無事、石炭臭充満するウランバートルに定刻どおり到着しました。
更新できなかったのは、我が家のインターネット環境をストップさせているからです。

ウランバートル空港に、にくさんと友人のドライバー・ドグさんがソートンと一緒に迎えに来てくれてて、ほっとしました。

ついてから本日まで、ウランバートルは拍子抜けするほど快適でさわやかなお天気続きです。

-7℃から-20℃くらいまでをいったりきたりしているのですが、湿気がないからですかね?
八ヶ岳のふもとで繭蔵改装の友人宅に泊めてもらったときのほうがむしろ、「うひょー、さぶい!しぬるー!」と切迫感があった気がします。

とりあえず、初日はウランバートルをかるーく観察。
まずは弁護士に電話。
全ての執着を捨て、ほぼ私財を手放し、相手方の理不尽な暴挙を水に流し、会社と私とソートンの身の安全を守ることだけに集中しての私が出した条件が功を奏したのか、あとはサインするだけっていう状況になってきました。
あとはすんなりサインをするだけ。早くサインしてすっきりしたいよー!
どうせ、戻ってくることのない預金。あれも買えたのに、これも買えたのにって思ってたときの私は般若でした。

今は、別にどってことない。
ソートンが元気で私が健康で、やりたいことを精一杯やって、毎日、いろんなことに感謝して、笑って、おいしいもの食べて、友達と会って、今日を生き抜く、そのことだけが充足していれば、あとのいろんなことは、自分が望んだことを実現するためのアプローチさえ、確実にやっていけばなんとかなってしまう。

お金ベースで自分の生活や仕事を考えていたときに比べて、お金への執着を一切断ち切り、相手への恨みをザッパリと打ち捨てたことで、私は、一財産を築いていたときよりも、ずっとずっと心が豊かになった気がします。

山の頂に到達しなければいけない感じることができない、ほほに風を受ける爽快感。
だれにも邪魔されることなく浸れる達成感。

「モンゴルとのつきあいや経験がこれだけ長くてもだまされるんだね」とか、いっぱいいろんな人から言われたし、自分でも思ったけれども、でも、この失敗は致命傷ではなく、あるいは、そう思えてたときもあったけれど、この1年半の闘争によって、私は、ゆるがない自分、というものを見つけることが出来ました。

心の根っこを持ったこと。

モンゴルは試練の場所であり、私にとっては、いろんなものが滞る場所かもしれないけれど、だからといって、このモンゴルをきっぱりあきらめて次に進む、ということはしないってこと。
占いとかでは簡単にそんなアドバイスもできるのかもしれないけれど、私は、自分が自分の人生に対してチャレンジャーであり続けたいと思います。

モンゴルにしがみつくのではなく、真正面から取り組んでいくことで、また新たな何かが見えてくるかもしれない。

「これからどうするの?」ときかれることが多い今日この頃。
まだ答えは出ていません。

次に出す答えは、私の人生の新たな、そしてとても大事な一歩になるであろうから、じっくり考える、楽しみながら、その一歩を作って生きたいって考えてます。

とりあえず、ソートンは元気!
家もあらされていませんでした。

にくさんや留学生の友達との鍋パーティーもとっても楽しかったし、よいモンゴル暮らしが始まりました。

あ、そうそう、MIATの預け荷物の重量ですが、、、23.5kg。
オーバーエクセス対象にならないぎりぎりの重さにピッタシ!

こんな風に、自分の都合のよいことが続いたときこそ、感謝を忘れないようにして、誰かにその分、いいことしないとね。