブレーキで、四本の足を踏ん張り、お尻を支点に見事なスピンターン!その勢いで、なんだか不自然な方向にゴロゴロと転がっていった・・・
方向違いに走った分を取り戻さんとめげずにダッシュ!

そして・・・ボールを見つけて、それまで喜びいさんで一直線に私のもとにボールを持って駆けつけていた彼だったのが、なんだか様子がおかしい。

とっとこと、あさっての方向に歩いていく。
疲れたときは、こうやって呼吸を整えるのが彼のやり方なので、気にせずに待っていたのですが。

なんかひょこたんしてるんですよ。

「足、どうしたの?」と尋ねると、左後ろ足をまげて、ピョンピョンかばってケンケンのデモンストレーション。

なぁんだ、古傷か。


と思って、しばらくボール投げしていたのですが、やっぱり様子がおかしい。
左後ろ足ではなく、多分、前足で、不自然に頭が上下しているのです。

ソートンを呼びつけて、前足の点検をするも、特に激痛ってわけでもない、というような顔。

むしろ、遊ぶ気まんまんです!

とファイティングポーズ。

でも、やっぱりおかしい。

母のカンです。

中学2年生の時、階段から転げ落ちて両足靭帯損傷で、足がどす黒く腫れたときも、その次の週の剣道の大会に出たいがために、テーピングでがっちがちに固めて練習していた私の経験から言っても、「やりたいことがあるときは、痛さも知らんふりしてやりたいこと優先」なのです。

そこで、最後の1回をうんとイレギュラーな感じで投げて、ソートンの走りを点検。
やっぱり、どこかを怪我しいている!

歩けなくなってしまう前に、用足しをしてもらわねば!と遊び、切り上げです。
でも1時間半も遊んでいるんだから、もう運動は十分。

あとは帰り道でしっかり用足しをして、夜はベランダのトイレでワンツーです。

もう遊んでもらえない、と判った途端、露骨に足を引きずりはじめました。
引きずるというか、痛くて地面につけません!みたいにぴょこんぴょこんとやりだしました。
オシッコするときも、3本足で踏ん張れなくてよろけたり。

家に帰ってから、足の泥を拭くついでに確認すると、右前足がブランブラン。
左前足の力強さに比べると、なんだか細くて、関節の形が微妙・・・
どうも引っ掛かりがあるぞ?
握ったりしても、ソートンの顔や瞳には特に痛がっているようには見えません。
骨を折っていたり、筋を切っていたり、腱が痛んでいたりしたら、多分、大袈裟にキャンキャンあばれると思うんだけど。

どうやら軽い捻挫のようです。
一応、骨の位置だけ整えて、腫れをおさえる湿布とテーピングをして、手首用のサポーターで保護。
ソートンも嫌がることもなく、おとなしくしているので、ほっと一安心。

でも、左後ろ足と右前足に不具合があるというのは、犬としてはかなり歩行が不自由になるだろうから、朝一番で獣医さんに連れて行きました。

今日の担当医は、あの子犬のトムを自らのいい加減な対処でジステンバーに感染させた挙句見捨てた女医さんです。怒りがこみ上げましたが、ともかくもあれもまた運命ということで過去を乗り越えたじゃないか、と自分に言い聞かせて、症状を伝えます。

でもこの女医さん、ほんとにヤブです。
ソートンの足の触診さえしません。

「握って痛がらなかったら骨折じゃないからほっとけば2,3日で大丈夫」とのたまうではないか!

そんな診断でいいなら、私だってできるわい!!

まぁ、大丈夫かどうかはわかりませんが、ソートンが痛がっていないわけだし、元気なので、ダメなら日を改めて、アメリカ人獣医のカレンちゃんに見てもらおう、と思うのでした。

とりあえず、3ヶ月ごとに飲ませるという虫下しの薬をもらうために体重測定。
33.8kg。

彼の年齢と犬種などから適正体重であるとのことでほっとしました。

足の具合が悪いなら、帰りは無理やりでもタクシーで帰ろう、と思っていたのですが、飛んだりはねたりしなければよいようなので、歩いて帰りました。

虫下しの薬51mlと、触診すらしないずさんな診断で8800tg。
今、日本円が強気の1円=15.5tgなので、ま、いいか。

こんな私の心配を意識しているのか、帰宅してからのソートンは、座布団にうずくまって大人しくしています。