ダギーちゃんの弟は、モンゴル国の陸上ナショナルチームの選手です。
種目は・・・競歩。
じみーなスポーツではありますが、子供の頃から、スタスタ歩いて羊や牛を追い続けて鍛えた遊牧民出身の彼の脚は強靭でオフロードでもアスファルト道路でもなんでもござれ。競技人口が少ないからライバルも少ない・・・いい目の付け所!?
昨日20日の朝から全国大会があったのですが、ダギーちゃんの弟、ナショナルレコードを3分も更新してのぶっちぎり優勝ヾ(@^(∞)^@)ノ!
この大会は、北京オリンピックの代表選考会も兼ねていて、タイのバンコクで行われるユニバーシアード2007の参加資格も獲得したんだけど・・・
競歩がじみーなスポーツなだけにモンゴル国陸連も選手派遣のお金は出してくれず、自己負担・・・
1000ドル以上もかかる自己負担を、遊牧民出身でまだ大学1年生の彼や、研修医のダギーちゃんに負担できるわけもなく・・・国際試合は断念です。
春には、日本での国際大会の出場権も獲得したのに、やっぱり資金不足で・・・
でも、このときは、地元フブスグル・オラーンオールの有志が寄付金集めして、やっとこすっとこ資金調達ができたのに・・・
日本大使館がビザ発給をしてくれなかったとのこと。
理由は・・・「モンゴル国のスポーツ選手は、日本で本来の国際試合参加という目的を達成せずに日本国内で行方不明になり期間内に帰国しない人が多いから」
がーん・・・そんな理由。
初めて、頼る人もいない日本にこれから行こうとする、Go To北京オリンピックの夢と希望に膨らんだ19歳の少年が、我が祖国・日本の拒絶した理由が、先例により・・・とは。
がっかりです。
確かに青森であった冬季アジア大会で、アイスホッケー選手が、試合する前に消えた(未だモンゴルに帰国したという話は聞かない)とか、アメリカに親善試合で行った野球のナショナルチームの主力選手がそのまま不法滞在しちゃってる・・・らしい。
正規の研修生でいったはずのモンゴル人が、パスポートをおいて集団脱走。。。
過疎地域の農村などで単純労働していたり、風俗系に流れていった人もいる。
などなど不法滞在・不法就労も少なくないとは聞いていたけれど、初めて、しかもモンゴル国代表としてがんばるぞ!って意気軒昂で、地元の人たちもなけなしの金を振り絞って寄付金集めして、やっとのことで、日本国へ、しかもいつも応援してくれているmongol姐さんの祖国を見ることができる!って家族みんなも喜んでいたのに・・・
もっとモンゴル国陸連の選手管理がしっかりしていれば、日本にいけたのだろうか?
発展途上国のアジア人にとって、もっともビザが取得しづらい国、それが日本だとも言われます。
裏道ビザ取得なのか?「ビザ付パスポート売ります」みたいな謎の新聞広告が出回っちゃうくらい、難しい・・・らしい。
今年、日本国籍のモンゴル旅行もビザ取得が義務付けられています。
去年は大モンゴル国建国800周年記念ということでノービザで、日本人の訪問数も1万人の大台もかるーく突破していたけど、外交樹立35周年というのに、ビザ取得制に逆戻り。。。
もしかしたら、モンゴル人の日本への観光目的の渡航もノービザにするのが筋だ!とか色々議論があったのかな?
大相撲観戦とか色んなことで日本に行くモンゴル人の数も増えていると思うのですが、もっともっとフェアでハートフルで、誠実な一般庶民にも門戸を開ける国であって欲しい。
お金や権力や人脈を持っている人たちだけが日本を行き来し、日本人と交流し、モンゴルの顔、みたいになるんじゃなくて、もっともっと庶民同士の交流が出来るようになって欲しい、と心から願います。
私は、ダギーちゃん弟の国際試合出場が資金調達が出来ないために断念っていうことでがっかりしているというのに、ご本人は、「お金がなければ出られないんなら、しょうがないよ。僕はフブスグルのナーダム見に帰る!」と競技会があったその日の夕方には長距離バスで帰郷しました。
21-22日はフブスグルの県庁所在地・ムルンで、「ダンシグ・ナーダム」があります。
ダギーちゃん達のお父さんは、モンゴル相撲のアイマグの「ザーン」の称号を持つお相撲さん。
私もオラーンオールでの野外調査中に大変お世話になった人たちのひとりです。
元気になってて、会社の話もすっきりしてたら、私も行きたかったんだけどな。
知らない人が出るナーダムよりも、知り合いが参加しているナーダムの方が断然面白いから。
ダギーちゃんの家族親戚は結構スポーツ得意な人が多いんです。
今回の国際試合は参加できなかったけど、おいらの貯蓄が自由に引き出せるように、健全な財務管理ができるようになった暁には、バックアップしてあげたいって思ってます。
がんばれ!日本&モンゴル
種目は・・・競歩。
じみーなスポーツではありますが、子供の頃から、スタスタ歩いて羊や牛を追い続けて鍛えた遊牧民出身の彼の脚は強靭でオフロードでもアスファルト道路でもなんでもござれ。競技人口が少ないからライバルも少ない・・・いい目の付け所!?
昨日20日の朝から全国大会があったのですが、ダギーちゃんの弟、ナショナルレコードを3分も更新してのぶっちぎり優勝ヾ(@^(∞)^@)ノ!
この大会は、北京オリンピックの代表選考会も兼ねていて、タイのバンコクで行われるユニバーシアード2007の参加資格も獲得したんだけど・・・
競歩がじみーなスポーツなだけにモンゴル国陸連も選手派遣のお金は出してくれず、自己負担・・・
1000ドル以上もかかる自己負担を、遊牧民出身でまだ大学1年生の彼や、研修医のダギーちゃんに負担できるわけもなく・・・国際試合は断念です。
春には、日本での国際大会の出場権も獲得したのに、やっぱり資金不足で・・・
でも、このときは、地元フブスグル・オラーンオールの有志が寄付金集めして、やっとこすっとこ資金調達ができたのに・・・
日本大使館がビザ発給をしてくれなかったとのこと。
理由は・・・「モンゴル国のスポーツ選手は、日本で本来の国際試合参加という目的を達成せずに日本国内で行方不明になり期間内に帰国しない人が多いから」
がーん・・・そんな理由。
初めて、頼る人もいない日本にこれから行こうとする、Go To北京オリンピックの夢と希望に膨らんだ19歳の少年が、我が祖国・日本の拒絶した理由が、先例により・・・とは。
がっかりです。
確かに青森であった冬季アジア大会で、アイスホッケー選手が、試合する前に消えた(未だモンゴルに帰国したという話は聞かない)とか、アメリカに親善試合で行った野球のナショナルチームの主力選手がそのまま不法滞在しちゃってる・・・らしい。
正規の研修生でいったはずのモンゴル人が、パスポートをおいて集団脱走。。。
過疎地域の農村などで単純労働していたり、風俗系に流れていった人もいる。
などなど不法滞在・不法就労も少なくないとは聞いていたけれど、初めて、しかもモンゴル国代表としてがんばるぞ!って意気軒昂で、地元の人たちもなけなしの金を振り絞って寄付金集めして、やっとのことで、日本国へ、しかもいつも応援してくれているmongol姐さんの祖国を見ることができる!って家族みんなも喜んでいたのに・・・
もっとモンゴル国陸連の選手管理がしっかりしていれば、日本にいけたのだろうか?
発展途上国のアジア人にとって、もっともビザが取得しづらい国、それが日本だとも言われます。
裏道ビザ取得なのか?「ビザ付パスポート売ります」みたいな謎の新聞広告が出回っちゃうくらい、難しい・・・らしい。
今年、日本国籍のモンゴル旅行もビザ取得が義務付けられています。
去年は大モンゴル国建国800周年記念ということでノービザで、日本人の訪問数も1万人の大台もかるーく突破していたけど、外交樹立35周年というのに、ビザ取得制に逆戻り。。。
もしかしたら、モンゴル人の日本への観光目的の渡航もノービザにするのが筋だ!とか色々議論があったのかな?
大相撲観戦とか色んなことで日本に行くモンゴル人の数も増えていると思うのですが、もっともっとフェアでハートフルで、誠実な一般庶民にも門戸を開ける国であって欲しい。
お金や権力や人脈を持っている人たちだけが日本を行き来し、日本人と交流し、モンゴルの顔、みたいになるんじゃなくて、もっともっと庶民同士の交流が出来るようになって欲しい、と心から願います。
私は、ダギーちゃん弟の国際試合出場が資金調達が出来ないために断念っていうことでがっかりしているというのに、ご本人は、「お金がなければ出られないんなら、しょうがないよ。僕はフブスグルのナーダム見に帰る!」と競技会があったその日の夕方には長距離バスで帰郷しました。
21-22日はフブスグルの県庁所在地・ムルンで、「ダンシグ・ナーダム」があります。
ダギーちゃん達のお父さんは、モンゴル相撲のアイマグの「ザーン」の称号を持つお相撲さん。
私もオラーンオールでの野外調査中に大変お世話になった人たちのひとりです。
元気になってて、会社の話もすっきりしてたら、私も行きたかったんだけどな。
知らない人が出るナーダムよりも、知り合いが参加しているナーダムの方が断然面白いから。
ダギーちゃんの家族親戚は結構スポーツ得意な人が多いんです。
今回の国際試合は参加できなかったけど、おいらの貯蓄が自由に引き出せるように、健全な財務管理ができるようになった暁には、バックアップしてあげたいって思ってます。
がんばれ!日本&モンゴル