いやー、波乱万丈な展開が続く中、ご心配をおかけしております。
情けない・・・

イケテナイ女にダメンズ男・正吉・・・と思っていたのですが、なんか、帰って来ましたよw

犬の餌13kgと点滴液と腎臓の炎症によいとかいう、モンゴル産の生薬エキスをしこたま抱えて。

一日、頭を冷やして反省したようです。

まぁ、よかった・・・のかな?
というのも、2頭のシェパードを一人で散歩させるという大混乱で、オートロックの玄関ドアを、鍵をポケットに入れるのを忘れたまま閉めてしまった夜11時・・・
のっぴきならない状況に自分も陥っていたので、合鍵持ってる奴が戻ってきてくれたのは、実に助かりました。

もし、ダメだったら、ドア鍵職人にSOSを出し、$50相当のお金を払って鍵を開けてもらわねばならず、、、そんなお金ない!みたいな感じだったので。

ソートンとジェリーちゃんも、締め出されたおかげで、たっぷり1時間半もお散歩デートを楽しんでいたのでご機嫌状態。散歩フィールドと、駐車場が隣接しているので、2頭で仲良くお出迎え、っていう感じ。

2頭は実は双子?っていうくらい毛色も似ているのですが、ソートンの方が、ちょっとおっとりしています。

んで、ソートンを正吉君が、私がジェリーちゃんのリードを持って、仲良くご帰宅です。

そして・・・昨日は、怒りの余り、出すのを忘れていた、というお土産披露。。。

ジャジャジャジャーン、とばかりに取り出すフブスグルはツァガンノールの知られざる名品の数々。

◎トナカイミルクのチーズ
◎魔よけ用の「ラクダの尻尾」と呼ばれる植物
◎自家製ボーブ(揚げ菓子)とアーロールというヨーグルトチーズ
◎魚の瓶詰め(これはプンプン怒りながらも冷蔵庫に入れていたらしい)
◎お香用のネズの木の枝
◎雪蓮花(モンゴルではバンセンベルーと呼ばれてます。雄株と雌株があります)
◎クマの腎臓10日分1セット

そして、、、袋に厳重にしまわれていたものが、取り出されると・・・

えもいわれぬ異臭が・・・

それまで、羊の骨とかしゃぶりつき、アーロールをもらってご機嫌だったソートンとジェリーちゃんの顔色が変わり(ってか毛皮に覆われててわかんないけど、目がいきなり点になってた)、そして、表情が敵意むき出しの攻撃モードになりつつ、、、ウーッとうなりつつ、でも2頭なかよく後ずさり・・・


小熊のミイラ?
正吉君は、「これを見つけるのに苦労しちゃったんだよ!ぬいぐるみだよ。特別プレゼントラブラブ


なんか、生々しい感じで、すんごい匂いです。
ほこりだらけというか、ゴワゴワしている。。。

何よりも、夜中12時近いのだから、君達静かにしてくれー。ソートンとジェリーがパニクり状態。

得意そうな正吉君には申し訳ないのですが、このままでは当然のことながら、、、家の中に飾るのは、無理です


クマの腎臓を乾かしたものを粉末状にしてお湯に混ぜて10日間飲むんだそうです。
どんな抗生物質よりも効果ありなのだ!と鼻の穴を膨らませて力説する正吉君。

唖然としましたが、なんか、ま、いっか。。。みたいな?

彼の天然おとぼけっぷりが「どんだけー」なのか、ちょっと知りたくなってきた。

正吉君いわく「君が正論なのは、自分でもわかってるんだけど、ごちゃごちゃ筋道だてて説教されると、反抗したくなっちゃうんだよ!ごめんね。これからは喧嘩しないで仲良く暮らそうねラブラブ

私が怒らずにいられるかどうか・・・それは君次第なのだよ。正吉君!

正吉、27歳の反抗期・・・?
田舎のモンゴル人は12-13歳くらいから一人前の働き手としてみなされるため、いわゆる日本の中学生あたりが「わけはないけど、とりあえず反抗期は通過しなくっちゃ!」的な荒れる時期というのがないのです。
しかも、家族親戚一同、皆、天然系なので、あんまり口論とかもなく、すくすくと思うがままに生きていた正吉君にとっては、今がちょうど「野生動物の馴化過程」みたいなものなのかしらん?

私も、荷物まとめて、とっとと出て行きやがれ!的な応戦体制で出迎えたのも悪かったかな・・・と。

といいつつ、正吉君のカバンはいまだ、メゾネットの下の階においてあります。
「見るたびに怒りがこみ上げる」と正吉君は言うけれど、
「そんなら、自分で持って上がればいいじゃん!」といったら、、、

「こんな重いもの、どうやって持って上がるのさ!!!ぜーんぶ荷物まとめて、よくもまぁ、階段独りで下りれたよね!ショック!だって。

そう、怒髪天をつく勢いだったからこそのバカ力

なので、それこそ自分でも信じられなーい!
んで、ためしに何キロくらいあるのか量ってみたら、、、約50kgありました。
うちの母親よりもはるかに重い。。。

バカです。

でも、自分でも笑っちゃったのは、プンスカしていたくせに、正吉君の田舎から持ち帰った異臭を放つ汚れ物を洗濯し、奴の好きなジュースとか買っちゃって、「帰るコール」でなぜかボーズ(蒸し餃子)の準備なんかイソイソしていた。。。

お互いの意思疎通というか、情報伝達の表情や態度が違うからすれ違うことも多いけれども、まぁ、そういうことも含め、人生二人三脚、ということなのだろうか・・・

と、チャンチャン!とまるくおさまったところで、翌朝である本日、お兄さんに呼び出されて、某有名歌手のだんな様のお祓い儀式の介添え役でセレンゲアイマグというウランバートルから北に行ったところに旅立っていきました。

二人とも家に落ち着けない、各地を飛び回る暮らしに慣れてしまっているから、やはり家を整えるって大変だなぁ、、、と思いつつも、もうちょっと状況を受け止めてみようかな、と思っております。

それから、、、
支援物資の件等、ご心配ありがとうございます。
まだ弊社元マネージャーが私書箱の鍵を返却してくれてないので、郵便物は私には届かない、と思っていただいたほうがよろしいかと思います。

こんにゃく温シップ、さっそく試してみてます。
micanmicanちゃん、アドバイス、ありがとー。
小豆はこっちでも売ってるからさっそく試してみます。

乳製品・たまご・肉がダメって、、、
モンゴルでは何も食べられなくなっちゃうよー、みたいな、病気ですね。腎臓病。

昨日、弊社のモンゴル人共同出資者と会ったんだけど、、、やっぱり、根拠なしで、でっちあげ証拠で私を脅しているというか、、、いじめていることは明らかになったので、なんか逆にほっとしたというか、笑っちゃう、、、というか。

闘います。日本語読めるスタッフまで雇って、このブログもチェックしているそうなので、宣戦布告です。

私のことを「良く言う人よりも悪く言う人の方が、このモンゴルには多いってこと、しかも、モンゴル人も日本人もそうだっていうことが、お前の人格から出た、身から出た錆だ。おれのことを弁護してくれる人は100人探すのだって簡単だけど、お前は嫌われ者だから、よく考えて、お互いが損のない解決を考えたほうがいいぞ。おれはビジネスマンだから、「払うものは払う。もらうものはもらう」それだけだ。来年、おれが経営している不動産仲介業の会社は、株式市場に上場する。今だって、資本金は3億ドル近いけど、来年になればもっともっとでかくなる。取引だって、1万世帯プロジェクトに関わることになっているから、お前が社長だ、とふんぞり返ってる会社なんか屁でもない。お前が「隠した収入」全部とは言わないが、おれの取り分と出資額(でもほんとは現金なんか1トゥグルグも出してないんだよね。4年中古の韓国車アクセントを物納だったから。しかも自分でずっと乗ってたし)をもらったら、あとはお前の会社が倒産しようが、解散しようが、どうだっていいから、とっとと縁を切りたいんだ。云々・・・」とのたまっていました。

ふーん・・・と思いました。
でも、確かに私と相性悪い人って多いと思うんですね。
だって、本能的に「あ、この人の言ってること筋が違う」って思ったら、私のほうがダメになっちゃうし、だまって引き下がれずに闘ってしまうから。バカです。

とはいっても、自分にやましいことなんかない。
自分が空気が読めない人間だ、と言われようが、関係ない。
影でこそこそ悪口言ったり、人の商売の邪魔をしようと事実無根の書き込みをネットでばらまいたり、っていうことで、私をつぶそう、私たちの活動を貶めよう、とする人間も、もう怖くない。

皇太子殿下のオーラに触れて、ハイテンションでご機嫌になり、心が洗われたようになり、そして正吉君と仲直りができて、2頭のシェパードに全面的な信頼と愛情を注がれて、そして、友達に心配してもらったり、応援してもらったり、助けてもらったり、、、支えてくれる人たちがいっぱいいるってことで勇気100倍です。

誰かに張り合おうっていうことじゃなく、誰かを傷つけようってことじゃなく、だけど自分の筋は通したいし、信念は貫き通したい。

なぁなぁで仲良しできる人は確かに100人もいないかもしれないけれど、仲間だって思えて、何かあったらいつでも助け合えるっていう信頼関係がある仕事仲間だったら、100人どころか1000人だっている。

それが20年間、モンゴルという国とがぶりよって付き合って培った「縁」というものです。
モンゴル国で暮らすことでぶちあたる、色んな困難やハプニングにへこたれそうになることもあるけれど、それ以上に素晴らしい出逢いが授かれる、この国はそんな不思議な魅力とパワーがあるのです。

心身共に土俵際なここ1,2ヶ月ですが、モンゴル相撲は、手をついても負けないんです。
途中で休憩したっていいんです。
相手の前に膝をついて屈服しなければ、まだ勝負は終わらない。

というわけで、SHさんのいうような「彼女」とは思われてないんだと思うけど、それ以上に私たちは「かけがえのない相手」のようです。

そういえば、「彼女」っぽい扱い、受けたことがないよ・・・。
「彼女」って、指輪もらったり、街で腕組んだり、ベタベタしたり、チヤホヤされたり、貢がれちゃったりする人のことなんでしょ?多分。
・・・ないです。うん。記憶にない。

そういう「甘えたい」時期というのがないままに、なんかテンヤワンヤで波乱万丈な状況に直面しちゃって、バタバタと忙しく、やりくりだのなんだの、って翻弄されてしまっているので、未熟な私も混乱しているのでしょうな。。。

でも、「お金がない」ってある意味、よいのかな?
だって、「ほんとは持ってるんだろ!けちんぼむかっ」みたいな下らない喧嘩にならないしね。

とりあえず、正吉君が持ち帰ったボーブとアーロール、冷凍庫いっぱいの羊肉と魚の瓶詰め、それに「犬の餌」の粟があれば、まだ数日は暮らせます。

いや、もちろん、ちゃんと粟は犬にも与えますよ。

つーか、やっぱ、私は情緒不安定ですな。
皆様ご指摘のように、「かーなり悲惨な状況」にいることで、それなりに精神的、肉体的なダメージを受けてるんだろうな。。。

でも、負けない!
ホームドクター・ダギーちゃんの献身的な往診や、ダギーちゃんの愉快な仲間達である若手ドクター達の一生懸命さは、きっと私を治してくれるって信じてます。

久々の点滴で、12本残しておかなきゃいけないはずの静脈を、すでに3本破裂させちゃったので、これからが心配だ・・・という状況はさておいて。

金の亡者だと、私をののしる、お前らにその言葉、そっくりそのままノシつけて返してやる!

たとえ、身体がボロボロになったところで、おいらの精神は鍛えられ方が違うのだ、というのを見せ付けてやるぜ!

アンチパワーは強いけど、仲間パワーはもっと強いのだ!と自分を奮い立たせている本日、ウランバートルは風弱く晴天なり。