近々、ダルハンでちょっと長めのお仕事をすることになっています。
モンゴル国にはウランバートル、ダルハン、エルデネットという三大都市があります。
私が学生だった頃は、特別政令都市だったのですが、留学生活が終わるころに、ダルハン→ダルハンオールアイマグ、エルデネットはオルホンアイマグとなぜかアイマグに昇格(?)してました。
ちなみにもう一つ、ちっこいチョイルという街が、ゴビスンベルアイマグとなり、現在は21アイマグとなっとります。
大学1年生の時のモンゴル事情講義では18アイマグと習っていたのになぁ。。。

まぁ、ともあれ、ダルハンというのはウランバートルから北に約200km舗装道路でビューンといったところにある鉄鋼の町です。

エルデネットがロシアとの合弁銅鉱山で潤っていて、ウランバートルよりもむしろ都市としては整備されているのとちゃう?という雰囲気なのに比べて、ダルハンというのは、朴訥とした印象があります。

かつては、モンゴル国で一番高い建物(16階建て)があるなどで覚えていたのですが、今や、ウランバートル市も旭鷲山がオーナーのキョクシュウタワーなるものなどニョキニョキと16階オーバーの建物が建設されているので、1位の座を保てるものも少なくなっているかもしれません。

とまぁ、モンゴル地理事情はこの辺で・・・

今日、ソートンは、狂犬病予防接種と混合ワクチン(あの恐怖のジステンバー等々の伝染病予防のワクチン)を注射し、さらにぶっとい針で個体識別用のマイクロチップを装着してきました。

いろいろ考えて、起業当初のもくろみどおり、夏秋モンゴル、冬春日本で最大限自分の能力を有効利用して自分を向上させ、かつ世のため人のために尽力できる人になりたい、という目標を実現するためには、ソートンが安心して暮らせる住環境を整えることが先決と思ったわけです。


マイクロチップ装着後、1カ月おきに2回の狂犬病予防接種をしてから3週間から1か月間の間に血液検査のサンプルを採取し、アメリカの検査機関に送って、抗体検査などを受け、結果が届くのが1ヶ月後。つまりは8月くらい。
それから日本の動物検疫のためのアプリケーションフォームなどの申請書類をゲットし、さらに10日間から2週間ほどかけてモンゴル国内の専門検査機関なるもので動物検疫証明、輸出許可証などを取得して、はれてモンゴル脱出の道が開けるのです。

今日はその第一歩。
もっと早くやっておけばよかったのに!と思うほど簡単で拍子抜けしました。

マイクロチップ装着代はチップ代金含めて8万トゥグルグ。
それに予防接種代金が2回分。さらに診察料などがかかります。
全部で獣医さん関係は$100くらいかかるようです。

昨日は、運搬用のケージを購入。
7万トゥグルグなり。
かなりきつめですが、大型犬用のでっかいケージはとてもひとりでは持ち運びができないし、ランドクルーザーのトランク部分でもとても入りきらない感じ。しかも17万トゥグルグと高価で手が出ませんでした。
昨日、ソートンを連れて、フィットするケージを買おうとしたのですが、きつきつの方は最初、無理です、鼻がおさまりません!みたいだったのですが、私の必死の説得によって、しぶしぶ詰め込まれたところぴったりの大きさでありました。
説得内容は「ダルハンに一緒に行きたかったら、我慢して入って頂戴!ママと離れたくなかったら、体まるめてケージに体を合わせて頂戴!お金がないんだから、我が家の家計を理解して頂戴!」でした。

まるで貧乏な家庭に生まれたから、学校は公立高校ですませなさい。できれば大学は奨学金で行ってちょうだいね、というどこかで身近にきいたことのあるような話です。

まぁ、親孝行なわんこであるということですね。

少しずつ自分自身でできることを広げていこうと思っています。
何よりも大事なソートンを守ること、それが今、私が一番がんばらなきゃいけないことであります。


・・・
もちろん、仕事第一ですけどね。
でも、生活の潤いにソートンは欠かせません。


最近は日本人でモンゴルで犬を飼育し、日本に連れ帰る人も増えているようで、マイクロチップの読み取り機もマイクロチップもモンゴルで手に入るようになったのはとてもうれしいことであります。

再入国の手続きについては、獣医さんも知らないようなので、ちゃんと確認しなくっちゃ・・・。
ま、ダルハンプロジェクトの後でってことですから、続編は7月くらいにまた載せマース。