すくすく育っている子犬のトム。
父犬・ソートンとの親子対決もさらに激化。
仲はよくって、つくづく親子なんだなぁ、とおもうしぐさがいっぱいで、シェパードの親子飼育は大変といいつつも、なんとなくほのぼのとした幸せを感じる今日この頃です。

最近、トムのお気に入りの遊びは、自分の尻尾をおいかけてグルグル高速回転すること。留守番時にかわいそうとは思いつつも、彼のお気に入りの雪隠詰めコーナー、文字通り、トイレで監禁状態なのですが、その時に狭いスペースでできる遊びの一つとして始めたようです。

ソートンのまねっこが大好きなトムですが、トムの真似をソートンがすることも。
リビングルームで大きいのと小さいのが、グルグル一緒に回っている姿は、まるでフィギュアスケートのペアみたい。

ワクチンをまだ打っていないトムは、外で暮らす同じ年頃の野良犬たちとは遊べません。

本日は、雪の上で、ソートンが野良犬とおっかけっこに興じているのをちらり横目で見ながら、グルグル尻尾かじりの遊びを始めました。
それはそれはすごいスピードでグルグルまわっているうちに支点がずれてきちゃいました。
グルグルまわったまま、アイスバーンの傾斜に突入。
そして、グルグルしたまま、すごい勢いで、フェンスに激突!
なんというか、、、

トム、そのまま仰向けで左前足がブランブラン。
なんだか変な格好です。

あわてて私が近寄ると、いきなり火が付いたように泣き出しました。
なんか尋常じゃない鳴き声と、プランプランな前足。
トムは、クル病にかかってしまっているため、前足がちょっと変形。
ゆえに、正常かどうかの素人判断がつかないのです。
歩けないみたいで、その場にしゃがみこむトム。

やばい!もろい骨が砕けたか!!
ほほえましいドジ、と笑っていた私もにわかにあわてます。

野良犬の子供たちと遊んでいるソートンをあわてて呼び寄せ、トムを抱えあげて、家までダッシュ。

5階までソートンをリードでつないで、トムを抱いたままダッシュするのは、ひょっとしたら私自身が階段から転げ落ちて大惨事になる可能性も。
なので、ぐったりしているトムをアパート1階の小部屋に住む管理人のおばちゃん(モンゴル語だとジジュール)に預けて、ソートンと一緒に階段を駆け上がります。
ぜーはー、ぜーはー。ひゅーひゅー・・・
痩せなきゃ・・・まじ、痩せなきゃ・・・。

マフラーがはだけ、汗だくの額にほつれた髪がとってもみすぼらしい私。

ソートンの足を雑巾で拭き、留守番体制を整えてから、お財布つかんで再び、1階まで駆け下ります。

おばちゃんは「なんかおとなしくしているけど、大丈夫みたいよ?」

でも、素人判断で小さな生き物の将来をめちゃめちゃにするわけにはいきません。
すでに、私がぬくぬくと日本で癒しを求めていた間に、トムは貧弱な餌と1日中トイレでの監禁生活をしていたせいでクル病にかかってしまっていた。
素直で元気いっぱいに育ってくれている、とはいえ、いくら人間が忙しかったから、とはいえ、トムの病気は飼い主のエゴでかかってしまったもの。

もはや小さいとはいいがたいトムを抱きかかえて、車道まで走っていくと、運良くタクシーがつかまりました。
そのまま、かかりつけの動物病院「エネレル」へ。

ラッキーなことに今日は患畜も少なく、そのまま診察室へ。
美人で若々しい女医さんが担当してくれました。

すると・・・

「ただの打ち身みたい。骨には異常はなさそうです。クル病気味だけど、だいぶよくなってきていますね。時間はかかるけれど、根気よくバランスのよい食事を上げてください。」

とりあえず、ほっとしましたが、せっかくここまでタクシー代はたいて駆けつけたのですから、ただでは帰れません。
なので、ついこの前生後4ヶ月となったトムのパスポートと狂犬病や混合ワクチンなどの接種をしてもらうことにしました。

ソートンは獣医さんが女医さんである限りは、診察・治療に非常に協力的で模範患者なのですが、トムは落ち着きがありません。

でも体重計に乗るのだけは、好きですんなり乗っておとなしくしています。
体重11kg。
2週間で1kg増。

虫下しの薬を2ヶ月分(1ヶ月ごとに3日間飲ませる2回目と3回目です)をもらい、注射。

注射でまた暴れる暴れる。
あやうく私が注射されるところでした。

ともかく、これで外で野良犬とじゃれついても一安心です。

ところが、、、「足がなんともないんだから、帰りは歩いて帰ろうね」と言って、病院を出たら、、、さっき見てもらったのとは別の足をひきずるではありませんか!

あわてて右と左を間違えたか!

病院にそのままUターン。

女医さんも「さっき、触診した時はなんともなかったのに。どうしたのかしら?」

今度は狭い診察室ではなく、外で歩行状態を観察してもらいました。

で、結局、打ち身の痛みがまだ残っているだけ、ということで、過保護っぷりに病院の先生たちもちょっと和んでましたね。

ほんとは、ワクチン接種のときに、マイクロチップも埋め込んでもらおうかと思ってたのですが、先生が、ワクチンよりも太い針で埋め込むから、トムにはまだ無理じゃないか、と助言してくださったので、また今度、ということになりました。

ともあれ、無事でよかったです。

明日は、ソートンの診察と虫下しの薬をもらいにいきます。

人間並みの診察料、犬1頭4000tg。ワクチン接種と虫下しの薬2セット分でトータル20,800tg。(2000円)

でもエネレル動物病院は、先生方が親切でとてもフレンドリーなのと、患畜のこともよく覚えていてくれるので、何かと頼りにできます。

帰りは結局タクシーで戻ってきたのですが、昼食をとり、お昼寝をしたトムはすっかり元気になって、またグルグル遊びに興じてます。