さて、シャーマン稼業にお疲れで、故郷で静養しよっかなぁ。。。と言ったまま、どうなったのかなぁ?と思っていれば、なぁんと、ここから1000km離れたツァガンノールソムから雑音だらけの電話で、「ただいま、とーちゃーく!」とかいう能天気な正吉の声。

お兄ちゃんにくっついて言ったらしいです。

「いつまでそっちにいるの?」とためしに聞いてみたら、
「んーとね、ツァガンサル終わるまではこっちにいようかなぁ・・・(≡^∇^≡)」

パンチ!

ええ、わかってます。単なるわがままです。

でも、私、1月下旬に、Hit and Awayで速攻用事を済ませて再び一時帰国のはずが、弁護士の手違いで、ビザの切り替えに手間取り、さらに、ダギーちゃんのおかげでクレジットカードの磁気部分に傷がつき使えなくなっちゃったおかげで航空券が買えなくなり、すんごい鬱々した気分で、犬の看病なんかやっちゃってるわけで。

八つ当たりすればするほどろくでもないことになる相手。それが正吉。

なので、できるだけ平静を装い、

「ふーん、じゃあ、皆によろしくね。次に会えるのは秋ぐらいかしらね?私、多分、ツァガンサル前に日本に帰るから。君はずっとそっちにいたほうがいいんぢゃないのぉ。。」と。

あぁ、クールに言うつもりが、最後の方、かなりいぢわる婆さんだ。
ねちっこくて、こういう言い方嫌い。

しかも、この日本語でのニュアンスがばっちりモンゴル語でも伝えられてしまうのよ、私。。。最低だぁ。orz

「うん、わかった。じゃあ、mongolも元気でツァガンサル楽しんでねぇ('-^*)/」

能天気っぷり。全然伝わっていません。
電話のノイズが激しいのと、元来があまり物事を深く考える機能がスペックに入ってない思考回路の彼なのです。おかげで喧嘩っぽい嫌な電話にはなりませんでしたが、不発弾をおなかに抱えたみたいで、なんだかすんごいやるせない気分です。

と思ってたら、7時間後にかかってきましたよ、電話。

「あのさ、ほんとにツァガンサル前に帰っちゃうの?僕、あさって飛行機でウランバートル戻ろうと思うんだけど・・・」

「まだ、わかりませんよーだ。だって、現金がないから、また仕送りしてもらうことになるだろうし、銀行のキャッシュカードをこっちに持って来ちゃったから、実家に頼んでお金下ろしてもらうわけにもいかないし。トムは病気だし。もうやんなっちゃうよ!!!!!」と私。

「そうなんだぁ。じゃ、ツァガンサルはこっちにいるんだね。よかった。ほんとはいて欲しかったんだニコニコ

「・・・ほんとに?」

「もちろん!でも、君は早く日本に帰りたそうにぶすったれてるしさ。僕が韓国から帰ってきてはじめて一緒に迎えるイベントじゃない。せっかくだから、帰るのやめなよ。」

・・・最初からそういってよ!

なんて、ぶーたれながら、ちょっと機嫌が直りました。