あなたの“怖いもの見たさ度”は何%? ブログネタ:あなたの“怖いもの見たさ度”は何%? 参加中
クリスマスイブだっつーのに、ホラーなブログネタに挑戦。ま、そんな日もあるさw。
日本では怖い映画を見るってことはまずありません。映画を見なくても、日常で「怖いもの」というか、見たくないけど見えちゃう「やなもの」がうじゃうじゃある都会に暮らしてますから、想像力とか、ナンチャラな感覚が鋭い私はもろもろブロックしておかないとヘトヘトです。

でもね、モンゴルだと見ちゃうんですよ・・・。
テレビで、のっぴきならないR指定のスプラッターホラーな映画が、普通に昼間とか、日曜日の20時台とかに放映されてたりするんですよ。
毎回途中から見ちゃって、もう怖くて怖くて、最後まで見ないと、救われないどころか、続きを夢で見てしまいそうな怖さで、結局、愛犬ソートンをむぎゅっと抱きしめ、シュラフにくるまって、テレビにくぎ付け状態。

ゾンビシリーズの「The Living dead 3」とか「Mist」とか「Juon」とか。モンゴル語のへたでいつもおんなじ声優さんがやっている吹き替えでもついていれば恐怖もクッションがあっていいんだけれど、英語とか日本語がダイレクトだったりすると、もうヤバイ!

ヤバイのに見ちゃうのだ・・・。

振り返っちゃダメ!って念を押されたら、まず振り返っちゃうタイプ。
引き寄せられるようにやっちまうタイプです。

怖いものっていうのは、未知なるもの、自分がわからないから怖いんであって、その正体を見極めることで恐怖を克服できるって思ってるから。
自分ひとりでは乗り越えられないっていうか手に負えない「怖いもの」が世の中にはたくさんあるってのもいい加減、わかってきたから、本能的に、「ここはやばい」ってところは、もうかなり自分の心を強く持って、近づかないように、見ないように、触らないようにしています。

興味本位で幽霊スポットとか自殺スポットとか、絶対行かない。
ちょっと地方に行くと、一等地っぽいのに、買い手がついてない土地があったりするのですが、そういうところって結構、動物の死骸の捨て場だったり、家畜を屠る場所だったりするんですね。
生臭い、すっごい嫌な感じがあって、説明されなくても、気分が悪くなってくる。
霊感とかそういうんじゃなくっても、なんとなく感じるものってありませんか?

ここにはいたくない。この人には近づきたくない。そういう感覚。

モンゴルの人は、落し物とかはほとんど触りません。盗んだりってことはしても、落ちてるものを拾って使うってことはほとんどない。他人の衣類とかも、以前の持ち主の「穢れ」や「悪行」がついてくる、っていって使うことを嫌がりますし、逆に、他人に衣類を貸すことも嫌がります。

ある種の感覚が鋭い人たちなりの防衛本能なんだろうなぁ。

怖いもの見たさ度が何%か?っていうと、気持ちは80%くらい。かなり好奇心というかチャレンジャー。
でも、残り20%の自制心が80%の軽薄さを抑え込む現実生活です。

映画とかについては、いつでも止められる。トイレに行ったり気分転換ができる。
愛犬ソートンとか、誰かが一緒にいてくれるっていうシチュエーションなら、たとえ一部でも見ちゃったものはとことんつきあいます。

なぜならば、映画は作りものだからです。どれほど精巧なものであっても人間が作り上げたもので、ほんとに怖いものはないのです。たとえ、見ている時間、のめり込んでしまったとしても、スイッチを切れば、映画が終われば、明るく平和で安全な現実に戻れるから大丈夫。

怖いっていう感覚だけをリアルに味わっても、私は絶対安全地帯にいられる。気持ちの上での怖さで、肉体が傷つくことはない。

でも、現実世界での「怖いもの」はやばい。逃れようがなく、一生涯、自分の記憶の中に付きまとってしまう場合もあるし、人生をあやまった方向に導かれてしまうかもしれない。

モンゴルでは、ルール違反は当たり前、みたいなところがあって、「ばれなきゃいい」みたいな風潮が横行しているけれど、それもまた「怖いもの」です。

私は一度、モンゴル人的なやり方にまかせてしまい、どーんと突き落とされて、自分だけが地獄絵図の一部になってしまったような時期がありました。それすらも、今となっては「良い経験」と笑えるけれど、でも、やはり嫌な感覚です。

本能的に、自分にとって「よくないもの」であると感じたコトやモノには、何が何でも近づかない。
どうしても、近づかなければいけないときは、それ相応の準備と覚悟を持って、対峙しようと心がけています。

ちなみに、できることならお化け屋敷も行くのはやだ。
あれも作りものなんだけど、やっぱり、リアルを追求しているうちに、人々が作り出す恐怖の想像がその「場」に蓄積するうちに、やっぱり「やばい」モノが引き寄せられて吹きだまってたりすることもあるからです。

見るっていうのは、やっぱりできる限り、心地よいものだけにしたいなぁ。

怖いものを避ける、怖いものを近づけないっていう力に自信があれば、こんなヘタレなことはいわないのかもしれないな。

まだまだ修行が足りませぬ。
てか、やっぱ、怖いものは怖いです。
一番怖いのは、やっぱり人間が抱く悪意、です。
あらゆる恐怖の中で、人間の悪意や憎悪ほど醜く、恐ろしく、救いようのないものはないんじゃないかなぁ?

悪いことは想像しない。
見たいって軽率さは封印して、見なきゃいけないってなった時は、恐怖を抱かず、まっつぐに目を背けることなく、負けないようにしたいって思いますね。。

そういう意味では、、、「怖いもの見たさ度」0%にしたいっす。
でも、人間には好奇心という、誘惑に打ち勝ちがたい本能があるから、結局、トラブルに巻き込まれちゃったりするのよねw
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