昨日、NHKのニュースで朝青龍が2敗目を喫したことをみてびっくり。
なんで、あんな取り組みになっちゃったのか?と。

ネット新聞であららーと思いました。
「朝青龍2敗、モンゴル巡業は延期ピンチ」http://sports.yahoo.co.jp/news/20080718-00000014-dal-fight.html


朝青龍だけでなく、モンゴル人の悲願でもある「大相撲海外巡業inモンゴル」が中止になるかも?という話が浮上してきていたのですね。
しかも「宿敵」旭鷲山バトバヤル氏の提言によるというから、横綱のハラワタも煮えくり返るってもんです。

せっかく、自分が買い取ったモンゴル国立サーカス劇場がモンゴル巡業の会場に決まり、チケットも6月下旬から用意されて・・・と自分の思惑通りにことが進みそうだったというのに、選挙後の暴動の余波がこんなことになるなんて、そりゃ心穏やかでいられないってのも仕方ないのかなぁ?

でもね、私は去年の朝青龍サッカー問題の時から意向変わらず、相撲は国技ではないかもしれないが、武道のひとつであると思っているんですよ。
格闘技というカテゴリーよりも、まず、精神力と人の道を相撲という武道を通じて追求していく相撲道が大事。
もちろん、大相撲というのは興業の要素がとっても強いし、ビッグビジネスやらなにやらいろんなものがまわりで渦巻いているってこともうすうすは知っているけれど。

モンゴル出身の力士は、力や技はすぐれているのですが、日本人的な精神力はもろい。
それは日本人の生活文化に裏打ちされて鍛えられ、追及されてきた精神論であり、道であるから、外国人が完全に理解して、その道を進もうとするのは難しいし、無理に追求しなくても勝負には勝てるのかもしれない。

でも、自分の夢が外部要因で崩れ去るかもしれないとなったときの心の動揺を自分の仕事の成果に影響させないように心のうちに押さえ込む、という力は精神力以外のナニモノでもなく、日本人の精神構造の中でも美徳とされることなのです。

大事な愛する人が亡くなったとしても、舞台はつとめる。仕事はこなす。
自分の大切なものを失ったとしても、全財産を失い、明日のこともわからない、というときでも、他人に対して礼節を忘れない。

難しいことだけれども、そういう精神力を得ることこそが、お金を稼ぐ、名誉を得る、横綱になるといったことよりももっともっと大切で、モンゴル人に相撲が浸透してほしい理由です。

でもね、バトバヤル氏に言ってることもわかんないんですよ。
もう2度と暴動なんて事態にはなりません。
もちろん不正選挙に対する追求は続くだろうし、7月1日の暴動の顛末の責任転嫁は続いて、モンゴル政府のリコールが国会で話し合われています。

でも、抗議デモだって、前回の惨劇の反省のもと、きちんと警察に届出をし、許可手続きを受けた上でやろうとしていることです。

もう上だか闇だかわからないけれど、強い力を持つ勢力からの横槍や陰謀などに台無しにされることなく、モンゴル人が目指すべき民主化を進めていくために、皆必死でがんばろうとしているのです。

バトバヤル氏だって選挙に当選したのだから、こんなキレイ事で朝青龍の悲願をつぶそうとするのっておかしい。


私が、もしバトバヤル氏が本当に言ったのだとしたら、この人、モンゴル国をなんだと思っているの!とカチンと来たのが、

「もう一度選挙が予定されていて、モンゴル巡業と日程が重なるかもしれない。また暴動が起きないと断言できない」

というコメント。
まだ選挙は予定されている、ということではなく、国会で協議されている段階。そもそも再選挙になるのかどうかすらわからないし、今の状態で仕切りなおしが8月なんて期間をおかずにできるかどうかだってわからない。
さらに、「また暴動が起きないと断言できない」だとぉおおおお!!
国会議員になったんだから、断言しろよ!
自分が国民説得して、モンゴル国一丸となって、必ずやモンゴル巡業を盛況のもと、大成功させるために協力しますので、よろしくお願いします、ぐらい言ってくれよぉおお!

社会主義から民主主義に変わるときの無血革命の歴史を忘れたのか!
今回の暴動で誰も得した人なんかいない・・・いるのかもしれないけれど、ほんの一握りでしかない。
モンゴル国民、モンゴルを愛する外国人、皆、傷つき、嫌な思いをし、これからどうなっていくのかを不安に思っている。そして、反省している。
もう2度と、あんな不名誉な事態にならないようにするために、反省し、明日を探している。

何より、モンゴル人たちは、ほんとうに、心から待ち望んでいたのです。
ほんとだったら、モンゴルと日本の国交樹立35周年記念の年にできればよかったけれど、もろもろの事情で今年になった。
皆大喜びでした。

それを、根拠のない不確定要素を、さもさもモンゴル内情を知っているかのように進言して、モンゴル人の希望を打ち砕くってことがいいことなのかどうか・・・。

でも、決定は20日に出るそうですよね。

朝青龍も結果が出る前に爆発することじゃない。
最後の最後まで、私達は冷静に、大相撲巡業の皆さん、ウェルカム、モンゴルへ!ってのぞみ続ける。
どんなことがあっても冷静で、泰然自若。勝負の世界に、外部の雑音を持ち込まずに、自分の仕事をきっちりやってこそ横綱なんだから!


完全に宿敵の思う壺にはまっちゃってる感じだなぁ。。。

白鵬と安馬が全勝を守っているっていうのがせめてもの救い。

先日のナーダムでは、7月1日の暴動の影響で、日本からの団体ツアー、軒並みキャンセルだったようで、ホテル業界の打撃は大きなものでした。
日本人客を多く見込んでいるホテル業界。今のところ、8月25日ー28日までのモンゴル巡業前後はびっちり部屋が埋まっているところが多いですが、これがまたキャンセルとなると、とっても困ります。

弊社は相撲巡業は一切ノータッチなので、痛くも痒くもないし、ちょうど巡業が来る頃は、地方で鳥インフルエンザの調査のため例年通り、カモ糞拾いにあけくれているわけですが、、、。

皆が楽しみにしているものを台無しにする一言っていうのは、もうちょっと根拠と確実性の高さで裏付けた上でしていただきたいものです。

私はモンゴル人は二度と暴動なんかにならないように、皆でがんばるって信じています。
もう暴力などに訴えても意味がないって、痛みとともにわかったはずです。

私が愛するモンゴル人たちを、どうか日本相撲協会の方々も信じていただきたいと思います。

それにつけても、がんばれ!朝青龍。いつまでも子供みたいに動揺し、逆ギレしてはいけません。
そういう気の短い態度が、相撲協会の偉い人たちの不安をあおってしまうのですよ。

中止じゃなくて、延期です。

皆が待ち望んでいるモンゴル巡業。必ずや実現できますって!

早く精神的に平常心を取り戻して、残り日程がんばれー!