日本からのプロモーションビデオ撮影に来るっていう話がどうやらお流れになりそうなので、会社のごたごた整理に専念しつつ、そろそろ一時帰国の準備もしたいなぁと思う今日この頃です。

さて、本日、突如、日本からの国際電話をいただき、文字通り「トントン拍子」でラジオに電話で生出演しちゃいました。
2年前にも出演させていただいたことのある九州の地方局KBS(だったかな?)のお昼の生番組だったんだけど・・・テーマとしては、「朝青龍問題に対するモンゴル地元民の反応は?」みたいなことだったみたいで、というのが最初の依頼でした。

このブログでも書いているけれど、おいらは正直、日本での「朝青龍問題」の報道については、とってもクールというか、右斜め45度でねじれてみちゃっています。
正直、貴重な公共電波をもったいない、無駄遣いだなぁ・・・

その分、真面目にがんばろうとしているドキュメンタリー番組の制作費に回してくれよーって思っちゃう。

今も、何チームか取材クルーがモンゴル駐在しているようですが、、、

8月下旬に「朝青龍の病気療養一時帰国」の際に、日本人の取材陣が大挙してモンゴルにやってきて、朝青龍と空港からのカーチェイスを繰り広げた・・・とかっていう話ぐらいで、もはや、こちらでは、新横綱・白鵬の9月場所優勝に話題はシフトしちゃってます。「子どもとの親善サッカー試合に飛び入り参加でイベントの花を添えた」国民的英雄・朝青龍が謹慎処分!というのは少なからずショッキングなトピックではありましたが、日本の報道陣がどういうあおり方をしようとも、やっぱりモンゴル人はクールです。

こちらで知らなかった人もずいぶん多いし、「郷に入っては郷に従え」というのはモンゴル人のモラルにもありますし、皆さん、朝青龍のごんたぶりはよくご存じなので、今となっては、「日本相撲協会の処分は厳しいけれど、われらの横綱・朝青龍はきっと怪我や精神的ダメージなどを克服し、長い謹慎処分にも耐えて、きっと復活してくれる」と信じるファンの気持ちだけっていう感じです。

「モンゴル通」「朝青龍通」な日本人や内モンゴルの方々が、一生懸命、朝青龍擁護論を出したり、「外交問題」だの「鉱山利権にかかわる」だのと一部騒いでいたようですが、そういう大げさな取り上げ方も、モンゴル国ではほとんどありません。

鉱山利権で困るのは、つまりは鉱山ビジネスをモンゴルで展開しようとしている日本人投資家の方や、そういったモンゴルでのビジネスをあっせんしようとしている方々であって、モンゴル人自身ではないっていうことなのかなぁ・・・

私としては、せっかく朝青龍の7月30日の緊急で日本に戻った飛行機の中でいっしょだった、しかも、5列くらいしか席が離れていなくって、成田空港での入国審査のゲートも並んでいたっていう、なんかすごい偶然があるだけに、朝青龍本人がノーコメントを通している以上、モンゴルだの日本のモンゴル人だの、在留邦人だのがやいのやいのというよりも、自分たちが見た事実だけを報道し、無理に世論を作らんでもいいんじゃないかしら?という感じだったので・・・ラジオが生放送でなんの私見や装飾、いじくりもないことと、どういう取扱いになるのか、ということを確認したうえで、モンゴル人の状況判断のクールさと、いつまでも朝青龍問題でひっぱろうとしているのは日本の一部報道陣だけですよー、ということをいっちゃってもOKという前提で出演させていただいちゃいました。

今、モンゴル現地で取材をした、といったところで、現地コーディネーターが、取材陣の意向にあわせて取材対象者をみつくろっているわけですし、朝青龍自身はノーコメントで治療・療養に専念しているわけですから、取材費や映像伝送費などでモンゴルにいっぱいお金は落ちるということと、モンゴルが日本のTVや雑誌などの大マスコミメディアに登場することの経済効果があるっていうくらいで、正直、私が取り組んでいる「取材コーディネート」・「映像制作」とはテイストが違うんですね。

たまたま、朝青龍一時帰国前後の時期に、毎年恒例の学術調査などで立て込んでいて、せっかくお声をかけていただいたにも関わらず、「朝青龍騒動の現地取材」関連の取材クルーは私個人としても、会社としてもお断りさせていただきました。

情報は自分が知っている、あるいは生情報の源にあたれたネタといった自分が自信をもって伝えられる部分を無料で提供させていただきましたが・・・。

そうはいっても、世論とかマスコミが狙うベクトルにみあった情報というのは出してません。
だって、くだらないのだもの。

擁護もバッシングも必要なし。

朝青龍自身が横綱としての正念場をどう乗り越えるのか、それを見守るだけです。

だから、マスコミはそっとしておこうよ、というのがスタンスである以上、お金になるってわかってても、朝青龍がらみの取材はごめんなさい、でした。

てなわけで、素直に、「日本では朝青龍騒動がいまだ盛り上がり、モンゴル現地取材情報という形で、日本大使館への抗議デモがあったり、対日感情が悪化している、、、みたいに言われていますが、実際のところ、どうなんですか?」という当たり前の疑問でぶつかってきてくれたラジオ番組で一言言わせてもらっちゃった・・・っていうのはまぁ、自分的にはよかったのかな、と思います。

冬になると、暇をもてあまし・・・というかまったりと休息・充電に時間を費やしたいという気持ちが強くなるため、こんな感じの生ラジオ番組で、「海外在住日本人の話を聞いてみよう」企画のお相手をさせていただくのも、ちょっとした気分転換なのです。

ところで、まじで、まだ「朝青龍のモンゴル療養」トピックってワイドショーネタになってるんですか?

眠れる獅子でありながら、話題提供し続けるなら、やっぱ、大した人ですよ。朝青龍。

そう思いませんか?