あらー、、、2009年3月でフジテレビ系列の「あいのり」が放送終了とのこと。
記事詳細はこちら⇒『あいのり』番組終了へ ネットでも悲しむ声多数
 フジテレビ系列で放送されている人気恋愛バラエティー番組『あいのり』が3月に番組終了を迎えることが報..........≪続きを読む≫


「あいのり」というのは、女性3人・男性4人の最大7人男女7人が、ドピンクの「らぶわごん」に乗って、無期限世界周遊しながら、真実の愛を見つける旅を観察する「バラエティー」番組。

私もまだ学生だったころは楽しく見てました。

ポイントは貧乏旅行とガイドブックには載っていないような、「あいのり」的デートスポットを訪れたり、その国ならではの体験を通して、恋愛を盛り上げていくこと。

見も知らずの人たちが旅をしながら、お互いを知り合い、絆を深めあい、友情や恋愛を育てていく。

モンゴルにも2007年に「らぶわごん」が走ることになりまして、私がコーディネーターをやらせていただきました。

モンゴルに車を輸入したり輸出したりっていうのは、ものすごく煩雑な通関手続きと一時通関手数料(関税デポジットみたいなのを取られたり、もうモンゴル側の理屈は全然理解できないけど、法律なんでね)がかかるため、モンゴル現地で「ラブワゴン」の基準を満たす車を探さなきゃいけなかったのです。

シートの配置からカメラ取り付けなどの改造等々様々な条件を満たさなきゃいけないのですが、大前提に「車のあらゆるところをピンクにしなきゃいけない」というのがあったので、モンゴル人の車所有者は、全員拒否!
100台近くのマイクロバス(韓国製の11人乗りグレース)の持ち主に打診して、激しい拒否にあったため、結局、私が自腹で購入したのでした。
それから、ドライバーを探すのですが、まず11人乗りの車を運転するためには、モンゴルでは、運転免許Dランクというのを取っていないといけないのです。
このDランク免許を持っているドライバーさんを探すわけですが、今度は、「ラブワゴンドライバー」は、ピンクの帽子と腕章をしなければいけないというしばりがあり、またテレビに出演して現地ガイド的な役割も果たさなきゃいけないという条件があります。
まず、他人が今までかぶっていた帽子を使いまわすっていうところで、これまた激しい拒否反応が続出。

モンゴル人にとって、頭はとっても大事な場所。
もともと衣類など身につけるものを他人と共有あるいは、「お古」などを着る、服を貸し借りする、というのは、「他人の悪運やカルマを背負うことになる」。
縁起が悪いこととしてタブーとなっている中でも、特に帽子は、究極のNGなわけですよ。

その前の年からドライバーをやってもらって、モンゴルのあらゆるところを一緒に旅してきた「てっちゃん」を拝み倒して、「ドライバー」になってもらいましたが、撮影中も、「自前の帽子」を持ってきちゃったり、「俺様スター」的なみょうちきりんな自意識炸裂で、あいのりメンバーの女の子を口説きそうになっちゃったり(注:てっちゃんは既婚者・子供もち)、つむじを曲げて、「いきなりラブワゴンを降りる」とか言い出しちゃったりで、それはそれは、普通のTVロケでは想定しなかったようなハプニング続出でした。

ロケハンで行った距離は1万キロ以上で、厳寒期の吹雪の中を夜通し走ったり、時には、道路が見えなくなって、私が徒歩で先行して、時速4kmでの走行ということもありましたなぁ。

その苛酷さのわりに、制作費も「貧乏旅行」並で、おさえにおさえないといけなかったりして、2006年の「チンギスハーン特需」(といってもやっぱりバブル期、自分の現役TVマン時代から考えるとありえないほどの低予算)に慣れていたモンゴル人スタッフが、「これだけ苦労の連続だったんだから、さぞかしたんまりギャラが入っていることだろう」と勘違いした挙句、ロケの苛酷さやモンゴル人的にはプライドずたずたにされるようなことが多々あったらしく、ロケ終了後、10日後に、私をどん底に突き落とす「謀反」が始まったのでした。

そういう意味でも思い出深く、私の人生のターニングポイントとなった番組です。

昨今の「ドキュメンタリー」を銘打っている番組よりも、よっぽど「ありのまま」の「なりゆき」勝負な取材で私的にはかなり面白く、やりがいもありました。
「恋する乙女心」に振り回され、ほんと、「最近の女子ってスゴイ」と恋愛の壮絶さに圧倒されたりしてね。

当時のメンバーでアメブロやっている人もいますね。
私が一番素敵だなって思っていた、ムードメーカーの「カルボナーラ」さんはいつのまにかアメブロやめちゃってて残念なんだけど、お仕事、忙しいんでしょうね。がんばってね、カルボナーラ!!
若手ITベンチャー企業の経営幹部で「サラリーマン代表」でがんばってた「鉄平」さんや、KYと言われていたダンサーの「ダニー」、女子大生だった「ねこ」ちゃんも日々更新がんばってるねー。

心臓病の発作で、乗馬中に私をまっつぁおにさせた「茶葉」も元気で日本で暮らしているみたい。時々かわいい携帯メールをくれます。

大学の後輩でもあり、同郷でもあった「お嬢様Remi」も素敵な恋をつかんだしね。彼女、ほんと可愛くてかっこよくて、サバサバと魅力的な女性でした。いるんだなぁ、ああいう才色兼備で天然な子って。

あとあいのりのスタッフさんもまた、実はいい男、いい女揃いであったことも私をウキウキさせてくれてたんだよねー。

あー、残念だ。とっても残念。

ああいう、リサーチ、ロケハンを現地まかせではなく、制作スタッフ自身も全力をあげて取り組み、現地との連絡を密にとって準備を進め、現場で何があっても臨機応変に取材を続けるバイタリティや、人間の限界を超えるくらい取材に全身全霊を捧げて取り組める番組って、なかなかなさそうだものね。

スタッフの皆様、ほんと、ありがとうございましたってところです。

ちなみに、モンゴルのらぶわごん、、、私の手元から奪い去られて早2年近くが経っております。
空港で、メンバーがてっちゃんと別れ、ラブワゴンが消えて行って以来、見ていません。
これまたすごいことだよね。。。会社のゴタゴタが落ち着くところに落ち着いて、私の手元に帰ってきたら、、、また走れるようになるのかなぁ?
大体、私名義の車なのに、取り返せないってモンゴルの法律ってほんと、外国人には厳しいし、警察も弁護士もにっちもさっちもいかないもんであるっていう現実はあるのよね。

だから、もし、モンゴルで何かをやろう、という人は、失って困るものは、最初からモンゴルに持ち込まない方がいいですよ。
自分の手元から離れた瞬間から、いくら所有権を主張し、それが正当な言い分だったとしても、取り戻すまでは時間も体力も精神力も財力も相当つぎ込んでも、戻ってくるかどうか、わからないから。

私はヘトヘトになりつつも、「ま、それもモンゴルだ」という境地に達し、相変わらず、モンゴル暮らしという実験を続けていますけれどもね。

それにしても、、、ラブワゴンが取り返せたら、モンゴルでまた、あのピンクマシンで旅したいな。
ラブラブ光線を放っていたラブワゴンですが、ロゴマークを取り外す際にずいぶん塗装がはげちゃったらしいのですが、どうなってるんだろう。心配だなぁ。。。
でも初めて自分名義で購入し、手続きした車なので、愛着があります。

空港出迎えでも目立ちそうだしね。

私も3月までには、このゴタゴタを解決して、さわやかな気分で2009年度を迎えたいです。

あいのりのモンゴル編は「あいのり」本第10巻。
なんと、私も載っていました。びっくりー!

あいのり〈10〉Fate―めぐり逢い/TV LIFE編集部

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「ラブワゴン」内で女の子たちが恋愛モードを盛り上げるためにきいていた曲。
超特急/ゆず

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My Love/川嶋あい

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