「他人に知られず、こっそり自分のためじゃなく、誰かのためのいいことをする」を続けるのはなかなか難しいけれども、イタズラしてるみたいで、ちょっとした生き甲斐。

「素敵な宇宙船地球号」のモンゴル取材でご一緒させていただいたウィルスディレクレターHさんが演出のNHK番組「爆笑問題のニッポンの教養」を見ました。またもやウィルス学。

前回は、鳥インフルエンザの調査のために毎年8月末にやってくる北大人獣共通感染症リサーチセンターのT教授がウィルスの奇妙な生き方っていうことで新型ウィルスH5N1を中心に話が展開されてました。
宿主を死に至らしめるウィルスは実は変異としては大失敗。なぜならウィルスは宿主に寄生しなければ生きていけないから、というところまでやってました。

実は、このとき、収録はしたのに編集できっちゃった、という話題があったのです。

それがヘルペス。
一度感染したら一生付き合わなければいけない、やっかいなウィルス。

これがHHV(ヒト ヘルペス ウィルス)6というんだそうですが、こいつは、疲労で宿主が弱ってきているのを察知すると、「こいつはヤバイ、とっとと脱出だ!」とばかりに唾液にまざって、宿主の体外に出ようとするんだそうです。

疲労感があるときには休んだほうがよい、ということ。

過労死というのは日本特有の病気で、英語でも「KAROSHI」っていうんだそうです。

出演していた慈恵医大の先生曰く「アメリカ人もよく働くけれど、彼らは休みを上手にとるんです」。
それに比べて日本人は、がむしゃらに働く。疲れを忘れて働く。

取材スタッフの人たちの唾液と疲労感をチェックしたら、まぁ、、、やっぱ、職業病、だよね。

通常人の閾値をはるかに越えた、やっばーい水準のヒトだらけ。
うん、うん、わかりますともさ。

さらに疲労を疲労として自覚せず、ずーっと興奮状態になるのもまた、ウィルスの仕業。
心の病と思われていた、鬱病や躁うつ病もまた、ウィルス関連で引き起こされていた、と。

HHV6にはヒトのほとんどが赤ちゃんの頃、感染しちゃってるんだそうです。
帯状疱疹とか口唇ヘルペスなんかもそれ。

私もテレビ制作会社勤務時代は口腔内がずーっと口内炎だって思ってたのですが、ストレスでヘルペス疱疹ができてたんですね。
休めなかったし、たまの休みも全然、どどどーっと疲れがあふれでて、とても24時間休んだくらいじゃ疲れは取れなかった、地獄の日々。
対人関係もギスギス。だって皆も似たような環境でやってるから、ちょっと異常だったもん。。。
そういうアドレナリン放出状態を続けながらよい作品を作るっていうのも大事だけれど。

私にとっては、今が一番よい状態です。

もちろん疲れることもあるし、突然のめまいがあったりというのも怖いけれど、そういうときに、たっぷり休息取れるし、そもそも無理をしなくなりました。

一生付き合わねばならないHHV6君にまで見捨てられ、挙句の果てには過労死・・・、というのは西の長寿番付に横綱で載った事もあるご先祖さまに申し訳がたちません。

働くっていうのは、「傍を楽にする」ってこと。
だけど、そのために自分が苦しむばかりで、死にむかってまっしぐら、じゃつまんない。
全力で働くときは働き、休むときはしっかり休む。

いろんなことに負けず嫌いだった自分を捨てて、今は他人も自分も努力してるってことを素直に認めて、賞賛するようにしています。

不満や愚痴を口に出して言葉にしない。
オセロでコーナーとって大逆転!みたいに全ての困難をひっくり返して自分の幸福に変えていく。

あきらめるってことを負けだって思わないようにする。
あきらめる、というのはギリギリまでやってみて、ダメなら別の選択を試してみるってこと。
ひとつのことに固執しすぎると、結局、行き着くべきところに行き着けなくなってしまう。

アレがダメならコレ。
押してだめなら引いてみろ。

2択問題じゃなくて、人生は表現していく無限の記述回答テスト。

誰かの人生が正しくて、誰かの人生が間違っている、ってことじゃなく、皆死ぬまで試行錯誤し続けているんだってこと。

死すら終わりではなく、始まりかもしれないし。

ひとつのことをつきつめていくと、人生論を自分の専門分野で学んだことで語ることができるようになる。
研究のロマンはそんなところにあったりする。
博士号の学位は、PhDって書きますが、これって、フィロソフィードクターってこと。
つまりは人生の哲学をある分野の学問で突き詰めた人に送られる学位なのです。
私はマスターしか持っていないけれど、モンゴルを軸に人生を表現するマエストロでありたいと思います。
学術論文をいっぱい発表したり、研究助成金をもらえたり、大学で教えたり、研究所に務めたり、「先生」って呼ばれたり、そんなことのために人は博士を目指すのではない、と思いたい。
たとえば、学位があればハクがついて、給料上がるから、社会的地位があがるから、他人に認められるから、なんて狭い了見の人が取得すべき学位ではないんだな、博士号って。

人生哲学を持つこと。

モノの見方を論理的に解説し、証明し、不変的理論を構築できること。

それは、何も大学院に通ったりしなくてもできること。

ストレスでズタズタになったり、コンプレックスを感じたり、命を縮める必要はない。

自分が穏やかでイイ人でいられるのは、今が暇だから。
でも暇をもてあましているわけじゃなくって、楽しんでいる。

一瞬一瞬をせきたてられるように、何かを極めるためにもがくときもある。
ダラダラと怠惰に過ごしてしまうときもある。

でもどっちも私の人生に必要な、メリとハリなのです。

疲れたときは休むこと。
働くときは、一生懸命、妥協せずにがんばること。

ウィルス君に見捨てられないように、ヘルペス君が悪さをしないように、居心地のよい宿主であり続けること。
つまりはストレスはためずに発散。

ポジティブにパワフルに、そしてメリハリつけて生きていく。

ストレスに蝕まれないようにする、一番簡単な方法ってなんだろう?

私は無理せず笑うことじゃないかって思ってます。

ストレスためない幸せな生き方を一緒に探してみませんか?

一時帰国したら、すっごい楽しみにしてるのがですね・・・
「夢をかなえるゾウ」のTVドラマ。
主題歌がすごく素敵。今、ちょっと生きるのに疲れている人、いたら、、、一緒にきいてほしいな。